京都の比嘉です。こんにちは。
今日、沖縄・与儀公園で戦争協力法・ガイドライン法案の廃案をめざす県民大会が
ひらかれました。採択されたアピールをご紹介します。
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県 民 へ の ア ピ ー ル
ー戦争のない基地のない平和で豊かな21世紀の沖縄・日本を創ろう一
県民のみなさん
今、国全では、私たちの未来を大きく左右する法律が審議されています。それは周
辺事態法案など戦争協力法案です。私たちは、その法案の廃案をめざしてここ与儀公
園に結集しました。
ガイドライン・周辺事態法とはなんでしょうか。米国ではウォーマニュアル、戦争
の手引書と言われています。
政府は、戦争放棄の第9条を持つ日本国憲法、平和憲法を根本的に否定し、日本を
「戦争をする国、戦争に参加する国」へと変えていこうとしているのです。しかも米
軍への協力として、民間空港や港、病院、公共施設までを提供して日本をまるごと「米
軍基地」にしようとしています。
県民のみなさん
沖縄では、今から54年前の1945年初夏、3ケ月にもわたり、地上戦が行われ20数万
人の尊い命が奪われました。鉄の暴風が荒れ狂い、逃げ場も失い、それは悲惨で汚辱
にまみれた地獄絵そのものでした。沖縄戦だけではありません。第2次世界大戦では、
日本全刻で310万人、アジアでは2,000万人もの犠牲者を出したのです。
私たち県民は、沖縄戦の痛苦の歴史的経験、教訓から二度と再び戦争を起こすまい
と決意し、世界へ平和を発信してきましたた。ところが、戦後も復帰後も米軍は居座
り、
今でも全国の米軍基地の75%が狭い沖縄に集中しています。
県民のみなさん
思い起こして下さい。4年前の米軍によるあの悲惨な事件を。そして今まで起きて
きた事件や事故を。私たちはあの時誓い合いました。これ以上の犠牲者は絶対に出さ
ないと。これ以上沖縄に基地はいらないと。
県民のみなさん
私たちは日米両政府に基地の縮小・撤去を強く訴えてきました。しかし日米両政府
がSACO最終報告で出した答えは、あらたな基地建設や基地の県内たらいまわしで
した。私たちはこのような日米両政府の沖縄施策を断じて認めるわけにはいきません。
さらにガイドラインによって沖縄の基地機能を強化しようとしているのです。自治体
や空港や港湾、そこで働く人たち、そこで生活する人たちすペてを巻き込んで。これ
ではまるで戦前の「国家総動員法」そのものです。
県民のみなさん
このままでは、平和な未来が遠ざかります。みんなで声を出し、戦争はいやだと言
おう。基地はいやだと言おう。戦争放棄の国際平和主義、基本的人権の尊重、主権存
民を大原則とする日本国憲法を守ろう。
戦争のない基地のない平和で豊かな21世紀の沖縄・日本を創ろう。
1999年4月13日
戦争協力法・ガイドライン法案の廃案をめざす県民大会
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比嘉明子 higa@jca.ax.apc.org http://www.jca.ax.apc.org/~higa/
☆NO!THANKS!☆ 周辺事態法案に反対
http://www.jca.ax.apc.org/~higa/anti-guideline/index.html
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