さすが「周辺事態安全確保法」とは書けなかったみたいね。古新聞を読む感じではあっ
た。
戦闘機が白神山地上空を飛んだと、米軍は事実を認めた。自衛隊は否定。
日米新ガイドライン関連3法成立と、有事法未制立の違いかしらね。もうこれからは飛
んで何が悪いといいたいところかも。
船舶検査もとり残されちゃったけど3党が世話してくれるらしいから。これもおかしな
話。
山本安正・前海上幕僚長の話(河北、5月25日)
従来欠けていたものがようやく一つ整った。日米間の信頼関係を深め、周辺事態への
対応の法的基盤ができた意義は大きい。自衛隊の活動は国民の支持が大前提だが、ガイ
ドライン関連法の審議を通じ安全保障に対する国民の理解は深まった。今後は削除され
た船舶検査条項の審議を進め、今国会中に成立させるとともに、有事法制ついてもなる
べく早期に立法化に着手すべきだ。周辺事態での自衛隊の「武器使用」に厳格な制限が
与えられるのは当然だが、一方で現場の指揮官が判断を迷わずに対処できるような手続
きを整備する必要かある。
右往左往するのは自衛官ばかりではないようなのだが
朝日、読売、毎日、河北、秋田さきがけ、赤旗各紙(5月19、24、25日)より
青森、秋田両県にまたがる世界自然遺産地上空で、戦闘機とみられる航空機の低空飛行
がたびたび目撃された問題で、米軍三沢基地は24日までに青森県に対して同山地上空
で飛行訓練していたと文書で回答。
青森県自然保護課では、今月六日、イヌワシの生息状況を調べている調査員が今年三
月から四月にかけて白神山地上空で目撃された戦闘機の低空飛行七件に関して、飛行時
事実の有無、所属、機種を仙台防衛施設局三沢防衛施設事務所を通じて問い合せていた
。
これは青森県が今年二月の白神山地巡視員会議で低空飛行が確認された後、猛きん類
の調査を委託している「青森イヌワシ調査会」のメンバ−らから、三月二十四日からの
一ヵ月間を対象に同県内の低空飛行目撃情報を収集し、同事務所を通して照会したもの
。
同課によると、米軍三沢基地はこのうち四件については該当する時間帯に戦闘機が訓
練していたことを認め、残る三件については無回答あるいは否定。機種の特定、詳細な
飛行ル−ト、高度は明らかにしていない。所属も明記されていないが、同基地に所属す
る第三十五戦闘航空団所属のF16とみられる。
青森県では航空自衛隊にも同様の問い合わせていたが、七件すべてについて「飛行の
事実はない」と回答。
低空飛行について、五月十八日に開かれた環境・林野・文化三庁と秋田・青森両県で
作る「1999年度第1回白神山地世界遺産地域連絡会議」で青森県は、防衛施設局を
通じて米軍と自衛隊に自粛を申し入れた3月8日以降、青森県側同山地付近でさらに八
件の目撃情報が寄せられたと報告。この内1件は「3月31日午前10時56分。暗門
の滝(西目屋村)」と特定。また五月二十三日に開かれた「白神山地世界遺産地域巡視
員会議」では、巡視員から「今月上旬に以前と同じコ−スで戦闘機が二機飛んでいるの
を家族がみた」との報告があり、事務局の東北森林管理局では、引き続き飛行コ−スな
ど詳細な目撃情報の提供を要請。
しかしイヌワシへの影響調査は、青森県が2001年まで3ヵ年計画で専門家に意見を
聴取する意向を示したが、環境庁は「県の結果を踏まえて考えたい」とするにとどまっ
た。米軍への自粛要請に対しては「回答は出ていない」と報告。秋田県側での同日の会
議でも、巡視員から「申し入れをしたのにもかかわらず、5月上旬に低空飛行があった
」「戦闘機の爆音は、どの程度だとワシタカ類に影響があるのか」などの意見や質問が
出た。
東北森林管理局、同青森分局、秋田県、環境庁は、目撃情報は入っていないとした。