ご存じのように、昨日(4月26日)午後4時40分頃、衆院特別委員会で周辺事
態法案が自自公の共同修正のうえ可決されました。密室(ホテル)で修正協議が行わ
れ、修正案が委員会に公式提案されてからの審議はたったの3時間だったとのこと。
今日(27日)は午後1時から衆院本会議です。終日国会前で抗議行動が予定されて
います。
26日夕方の議面集会・請願デモなどの模様をホームページに掲載しました。デモ
は主催者届け出では100人だったそうですが、約400人が抗議のために集まりま
した。
http://www.jca.apc.org/~kaymaru/Guideline/990426-1.html
26日の朝日朝刊には「自公のシナリオ通り」と書かれています。(東京15版)
============================= 一部引用 ===============================
公明党の「自自公」歩み寄りは「Xデー」通りの二十五日夜だった――ガイドライ
ン関連法案の早期成立に一貫して協力してきた公明党には、どうしても乗り越えなけ
ればならない条件があった。(1)早期の衆院解散・総選挙を回避する (2)統一
地方選後半戦が終わるまで自自公合意は表に出さない、の二点。これらの条件を確保
し、公明党は法案修正に向けて自民党と描いたシナリオ通り、自自公路線にまた一歩
、踏み込んだ。
(中略)
自民党には、小渕恵三首相の訪米までに参院の審議入りが可能なぎりぎりの日程だ
。公明党にとっては、ガイドライン法案に複雑な思いを抱いたり、自自公路線に違和
感を持つ人が少なからずいる創価学会会員からも統一地方選で応援してもらいやすい
。「二十五日が過ぎたら強行採決だってOKだ」。修正協議にあたった公明党議員は
、こう言ってはばからなかった。
(中略)
「ガイドライン法案では協力した。今度は自民党が中選挙区制復活で協力する番だ
。政策を助けた『与党』を捨てるのは許されない」。冬柴氏は周辺にこう語り、後半
国会では党の生き残りをかけた衆院の選挙制度改革で自民党の譲歩を迫る。 (後略
)
=============================== 引用ここまで ===============
小渕にとっては、クリントンに「いい子いい子」してもらうためには26日はぎり
ぎりのタイミング。宗教政党にとっても学会員をだますためのこれまたぎりぎりのタ
イミング。政党の利害のためにまた一歩戦争への道を踏み出した。まあ、政党とはそ
んなもんだろうが、なめられたものだね〜。なお、公明党沖縄県本部は関連法案につ
いて「容認できない」と党本部に要請しています。
なお、民主党は、周辺事態法には反対、自衛隊法改正案と日米物品役務相互提供協
定改正案には賛成。この党もピリッとしない党だね。
関連ニュース:
http://news.yahoo.co.jp/headlines/
http://iij.asahi.com/
・元従軍看護婦が訴え ガイドライン関連法案反対の集い
・防衛指針法案、衆院特別委で可決 自自公3党の共同修正
・ガイドライン関連法案で、衆院委採決を批判 土井党首
・新ガイドライン関連法案に異議 公明党沖縄県本部
・ 参院にガイドライン特別委設置
・小沢氏、長男の船出見送り ガイドライン法案可決の日
・<防衛指針>「自自公」体制の定着、自民党内YKKの影響力低下(毎日新聞)
・<防衛指針>国会関与あり方十分議論されず 文民統制が課題(毎日新聞)
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・日米新ガイドライン 周辺事態法案 資料
http://www.jca.apc.org/~kaymaru/Guideline/guidelines.html
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MARUYAMA K. kaymaru@jca.apc.org
2GO GREEN (JCA-NET)
http://www.jca.apc.org/~kaymaru/2GG_JCANET.html