Date: Fri, 09 Apr 1999 01:02:11 +0900
From: Masahiko Aoki <btree@pop11.odn.ne.jp>
To: keystone@jca.ax.apc.org
Subject: [keystone 1290] Re: A-10が地上攻撃実施
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Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

At Thu, 8 Apr 1999 16:16:03 +0900

>                                                  [TO: aml, keystone]
> 島川です。
>
> A-10が地上攻撃を実施したというニュースです。
> 1)「DEFENSE PRESS SERVICE」と 2)「DoD News Briefing」から。
>
> 1)は、数日前にコーエン国防長官が、「米国のアパッチ・ヘリ、A-10、その他の
> NATO軍」が「戦車・装甲兵員輸送車」への攻撃を強化すると述べていた、と報じ
> ています。
>
> 2)では数カ所にA-10の地上攻撃実施について、米統合参謀本部のウオールド空軍
> 少将の解説があります。
>  *昨日A-10が参加してコソボ南西部に大規模な攻撃を実施し28目標を破壊した。
>   本日はNATO軍のA-10と空母ローズベルトの海軍機が行動中。
>  *A-10は攻撃に大戦果を収めた

>In the days ahead, Cohen said, U.S. Apache helicopters, A-
>10s and other NATO forces will increasingly attack tanks,
>armored personnel carriers and individual ground units as
>
 A-10が投入されていて、攻撃が装甲車に対して行われているというのが米軍の
発表ですから、そうなると劣化ウラン弾が使われている(装甲を貫徹するために)
可能性が非常に高いと見なくてはなりません。
 しかし米軍はどうやって戦車等を仕留めたかは公表したがらない、劣化ウラン
を使っているとは言いたがらないため、確認は難しいのかもしれません。記者会
見の場で誰か記者が切り込んでくれればいいのですが・・・
 しかしコソボ難民の帰還を要求しつつ、その地を劣化ウランで汚染するという
のはちょっと信じられない感覚ですが、「戦争だから」という一言ですべてが許
されるようです。
 とにかく劣化ウランの使用は、人道上、国際法上の大問題ですので(だから米
軍のブリーフィングで曖昧な答えで逃げていた)、何か情報を得られた方は知ら
せていただくことを希望します。

 ちょっと別の問題ですが、日経の記事「NATO、ユーゴ報道機関を空爆へ 」
【ブリュッセル8日=品田卓】は、「北大西洋条約機構(NATO)は8
日、ユーゴスラビア・サラエボのテレビ局やラジオ局など報道機
関を空爆の対象にする方針を決めた。フランスのリシャール国防
相が8日の会見で明らかにした。ユーゴ政府が市民に対する情
報操作に使っていると判断、市民をこうした情報から遮断する。」

と報道。報道機関と言うか、マスコミが「情報操作」しているというのはどこの
国だってそうではないですか。戦争の時には、お互い「情報操作」をやり合うの
がむしろ普通。沖縄の劣化ウラン弾の問題だって、情報操作のため日本人は政府
を含めてその事実を知らなかった。情報操作をしていたペンタゴンは、爆撃の罪
に値するということ?
 

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     Masahiko Aoki
     青木雅彦
     btree@pop11.odn.ne.jp
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