米海兵隊無罪評決の続報です。
asahi.com3月6日
http://iij.asahi.com/flash/finternational.html#finternational_640
======================== 一部引用 ===============
米大統領、米軍機の切断事故で「深い遺憾と謝罪の意」
クリントン米大統領は5日、訪米中のダレーマ・イタリア首相との共同記者会見で
、(中略)「惨事の責任は米国にある」と述べ、「深い遺憾と謝罪の意」を表明した
。ダレーマ首相は「責任者の処罰」を要求した。両首脳は、(中略)協定(NATO
軍地位協定)」の改正は必要ない、としながらも、(中略)「イタリア駐留米軍の軍
事行動、演習、訓練、飛行などの安全についてのあらゆる運用規定」を見直すことで
合意した。
ダレーマ首相は、(中略)、「米軍機の低空飛行で惨事を招いたことは、異常で受
け入れがたいことだ」と述べた。さらに、米海兵隊の大尉を無罪とした4日の米軍法
会議の評決に「ショックを受けた」と語った。
首相は「スケープゴートは求めないが、公正な裁判を通じて、最終的に責任の所在
をはっきりさせ、その人物が罰せられて初めて、われわれは満足できる。大統領の発
言には感謝するが、いまは満足という言葉を使えるわけがない」と厳しい口調で述べ
た。
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イタリア国防相がNATOとの地位協定の見直し示唆
(前略)イタリアのスコニャミリオ国防相は5日、声明を発表し、北大西洋条約機
構(NATO)軍の任務中に起きた事件・事故の一次裁判権は兵士らの所属国にある
と規定している米軍とNATO加盟国との多国間地位協定(NATO軍地位協定)の
見直しが必要だとの考えを示唆した。
(中略)国防相の声明は「国家の司法権に制限を加えている国際協定の条項を見直
すべきだ」としている。
これは、NATO加盟国の司法権を制限している協定の一部見直しを示唆している
もので、犠牲者を出したドイツやベルギーなどからも同様の意見が上がっている。今
回の評決を引き金に欧州では反米世論が高まっており、4月に創設50周年を迎える
NATOの結束を弱めかねない要素をはらんでいる。
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当然といえば当然ですが、日本の反応とはかなり違うようです。
Yahoo!の特集に詳しいニュース等が掲載されています。
Full Coverage:World News:Italy Stunned By Marine Pilot's Acquittal
http://headlines.yahoo.com/FC/World/Marine_Jet___Cable_Car_Disaster/
News Stories
・Italian premier: Punishment needed in cable car accident - CNN (03/05/99)
・D'Alema, Clinton meet amid rising US-European tensions - AFP (03/05/99)
・Clinton Apologizes To Italians - AP (03/05/99)
・Marine Offers Gondola Apology - AP (03/05/99)
・Clinton Tells Italy U.S. 'Not Ducking Responsibility' - Reuters (03/05/99)
・Clinton 'horrified and heartbroken' by cable car accident - CNN (03/05/99)
・Clinton sorry for ski tragedy - BBC (03/05/99)
・Clinton Regrets Italian Cable Car Accident - Reuters (03/05/99)
・Clinton Meets with Italy's D'Alema - AP (03/05/99)
・Clinton, Italy Leader Discuss Cable Car Disaster - Reuters (03/05/99)
Related Web Sites
・Captains ARS Defense Fund - friend and supporters of defendants Richard
J.
Ashby, William L. Raney II, and Chandler P. Seagraves
・Italian Ministry of Foreign Affairs
・United States Marine Corps
・EA-6B Prowler
・Aviano Air Base - where the Marines were stationed when the accident
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上記の「Captains ARS Defense Fund」(被告側の支援基金)のサイトに有る資料の
中に、問題の航空地図が載っています。やはりダムの真上を飛んで、そこから急旋回
するコースとなっています。
http://www.clis.com/prowler/Default.htm
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MARUYAMA K. kaymaru@jca.ax.apc.org
2GO GREEN
http://www.jca.ax.apc.org/~kaymaru/2GG_JCANET.html