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> 歴史が教えるように、そしてチョムスキー氏が別の学者を引用して語ってい
> るように、「人道的介入」つまり、暴力をやめさせるための暴力を認めてしま
> うと、結局はそれを抑制する論理がなくなってしまい、無制限なエスカレーシ
> ョンを止められなく恐れがあるということです。実際NATOの空爆の「非人道行
> 為」を止めさせる、とNATO諸国を爆撃する国が出てきたとしても論理的にはお
> かしくない。
アゲイン桜井です。本当に’何でもあり’で戦争を始めるリスクが大きくなって
しまいます。BBCがCIA長官にニュースの途中でインタビューしたところ、
ロシアが地中海に海軍を配備し空爆反対を表明しているがという問いにはロシア
はIMF融資を有利に運びたいホンネがあってそういうパフォーマンスをしてい
るのだとカラリと言いきっていました。(じゃあ自分たちのホンネはどうなんで
しょうか。)また国連憲章違反という意見があるがといわれたら、問題はジェノ
サイドを解決することだとかわしていました。目が真剣だったので恐かったで
す。こういう確信犯が一国の安全を司っているのが恐ろしい。どこかの国の防衛
庁のオヤジのようですね。話変わって、そういえばエリツィン大統領は一時ゾン
ビのようだったのに最近精力的になってきたように見えませんか?人間こういう
状況になるとエキサイトして体調も上向きになってくるんでしょうか。防衛庁の
オヤジたちがいつも血色いいのは常に有事を想定しているからなんでしょうか。
そういうひとたちの言いなりになっている国会議員は皆一様に宦官化してしまっ
たのでしょうか。
ま
> た数日前まで地方自治体と地域住民によって大量の難民が受け入れられてい
> たアルバニア北部とマケドニアでは既に限界を越えており、
昨日の報道ではモンテネグロはもう結構という態度で、難民はコースを変えてア
ルバニアに向かわされているということでした。空爆支持のドイツはどさくさに
まぎれて数日前、「ユーゴ政府はコンセントレーションキャンプを造っている」
とか表明したようですが、他民族迫害はドイツ人だけじゃないんだというデモン
ストレーションなんでしょうか。こういう状況になると各国政府のホンネや性格
がいろいろ現れてきて興味深いです。それにしても世界で一番情けないのは日本
政府という事実は明らかです。