(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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Date: Tue, 2 Feb 1999 10:26:31 +0900 (JST)
From: "NOMURA; Osami" <peace-st@jca.ax.apc.org>
Subject: [aml 10931] 前田寿夫講演会概要報告
野村修身です。
このお知らせは、"aml","G-BRAIN"に投稿します。転載を歓迎致します。
ダブッテ見ている方には、申し訳ありません。
1月30日に行われた、元防衛研修所第一研究室長:前田寿夫氏の講演の要旨を
報告を致します。同氏は70歳をはるかに超える高齢とはとても思えない、明快
な口調と冷頑な論旨を披露されて、日米安保の矛盾を示されました。
なお、この講演の内容は、2月13日に発行する<市民平和訴訟の会・東京>の
ニュ−スレター最終号に掲載する予定です。ご希望の方は、実費(200円ほど?)
にて送りますので、送付先をお知らせ下さい。
○冷戦の終結とソ連の崩壊で、アメリカ国内では、兵力削減を要求する世論が高
まった。ボトムアップレビューとは、この世論に対抗して、いかに兵力を削減し
ないようにするかの画策をしたものである。
○日米安保は、現在では、どちらかが破棄を通告すれば、1年間で解消できる協
定となっている。ところが、永遠に続くかのような錯覚に陥らせられている。
○日本に対する北朝鮮の攻撃目標がもしあるとすれば、在日米軍基地しかあり得
ない。在日米軍基地こそが、極東の緊張をもたらしている。
○米国と中国の間の話し合いにより、相互に、本土に対するミサイルの照準を日
常的には外すことにしている。しかし、在日米軍基地への照準はそのままになっ
ている。何かがあったら、真っ先に攻撃されれるのは在日米軍基地となっている。
○戦闘行動に含まれない後方支援などあり得ない。日米安保新ガイドライン関連
法案に対する政府の答弁は、事実を全く示していない。
○米軍の情報操作で、ごく部分的な情報しか伝わらず、しかも誤った情報となる
危険性も極めて大きい。このような状態で新ガイドラインを受け入れたら、日本
が誤った情報の元に、戦争にのめり込む危険性は極めて大きい。
○日本は国連の名のもとにやることには、盲従することで知られている。だから、
アメリカは国連の旗をかついで軍を進めるが、都合が悪くなれば、いつでもほう
り投げてしまう。
○諸悪の根元は、日米安保である。
[以上]
NOMURA; Osami
e-mail ; peace-st@jca.ax.apc.org
http://www.jca.ax.apc.org/peace-st/
Peace Suitors at Tokyo
<市民平和訴訟の会・東京>
(追伸)
前田寿夫さんは、次の会合でも講演されます。こちらにもお出かけ下さい。
(案内ビラより転載、補遂:ここより最後まで)
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祈景気(軍縮DE)回復 不況ニッポン脱出講座 安保編
−−軍縮は日本を豊かにする!?−−
不況不況とさわいじゃいるが その元凶は、実はコレだった!?
軍事予算の膨張は、リストラの道
オキナワの「県政不況」は’国家不況’
いまこそ米軍のリストラを!!
’99年2月27日(土)13時より
シニアワーク東京にて(JR飯田橋駅東口歩5分。ホテルエドモント隣)
参加費1000円
経済から安保を斬る!
「沖縄経済の幻想と現実」来間保男さん
(沖縄国際大学商学部教授。第26回(98年)伊波普猷賞受賞)
「国家予算にみる軍事費」前田寿夫さん
(元防衛庁防衛研修所第一研究室長)
主催:「わたしたちにとって安保とはなにか」実行委員会
TEL/FAX 03−5670−4837(加藤)
*賛同人になってください!! 1口1000円
郵便振替口座=安保シンポ実行委員会 00150-9-58212
(なお、お名前を公表なさりたくない方はその旨をお知らせください)
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(案内ビラより転載、補遂:ここまで)