最近防衛庁のホームページ「お知らせ」欄はほとんど書き込みがなく休眠に近
い。昨日突如以下の書き込み。例の「ミニ三島事件」。午前中段階での報告です
が、何か間の抜けたお役所的な書き方。「21歳くらい」なんて普通言いますか。
「不審船」には発砲したくてしょうがない防衛庁、「不審者」には発砲しなかっ
たのでしょうか。
なお、この少年の言う?「米国の内政干渉」の記事を一部だけ転載します。
−−−−−−−−以下原文のまま転載−−−−−−−−−−−−−
11.6.10
人事教育局衛生課
お知らせ
防衛医科大学校不審者侵入事案について
本日、防衛医科大学校学生舎に不審者が侵入し、学生1名を人質に学生
舎1階に立て籠もった。
・侵入者概要:21歳くらい。男性。ナイフ及びスプレー所持
・不審者要求文:別紙のとおり
・人質:兒玉 章宏(こだま あきひろ)第1学年
07:39 学生からの通報により、訓練教官が現場に急行訓練教官に対し
て要求文及び2Ocmほどの鉄パイプを投げつけた。
07:45 学校警備に通報するとともに、所沢警察に通報依頼
07:55 所沢警察到着
10:30現在 警察約30数名が学生舎を包囲し、説得中
人質はロープで縛られている模様
別紙
一 日本国憲法を破棄すること。
二 米国、露国、韓国に侵略されている国土を奪還すること。
三 米国などの内政干渉を受けないこと。
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以下の記事全文は
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/1999/9906/990610c.html
を見てください。
−−−−−−−以下 記事抜粋−−−−−−−−−−−−
琉球新報 1999年6月10日(木)
米軍の制服兵士が巡回 地位協定上問題も
【沖縄】仲宗根正和沖縄市長とゲーリー・H・ヒューイ在沖海兵隊基
地司令官(准将)、嘉手納基地を管理するジェームズ・B・スミス第1
8航空団司令官(准将)は9日会見し、米軍が沖縄市の繁華街の一
部を対象に米兵の立ち入りを禁止したオフリミッツ(立ち入り禁止
令)を7月9日から解除、解除に伴い米軍が制服兵士による巡回指
導を行うと発表した。米軍による基地外パトロールの実施について
県警は「基地外の治安責任は県警にあり、地位協定上、疑義があ
る」としている。また、巡回実施が国の出先機関や県への事前連絡
がなかったことから、那覇防衛施設局が急きょ情報収集に当たるな
ど、日本側に戸惑いが広がっている。
基地外パトロールについて米軍は事件事故の未然防止を図るの
が目的とし(1)武器は携帯しない(2)事件等発生の際は直ちに県警に
連絡する(3)営業妨害にならないよう配慮(4)警察当局の権威に触れ
ないよう配慮する―としている。
日米警察管轄権に波及か
県警は「基地外の治安維持責任は県警にあり、日米地位協定に
抵触する恐れがある」との見解を示し、米側と早急に協議する必要
性を強調した。県基地対策室も「制服でパトロールするとなれば、日
米双方の警察管轄権に問題が生じるのではないか」と指摘してい
る。
仲宗根正和沖縄市長によると、合意に至る過程で市側は私服で
のパトロールを求めてきた。だが嘉手納基地司令官のジェームズ・
スミス准将は共同記者会見で「軍人に適切な行動をさせる軍の責任
を目に見える形で示す」と、制服着用の原則は譲れない考えを示し
た。
−−−−−−ここまで−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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Masahiko Aoki
青木雅彦
btree@pop06.odn.ne.jp
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