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*#3108 イベント・集会情報
★タイトル (KWB17942) 99/ 5/14 1:34 (123)
ユーゴへの空爆反対集会・デモ
★内容
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「ストップ ザ 空爆 ユーゴに平和を 市民集会・デモ」のお知らせ
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「空爆反対ネットワーク」というNATOによるユーゴ空爆に反対する運動
ができたことを知り、4月30日(金)に早稲田奉仕園で行われた会議に参加
しました。
「空爆反対ネットワーク」では5月16日(日)に集会・デモを行います。
以下が、「個人的」な参加の呼びかけ、および集会・デモの要領です。
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「ストップ ザ 空爆 ユーゴに平和を 市民集会・デモ」への参加のお願い
3月24日から始められたアメリカ合州国をはじめとするNATO(北大西
洋条約機構)軍によるユーゴスラビアへの空爆は、今なお続いています。この
空爆により、多くの人々が犠牲になっています。
私たちは、アルバニア系住民の人権を抑圧するユーゴのミロシェビッチ政権
を支持することはできません。しかしユーゴ政府の人権抑圧政策は、NATO
がユーゴを空爆することの、そしてユーゴの一般の人々を殺すことの理由にな
るのでしょうか?
NATO諸国は、パレスティナの人々を抑圧するイスラエルや、セルビア系
住民を抑圧するクロアチアや、東ティモールの人々を抑圧するインドネシアや、
フジモリ政権のペルーに、空爆を行ったでしょうか? そこには明らかな不公
平があります。
今回の空爆は、アルバニア系住民をも殺しているではありませんか? また
空爆により多くのアルバニア系の人々が難民となりました。こういった点から
言っても、アルバニア系住民への人権抑圧を理由として空爆を行うことの矛盾
は明らかではないでしょうか?
空爆が、ユーゴ国内におけるミロシェビッチ体制の支持を強化していること、
そしてミロシェビッチ政権の偏狭な民族主義に反対する民主的な勢力を困難な
状況へと追い込んでいることも指摘しておきたいと思います。空爆は、逆効果
であると言わざるをえません。
空爆には、劣化ウラン弾が使用されていることも報道されています。湾岸戦
争時にイラクへの攻撃に使われた劣化ウラン弾が、イラクの人々の生命を蝕み、
多国籍軍側の兵士の生命をも蝕んでいることを私たちは思い起こさなければな
りません。また空爆により、有害な物質がドナウ川を汚染していることも伝え
られています。反核、あるいは自然環境の破壊に反対するといった観点からも、
空爆には反対すべきではないでしょうか?
私たち日本に住む人間は、今回の空爆を対岸の火事と見る訳にはいきません。
新「日米防衛協力の指針(=ガイドライン)」関連法案では、今回の空爆の際
にドイツが果たしたのと似た役割を想定されていることが有識者から指摘され
ているのです。そのことは、NATO諸国がユーゴの人々を殺傷しているよう
に、私たちの住んでいる日本社会が、アジア・太平洋地域など日本の「周辺」
の国々の人々を殺傷する体制となることを意味しています。また今回の空爆は、
国連の承認すら得ていないものですが、新「ガイドライン」関連法案のもとで
同じことが起きるのではないでしょうか? 空爆に反対することと新「ガイド
ライン」関連法案に反対することとは、つながっているのです(但し、5/1
6(日)に行われる「ストップ ザ 空爆 ユーゴに平和を 市民集会・デモ」
は、「空爆反対」を最大の一致点としていることを御了承ください)。
軍事力によっては紛争を解決すること、平和をつくることはできません。空
爆をすぐにやめさせるべきです。何よりも、ユーゴで普通に暮らしている人々
のかけがえのない生命が既にたくさん奪われているのです。橋と石油精製施設
をほぼ全面的に破壊されたユーゴは、交通が寸断されたために、食糧難が起こ
るのも間近だと言われています。人道の点から言って、これ以上空爆を許して
はなりません。空爆に反対して、ドイツでは5万人規模の行動が、イタリアで
は10万人もの規模の行動が行われたと聞きます。私たちも、NATOによる
ユーゴへの空爆をやめさせるために行動を起こしましょう!
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「ストップ ザ 空爆 ユーゴに平和を 市民集会・デモ」が下記の要領で行
われます。是非とも御参加ください。
日時:5月16日(日)午後1時より
午後1時30分集会開始、午後2時30分デモ出発、
午後4時30分解散、雨天決行
場所:東京・港区六本木の桧町公園
(防衛庁裏・地下鉄日比谷線六本木駅下車)
参加団体の発言を受けた後、日比谷公園へ向けてデモを行います。デモ終
了後、米国大使館への申し入れも行う予定です。
主催:空爆反対ネットワーク
・Mirの会 連絡先:木村元彦 PHS:070-5881-0437
ホームページ:http://mir.koide.net/
E-mail:mir@koide.net
・日本・ユーゴスラヴィア協会
連作先:土田純二 TEL:03-3555-0058
090-1848-3798
042-376-3197
・旧ユーゴの子どもたちを支援する会
連絡先:安藤八重子 TEL/FAX:044-866-5785
・ヤブカ基金−旧ユーゴの子どもたちを援助する会
連絡先:中山康子 TEL/FAX:03-3924-2342
「空爆反対ネットワーク」は、ユーゴ空爆の停止をNATO、特に米国に求
めること、空爆停止のための国際的イニシアティブを日本政府にとることを求
めることを運動の趣旨としています。
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「空爆反対ネットワーク」は、前述したとおり、4つの団体で構成されてい
ます。特にMirの会は、東京新聞夕刊(4月17日)で紹介されていますが、
ユーゴの人々と「顔の見える交流」を実践してきた人たち、ユーゴのことを好
き人たちが立ち上げた市民運動団体です。空爆をやめるよう求める米国大統領
へ向けての署名を行ったりしています。代表の木村元彦さんは、「Numbe
r」というスポーツ誌に記事を書いたりしているノンフィクションライターで
す。もうひとりの代表の小出淳二さんは会社員です。
Mirの会の人たちは、もともとサッカーが好きで、日本に来ているユーゴ
出身のJリーグの選手が好きな人たちです。Mirの会のホームページには、
ユーゴ大使館で行われた集会に参加したJリーグ名古屋グランパスの「ピクシ
ー」ドラガン=ストイコヴィッチ選手、アビスパ福岡のネナドゥ=マスロバル選
手、浦和レッズのジェリコ=ペトロヴィッチ選手、ガンバ大阪のアント=ドロブ
ニヤック選手、清水エスパルスのズドラヴコ=ゼムノヴィッチJrユース監督
の写真と発言が載せられています。
今回、こういった普通の人たちが、空爆に反対して立ち上がっていることに
私は少し感動しました。こういった良心的で普通の人たちと協力して、戦争の
ない、そして軍隊・基地・核兵器のない平和な世界を目指そうではありません
か。5月16日(日)に行われる「ストップ ザ 空爆 ユーゴに平和を 市民
集会・デモ」によろしく御参加ください!
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文責 伊達 純:KWB17942@biglobe.ne.jp
VYC14442@nifty.ne.jp
TEL/FAX:(042)771-7027
1999年5月14日(金)