湯布院の浦田です。こんにちは。
地位協定第5条に関して、青木さんより関連情報をいただき、ありがとうございまし
た。
ところで
2月12日まで行われた日出生台での米海兵隊実弾砲撃演習について
防衛施設局に質問状を出していましたが、
13日になって、以下のような返事が返ってきました。
(すべて電話での回答。録音してそれを起こしました。施設局は何度言っても文書回
答を拒否)
これまでほぼ3、4回ほど、質問をだし、回答をもらってますが、
その中でも今回の回答は特にひどく、
「知らぬ、存ぜぬ、中央に聞いてくれ」に終始しています。
この回答の後ろに、回答をもらっての疑問点を2点ほど付けています。
関連情報をお持ちの方はおしえていただけますと幸いです。
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■米海兵隊演習の発射弾数に関して
●(1)先の大分合同新聞記事で、防衛施設局の委託職員がその日の米軍の
事前発射弾数について、知っていたという記事がありましたが、これは事実ですか。
●(2)防衛施設局自体は、米軍の発射弾数について、事前に知らされているのですか、
あるいは知らされてないのですか。
【防衛施設局回答】(1)(2)について
福岡防衛施設局としては発射弾数について事前には知らない。大分合同新聞に載
った
記事については、あくまで一個人の民間人の方が発表したことであり、私たちの
方から話をしていたことはない。
●(3)沖縄では毎日、演習終了後に那覇防衛施設局が問い合わせに対して、
その日の発射弾数を答えていたようですが、これまで再三にわたって住民自治体が
求めた演習に関する重要な情報である発射弾数を本土での演習で公表しない理由は
なんですか。
●(4)また、今後は、発射弾数を公開するつもりがありますか。公開しないつもりで
あれば、その納得のいく理由をお答え下さい。
【防衛施設局回答】(3)〜(4)について
施設局としては、前日に米海兵隊の実施する射撃時間を公表しているところです。
それ以上の情報を事前に有しているということはない。発射弾数については中央
(施設庁)で対応すると聞いている。それ以上は本庁に聞いてほしい。問い合わ
せは
「防衛施設庁実弾射撃移転訓練実施支援本部」に聞いて下さい。(3)の理由は
わからない。
■弾薬輸送に関して
●(5)1度目の輸送で、自治体にさえも通達なしに輸送がおこなわれたことについて、
県知事からも遺憾の意の表明がありましたが、その後、日出生台への追加の弾薬輸
送は、
現在までにおこなわれたのですか?
●(6)おこなわれてないとすれば、今後自治体等に通達するつもりがありますか?
【防衛施設局回答】(5)(6)について
輸送問題については中央(防衛施設庁業務科)で対応しているため承知していな
い。
弾薬輸送の情報に関しては、安全等の問題、警備上の理由もあるので一切公表し
ていない。
今後も公表するつもりはない。余った米軍弾薬の輸送に関しても公表しない。
地位協定第5条の民間船適用問題は、こちらの担当ではないので防衛施設庁業務
課に
聞いてほしい。
■米兵の外出に関して
●(7)1月27日の先発隊到着以降、これまで日出生台にきた米海兵隊の外出は行われ
ていますか。
●(8)それには「米軍使用協定」にあるとおり、「防衛施設局職員の同行」が行わ
れましたか。
●(9)演習休暇日とされる明日、2月11日に米海兵隊員らの外出はありますか
【防衛施設局回答】(7)〜(9)について
米海兵隊は地位協定上、日本国内の行動の権利が認められており、また個人の人
権の観点からも
外出等の行動の自由が認められているところである。また海兵隊の外出にかんし
ては、
防衛施設局がガイド、案内を提供するとともに海兵隊と調整されるその他の措置
をとる。
外出そのものの日程ははっきり分かった時点で公表する。外出先について、ケリ
ー中佐が、
別府や福岡の名前を出したということは承知しているが、具体的には未定。
■米海兵隊員の飲酒について
●(10)以前、日出生台演習場内にある飲酒店「クラブ・日出生台」での飲酒について
尋ねたところ、施設局広報の田中さんは「そりゃあもちろん飲んでますよ」と答え
ましたが
(録音も残っています)、その後も海兵隊員らはお酒を飲んでますか。
●(11)ケリー中佐は「演習が終了するまでは海兵隊員は酒を飲まない」と言ったよ
うですが、 このくい違いに関して、納得のいく説明をお願いします。
●(12)また、先日のブリーフィングで、「海兵隊の年齢構成は19、20」と答えた様
ですが、
アメリカでは21歳にならないと飲酒は法的に許されていません。「最高度の規律」
確保を
約束している海兵隊員が法律を破って飲酒を行うのを、国が認めてしまうのは大問
題と言えますが、
これについて、どう思われますか。
【防衛施設局回答】(10)〜(12)について
米海兵隊は最高の規律を保持していると承知している。ブリーフィングの際、ケ
リー中佐は
「海兵隊の実弾射撃訓練期間中は飲酒しない」と述べている。
米国における飲酒年齢は州によって異なり、日本の様に全国的に定まっている
飲酒年齢はないと
承知している。また米海兵隊は「日出生台演習場内外において年齢21歳未満の海
兵隊員には
飲ませない」と述べている。今回の海兵隊員の年齢が必ずしも全部が19、20歳な
のかは承知
していないが、ケリー中佐は「年齢21歳未満の海兵隊員には飲酒をさせない」と
言っている。
19、20歳がお酒を飲むことはない。飲めばそれなりの軍法判断とかにかかるので
しょう。
19、20歳が飲むことはないと思いますよ。
(10)に関してはこの前に電話で回答をもらったが、「当初、ビールなどの自動販
売機の前で
米海兵隊員が集まっていたので、お酒を飲んでいたのであろうと思ってコメン
トをしたが、
その後、ケリー中佐がお酒を飲まなかったと言うのであれば、たぶんあれはお酒を
飲んでたのではなく、隣にはジュースの自動販売機もあったし、お酒以外のものを
飲んでたのだではないかと今では思っている」と訂正した。
●追加質問:昨日演習が終了したはずなのに、今日2月13日の午前11時ぐらいから
砲撃音の様なものが聞こえましたが、これは何の音ですか?
【防衛施設局回答】13日は米軍が演習場内の清掃をしていると聞いている。
米軍が155ミリ砲を撃っているということはない。不発弾の処理とか他に信号弾とか
いろいろなものがあるので、そういったものを完全に処分して帰るのだろう。
(信号弾も撃ったんですか?と確認すると)信号弾に関しては自衛隊の話で、
米軍がそれを撃っているかどうかは承知していない。不発弾処理に関しては、
施設局としても米軍側から通知がないので、現段階では確認できていないので、
現在問い合わせている。
(再度、広報田中さんより電話あり)
米軍からの連絡では、弾着地を含めて演習地を清掃。その際弾着地で不発弾を発
見。
米軍が発見現場において爆破処理。今回の処理の中で米軍の不発弾は一発のみ。
残りは自衛隊のもの。これについても安全管理上、米軍が処理した。
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疑問点1:質問10〜12について、米軍の沖縄でのあるいは他の在日米軍基地内外にお
いての
飲酒年齢制限はどのようになっているのでしょう。
疑問点2:米海兵隊は、演習が終了した翌日に演習場内の清掃をおこない、
その際、今回の米海兵隊演習の不発弾一発と、ともに自衛隊の不発弾六発
を発見。
爆破処理をしたそうです。単純に考えると、「ふだん沖縄で不発弾処理を
してこなかった
米軍が、ふだん不発弾処理をしている(はずの)自衛隊の不発弾を6発も
発見して、
ついでに処理してやった」なんてのはなんだかへんな気もします。
演習開始前の米海兵隊ケリー中佐のコメントでは、
「不発弾はほとんど出ることはないだろう」としていました。
この「米軍による自衛隊の不発弾処理」は特に問題ないのでしょうか。
また、他の地域でもこのような米軍による不発弾処理の際に、
自衛隊の不発弾が見つかったりして、その処理がおこなわれたことがあるの
でしょうか。
関連情報をお持ちのかた、教えていただけますと幸いです。
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浦田龍次(うらたりゅうじ) Ryuji Urata
〒879-51大分県大分郡湯布院町川上1525-12
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