(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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Date: Thu, 4 Feb 1999 01:46:12 +0900
From: Toshimaru Ogura <ogr@nsknet.or.jp>
Subject: [aml 10960] "Zenkoku FAX Tsushn" No. 32
こんにちは。小倉です。以下定例のファックス通信です。
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全国 YY YY YY YY YY 通信
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'97ガイドライン安保・有事法に反対する
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●「'97新ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」の、ファクシミ
リと郵送での購読料は半年間3千円です。
●この「電子版」は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
開していますが、*是非カンパをお送りくださるよう*お願いいたします。
下記の郵便振替口座をご利用ください。
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'97新ガイドライン安保・有事法に反対する 全国FAX通信【電子版】
No.32 1999年2月2日(月2回発行)
東京都千代田区三崎町3−1−1 近江ビル4階
TEL:03-5275-5989
FAX:03-3234-4118
Eメール:tokada@jca.ax.apc.org
購読料 3000円(半年間)
郵便振替 00110-4-408708 全国FAX通信
*〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
*全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
*バックナンバーは
http://www.jca.ax.apc.org/~toshi/NoG_News/NoG.index.html
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目次
●いよいよ「2・14戦争協力を許さないつどい」間近!
私たちの手で「春一番」を吹かせよう!(於:日比谷公会堂)
●ていこうせん
●【長崎】日々重ねられていく数万の署名簿を前に切迫感と焦りが!
新ガイドライン関連法を実際に止めるために何ができるか
●【大分・湯布院】米海兵隊実弾砲撃演習反対! ピースアクション99
●【浜松】NO! 新ガイドライン NO! AWACS 2月行動へ
●【東京・練馬】練馬区で日米共同演習に抗議する1・24行動
●【神奈川】「朝鮮半島において周辺事態が発生した場合 周辺事態法は必要」
沢田秀男横須賀市長の議会答弁の撤回を! 意見広告を成功させよう
●【東京・三多摩】1・24市民シンポジウム 自治体アンケート報告
●【大阪】周辺事態法を廃案へ! 戦争協力をしないさせない! 1・21関西集会
●沖縄ニュースクリップ 1/16〜1/29
●1・27 国会行動、さらに緊急署名を!
●憲法「調査会」設置に反対の声を!
●「思いやり予算」違憲訴訟・東京−−2/2 第4回口頭弁論の傍聴を!
●3・21 ピースアクション【名古屋】
●和歌山県知事に対して周辺事態法案に反対の申し入れ
●各地集会・行動予定(2/7〜2/20)
●Fax通信・事務局からのお知らせ
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いよいよ「2・14戦争協力を許さないつどい」間近!
私たちの手で「春一番」を吹かせよう!(於:日比谷公会堂)
電車の中で雑誌の吊り広告を見ていると、やや鎮静化していた「北朝鮮(による
)危機」キャンペーンが前にも増して加熱してきたように思える。記事の真相はと
もかく、新ガイドライン関連法案成立へ向けての、大きな「後押し」として作用す
ることはまちがいない。これを「契機」として一気に進めてしまいたい、推進側の
思惑を、ついつい考えてユウウツになる。
さて、2月14日までひと月を切った1月20日、最後の実行委員会が開かれた。概
ね、前号で報告された事務局会議での議論を全体で共有化するということがなされ
たわけだが、あらためていくつかの決定事項を確認しておきたい。
(1)沖縄からのゲストは名護・ヘリ基地反対協の安次富浩さん、広島からはピ
ースリンク広島・呉・岩国の湯浅一郎さん。長崎は日程があわず不参加(別途、緊
急署名提出を含めた行動を計画中)。(2)講演として前田哲男さん。(3)横須
賀、厚木、横田の活動報告に加え、米軍艦寄港をめぐるフィリピンの国会での情勢
報告など。また労組、議員などの発言は、前号からさらに参加が増えた。(4)デ
モは日比谷公会堂から銀座を経て東京駅八重洲口へ向けて行われる。(5)開場か
ら開始までの時間帯に、アトラクションを行う。(6)2月6日(土)午後3時か
ら、新宿駅西口において、実行委員会として街頭情宣を行う。
その他、細かい点は事務局預かりとなった。チラシも新たに呼びかけ人となって
下さった人や集会内容を加えた新しいものが準備され、チケットの配布も順調に(
?)進んでいる。どうか、各地域、催しでのチラシ配布・チケット販売(金券扱い
・前売500円)にご協力を! そしてもちろん、参加・賛同者の拡大を!
相も変わらず「人も知恵も足りない」状況ではあるが、そして何をどうすればそ
こから脱却できるかすらわからない状況ではあるが、多くの「人と知恵」と出会い
、共有していくことをさらに模索していきたい。すでに、小樽、浜松をはじめ各地
からつどいへの参加の連絡が寄せられている。そうした全国的なつながりを深める
と共に、日頃なかなか交流する場を作れていない関東/首都圏のそれぞれが交流す
る場に、このつどいがなればと思う。
というわけで、当日はプラカード、横断幕、鳴り物、オモチャ、風船、なんでも
アリアリ、思いついた「街宣グッズ」を持って(あるいは手ぶらで)お集まりくだ
さい。また、6日の情宣活動にもぜひご参加を。私たちの手で、関連法案を吹き飛
ばす「春一番」を巻き起こそう! (事務局・水垣)
春一番、新ガイドライン関連法案を吹きとばせ!
2・14戦争協力を許さないつどい
日時●2月14日(日)午後1時から3時半
場所●日比谷公会堂(JR有楽町、新橋、地下鉄日比谷、霞ヶ関)
参加費●前売500円/当日600円
集会内容●講演:前田哲男/連帯の挨拶:安次富浩(名護ヘリ基地反対協)、湯浅
一郎(ピースリンク広島・呉・岩国)、労働組合ほか/国会報告:各党議員/全国
各地の運動体から/集会後デモ
主催●同実行委
連絡先●沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(090-3910-4140)
憲法を生かす会(03-3226-8756)
'97ガイドライン安保・有事法に反対する全国FAX通信(03-5275-5989)
郵便振替●00150-2-92442(賛同金1口:団体3000円、個人1000円)
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ていこうせん
ある著名な文学者が日本語の乱れをなげいて、小学校での国語教育の充実を訴え
た。しかし「周辺事態」の周辺とは地理的概念ではないという政府の主張と、「地
域の外側に近くそれを取り巻く部分」という辞書の解説との食い違いに頭を悩ませ
た子供が、ナンダ日本語を混乱させているのは政府じゃないかとおもうのは当然の
なりゆきだ。周辺事態法案の本質的部分は素通りして、あたかもその成立を既定の
事実であるかのように、もっぱらその修正についてあれこれ言う。言葉の空中浮遊
だ。新聞もまたそれを虚実おり混ぜて面白おかしく書きたてる。この法案がもって
いる危険にたいする緊張感のカケラもない。新聞も言論人も、かつて一度は反省を
したはずだ。反省は結構だが、反省したけどまた間違えましたという反省は、誠実
な人間のすることではない。(ゆ)
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【長崎】日々重ねられていく数万の署名簿を前に切迫感と焦りが!
新ガイドライン関連法を実際に止めるために何ができるか
国会論戦が始まった。マスコミの報道量も格段に増加してきた。これまでなかっ
た緊迫感が出てきた。いよいよこれまで続けてきた反ガイドライン運動の真価が問
われるときだ。問題は、いかにしたらガイドライン関連法の成立を実際に止めるこ
とができるかである。
平和運動の国民的な推進母体が解体した中で見栄えのする大きな運動はつくりえ
なかったが、民主党や地方自治体を敵に回して攻めるのではなく、なんとか味方に
つけようと考えてきた。「国以外の者による協力」をうたう周辺事態法であるから
、米軍支援を強いられる地方自治体と民間、すなわち地域社会と職場が当事者なの
だと強調してきた。地方自治と基本的人権を侵害させないことを運動の重要な論理
とした。そんな中で私たちが実施した自治体アンケートで、長崎県は周辺事態法が
成立すれば「その具体的な内容如何によっては住民生活や地域経済活動に少なから
ぬ影響を及ぼすものであると懸念している」という回答を出してきた。
県民の会が独自に行ってきた署名は、首相・衆参議長あてにガイドライン関連法
の廃案を求めるものと長崎県知事あてに県の施設の軍事利用反対を求めるものと2
種類ある。月2回の街頭署名のほかに、市民運動ネットワークを通じて郵送で依頼
もし、県平和センターの協力も求めた。こうして署名数はいまや各々数万人になっ
ている。どうしたらこの数万にのぼる県民の署名をもっとも効果的に当事者に手交
できるか、今それを思案している。
長崎という地域レベルでは、来たる2月7日のガイドライン講演会(講師は朝日
の田岡俊次氏)に市議、県議の出席を求めているところであり、さらには統一地方
選の立候補者にガイドライン関連法への賛否を問うアンケート調査を考えており、
その上で県議会で継続審査となっている請願の行方を見きわめながら県知事に面会
(交渉)し署名を手交したいと考え、そのもっとも効果的なタイミングを見計って
いるところである。
首相・衆参議長あての数万の署名はどう提出したらもっとも効果的か。ガイドラ
イン関連法を成立させないために数字上キャスティングボードを握っている諸政党
に手交するルートはあるのか。
東京の運動はそういう状況をつくりえているのか。
日々重ねられていく署名簿を見ながら切迫感と焦りが高じていく。
(新ガイドラインと有事立法に反対し、長崎空港や港湾・公立病院など、県や市が
管理する施設の軍事利用を許さない県民の会・共同代表・舟越耿一)
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【大分・湯布院】米海兵隊実弾砲撃演習反対! ピースアクション99
2月4日から大分県日出生台演習場で米海兵隊による実弾砲撃演習が行なわれて
います。先発隊100人の到着先の大分空港や日出生台演習場ではそれぞれ現地の運動
団体による抗議行動が行なわれています。また、演習地を見下ろす高台に設置した
「米軍演習監視・情報センター」では、敷地内のロープに、平和へのメッセージを
書いたリボン・布などを結び付け、米軍への抗議の意志表示にしたいと考えていま
す。日出生台まで足を運べないという方は、小さな布にメッセージを記してお送り
下さい。2月28日のピースアクション終了時まで続けられます。
米軍演習期間中唯一の土、日となっている2月6日、7日には日出生台ピースア
クション99の取り組みが予定されています。
●2月6日(土)13時〜
大田昌秀(前沖縄県知事)講演会
日出生台現地報告、韓国での米軍基地報告あり/入場無料/主催および場所:大分
県自治研センター
●2月7日(日)13時〜15時
韓国の米軍基地の話を聞く学習会/入場カンパ:500円/場所:湯布院コミュニティ
センター
今回の「日出生台ピースアクション99」の運営費用はすべて、賛同金によってま
かなわれます。全国からのカンパを!(個人1000円、団体3000円)
■カンパ送り先:米軍基地と日本をどうするローカルNET大分・日出生台
大分県大分郡湯布院町川上1525-12
電話&FAX:0977-85-5003
口座名義:ローカルネット大分・日出生台
口座番号:01780-3-56320
※白字に牛のイラストとメッセージを印刷したタオル、ステッカーのセットを一組
300円で販売しています。購入問い合わせは上記まで。
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【浜松】NO! 新ガイドライン NO! AWACS 2月行動へ
1月5日、防衛庁が空中給油機4機を予算請求することが報道された(日経)。
AWACSと同型のB767空中給油機が4機導入され、それらは浜松基地に配備されていく
という。いっぽう空自による初のモデル広報館建設もすすみ、99年4月、浜松基地
内に開館する予定だ。
1月13日、浜松市基地対策協議会がひらかれ、市による騒音調査が報告され、防
衛庁側からは2月8日にAWACSがさらに2機浜松基地に追加配備されることが告げら
れた。三沢の警戒航空隊司令部は浜松へと移転し、3月からAWACSは日本周辺を含め
ての広い範囲で試験飛行を行なっていくことになる。AWACSの騒音はT4と同じくらい
であるが騒音の範囲と量は拡大している。騒音よりも浜松の派兵拠点化、実践中枢
拠点化が問題である。
AWACSは情報収集と管制指導を通して侵略の尖兵の役割を担うことができる。情報
収集は戦争のひきがねになる。AWACSはTMDの中枢でもある。新ガイドライン下、日
米共同作戦のカナメの軍用機となり、戦闘司令部としても機能していく。TMDを政府
が宣伝するような「防衛」のためのものとみてはならない。ミサイル攻撃、統合シ
ステムとして捉え、アジア軍拡を進めるものと見るべきだ。
私たちは平和に向けての想いをこめ「NO! 2月行動」を設定している。
全国署名7700余の国会提出、浜松市への周辺事態法反対意見書採択とAWACS・空中
給油機反対の意志表示要請の継続、2月8日AWACS飛来時の抗議行動、2月28日全国
集会(基地抗議・全国集会・市街デモ)をとりくんでいく予定である。
ファックス通信読者の皆さん!「浜松基地のAWACSと空中給油機の導入配備に反対
する団体署名」(署名用紙は下記のファックスまで請求して下さい。第1次〆切2
月5日)にご協力を! 抗議行動にも参加を! 2月28日、浜松現地での全国集会
にぜひ参加してください。
※2/8AWACS飛来抗議行動
9時に浜松市役所玄関ロビーに集合して下さい
(NO! AWACSの会・竹内康人 Fax:053-422-4810)
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【東京・練馬】練馬区で日米共同演習に抗議する1・24行動
1月21日から10日間、陸上自衛隊朝霞駐屯地で、日米共同方面隊指揮所演習「ヤ
マサクラ35」が強行された。練馬区では昨年末以来、同演習の中止を求めるととも
に朝霞駐屯地の米軍使用に反対する「緊急アピール」への賛同署名運動が広がり、
全国の仲間たちからも迅速な支援を得た。署名運動の広がりは、1月12日の防衛庁
・外務省への演習中止要請行動を生んだ。
「ヤマサクラ35」が強引に開始されてからも、署名運動は区内外に拡大しつづけ
、1月24日(日)午後には、「やめろ!日米共同演習1・24ねりま行動実行委員会
」主催による90人規模の集会が開かれ、朝霞駐屯地に向けてデモが行なわれた。
95年の「ヤマトサクラ27」が、朝鮮民主主義人民共和国軍の南下、博多湾侵攻、
九州北部占領を想定して実施された経緯と現在の政治情勢とから見て、今回の演習
もまた「朝鮮有事(戦争)」を想定したものであるにちがいない。軍事的緊張を激
化させ戦争を挑発する日米両政府への怒りが、雨空をものともしない意気軒昂なデ
モに反映していた。
私たちは、地域の〈安保〉と対決しつつ、「新ガイドライン」法案を廃案にする
全国の仲間の奮闘に合流する。(つくろう平和!練馬ネットワーク・井上澄夫)
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【神奈川】「朝鮮半島において周辺事態が発生した場合 周辺事態法は必要」
沢田秀男横須賀市長の議会答弁の撤回を! 意見広告を成功させよう
11月25日の横須賀市議会における沢田市長答弁に対しては、すでに12月25日に32
5団体・個人の連名の抗議文を基地対策課長を通じて提出しました。しかし、これだ
けではまだまだ不十分として、すべての基地に「NO! 」を・ファイト神奈川や沖縄
講座などの面々が集まって相談会をもってきましたが1月27日に、「沢田横須賀市
長の『周辺事態法は必要』答弁の撤回を求める意見広告の会」(共同代表/服部学
・鈴木保・山中悦子)を発足させました。
周辺事態法案第9条(「関係行政機関の長は法令および基本計画に従い、地方公共
団体に対し、その有する権限の行使について必要な協力を求めることができる)は
、地方自治の精神を踏みにじる国会総動員条項であります。政府は既存の法体系と
の矛盾を承知でこの条項を盛り込んでいます。この条項は、戦争に進んで協力する
自治体が続々と登場して、はじめて機能を発揮し、逆に、「拒否ー協力義務の不存
在」を主張する自治体が増えれば増えるほど機能を喪失する条項であります。国会
に対する取り組みと同時に全国の自治体に対する取り組みをますます強化する必要
があります。神奈川では沢田横須賀市長の答弁に対する多くの人々の抗議と怒りの
意志を意見広告(3月下旬の「朝日新聞」湘南相模の版に掲載予定)という形であら
わし、再び横須賀市への申し入れを行なう予定でいます。神奈川県下のみなさん、
全国各地のみなさんにご協力を訴えます!(意見広告の会・木元茂夫)
■意見広告賛同のお願い
賛同金 個人一口:1000円/団体一口:3000円
郵便振替口座 00290-3-6512 非核市民宣言運動
(意見広告賛同費と明記して下さい)
連絡先:非核市民宣言運動・ヨコスカ
(横須賀市本町3-14山本ビル2階、tel/fax 0468-25-0157)
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【東京・三多摩】1・24市民シンポジウム 自治体アンケート報告
私たちは、10月から「周辺事態法」(案)について三多摩の31市町村にアンケー
トを実施してきました。
各地元の議員さんや多くの方々の協力を得て自治体を訪問し、できるだけ首長さ
んや担当者に会って、住民の生活を最優先するよう、訴えてきました。
31自治体の内、23の回答が寄せられ、そのまとめを元に、19日私たちは記者会見
を行いました(その後回答は1増えて24)。
回答は、「国からの説明が不明確、法案が市民生活に影響を及ぼす事態を懸念、
すでに横田などの基地被害に苦慮している」などの、切実な指摘が多々ありました
。これらの回答のまとめを、各自治体に戻したいと思います。
1月24日のシンポジウムは参加者約70名。定塚才恵子さんの歌で始まり、新倉裕
史さんが基調講演をしました。「周辺事態法の実態はすでに進行している。この法
案は、自治体の判断で協力要請を断れると読むことができる。協力の内容が明示さ
れないのに、すすんで自治体が協力をしてしまう体制作り、これが政府の担ってい
ることだ。」という新倉さんの発言は私たちを力づけました。続いて、自治体訪問
に関わった方々8人に発言をいただきました。「周辺事態法について、多くの人へ
訴えかける言葉をどう工夫したらいいのか」「北朝鮮問題にきちんと取り組む必要
がある」「市に、平和条例の制定を実現したい」などの意見が出されました。議論
は、その後の交流会に引き継がれました。
(新ガイドラインに反対する三多摩連絡会・古荘斗糸子)
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【大阪】「周辺事態法を廃案へ! 戦争協力をしないさせない! 1・21関西集会」
「周辺事態法を廃案へ! 戦争協力をしないさせない! 1・21関西集会」が、1
月26日夕刻6時から、扇町公園に、京都・兵庫・大阪の市民・労働者ら、約2500人
が結集して開催されました。以下は当日採択された集会宣言です。
この通常国会で、小渕改造内閣は、周辺事態法など、新ガイドライン(=ウォー
マニュアル)関連法(有事立法)を成立させようとしている。/これら法案は、自
衛隊の米軍の戦闘への参加、朝鮮有事への参戦、戦争国家づくり、国民の戦争動員
をたくらむものにほかならない。いままさに、戦争への道が敷きつめられようとし
ているのだ。/自・自連立政権は、有事立法の成立をステップに、「憲法調査委員
会」を設置して平和憲法を改悪しようとしている。防衛庁不正事件に見られるよう
な、醜く癒着した産軍複合体が戦争への道を後押ししている。/私たちは、戦争に
協力しない協力させないという声こそ世論であることを確認し、また世界平和への
道は、平和憲法を活かし、侵略による被害の補償、米軍基地撤去、アジア・世界の
人びととの共生によってこそ築くことができることを確認し、ここに周辺事態法を
はじめ一切の有事立法を廃案にするよう強く求め、断固として戦争への道を許さな
いことを宣言する。
1999年1月21日
周辺事態法を廃案へ! 戦争協力をしないさせない!
1・21関西集会参加者一同
(文責・fax通信編集部)
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沖縄ニュースクリップ 1/16〜1/29
【1月16日】沖縄基地問題担当のキャンベル国防次官補代理とデミング国務次官補
首席代理らが沖縄で稲嶺知事と意見交換。両者はSACO合意の実行で意見が一致。
【1月17日】昨年12月に米軍嘉手納基地滑走路北側の遮音壁工事現場で見つかった
不発弾(米国製50キロ爆弾)の爆破処理が発見現場で(処理は米軍が行った)。
【1月19日】沖縄県議会が本会議で、空席が続いていたもう一人の副知事に牧野浩
隆・前琉球銀行常任監査役を選任する同意案を賛成多数で可決。▼米軍嘉手納基地
の騒音が最も激しい北谷町砂辺地区で、北谷町議会の基地対策特別委員会が住民か
ら直接、基地被害の実態を聞いた。防音工事など、基地行政への不満が相次いだ。
【1月20日】沖縄の米軍第三海兵遠征軍のカステロー副司令官が、米軍普天間飛行
場配備のCH46ヘリコプターなどの後継機種とされるMV22オスプレイについて、
「現在の予定では2007年〜2008年に沖縄に配備される」と述べた。米軍関係者によ
る明言は初めて。
【1月21日】沖縄商工会議所などが提案している与勝半島沖への普天間基地の代替
ヘリポートと航空機整備場の建設構想に反対する「ヘリ基地つくらさんどぅ与勝の
会(仮称)」の第1回結成準備会が勝連町内で。与那城、勝連両町の婦人会のメン
バーや元議員など十数人が参加。
【1月23日】大規模災害時にヘリによる消火活動や人命救助などで米軍に応援を求
めるための手順や連絡の窓口などを定めたマニュアル作成に向け、沖縄県庁内の担
当課レベルで調整していることが分かった、と琉球新報。消防防災課によると、神
奈川県が既に在日米軍との間で災害時の「相互応援マニュアル」を作成している。
【1月26日】在沖米海兵隊が19日から2日間、在沖縄米軍基地に日本の報道各社を
招き、取材に応じた、と琉球新報。海兵隊が積極的に取材陣を基地内に招き入れる
のは極めて異例。九州の報道各社が参加したが、基地問題に関心が高い沖縄のメデ
ィアは「管轄外」という理由で招待されなかった。▼米紙ワシントン・タイムズが
、国防総省筋の話として中国が昨年暮れ、台湾のほか韓国の米陸軍、沖縄と本州の
米海兵隊などを攻撃対象に想定した軍事演習を実施した、と報じた。▼金武町議会
の照屋全吉議長ら代表7人が25、26の両日、外務省、防衛庁など関係機関を訪ね、
ギンバル訓練場にあるヘリパッドのブルービーチへの移設を断念するよう要請した。
【1月27日】大分県日出生台演習場で2月4日から始まる在沖米海兵隊の実弾砲撃
演習を前に、米海兵隊の先遣隊約100人が米民間チャーター便で大分空港に到着。空
港周辺では到着前から労組員ら約150人が抗議行動。
【1月29日】政府と県が振興策を話し合う第10回沖縄政策協議会が国会で開かれ、
稲嶺恵一知事は那覇軍港を浦添市牧港地先に移設する政府案を事実上受け入れる意
向を表明した。政府は(1)県の那覇港国際流通港湾計画調査の予算措置を含む支
援、(2)自立経済を目指す「沖縄経済振興二十一世紀プラン」策定の推進などを
約束した。
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1・27 国会行動、さらに緊急署名を!
1月27日、「新しい反安保実III」の呼びかけで「新ガイドライン関連法案に反対
する1・27国会行動」が取り組まれました。参加者は約70名。社会文化会館前から
出発し、衆参の議院面会所で参加者ひとりひとりが請願文書を手渡しました。請願
議員は、〈参議院〉小泉親司、宮本岳志、池田幹幸共産党議員、田英夫、梶原敬義
、三重野栄子社民党議員、〈衆議院〉佐々木陸海共産党議員、浜田健一、中川智子
、知久間二三子社民党議員でした。
ちょうど国会では、代表質問で多国籍軍への「後方支援」や新ガイドラインに基
づく「基本計画」の国会報告をめぐってのやりとり等が行われていた時でもあり、
改めて国会の内外で新ガイドラインに反対し、「周辺事態法案」の廃案へ向けて闘
おうということを確認しあいました。その後、「新ガイドライン反対!」「周辺事
態法案反対!」と霞が関の官庁街に訴えながら、日比谷公園までにぎやかに元気よ
くデモ行進しました。
この行動のなかで、衆議院では、今通常国会への第1弾として「沖縄の基地をな
くせ! 有事立法をとめよう! 緊急署名」5400人分が提出されました(「緊急署
名」は、これで総数30,400人分の提出となりました)。
これまで「有事立法」に反対する多くの人々の声を国会に届けてきた「緊急署名
」ですが、現在も労働組合などからまとまった署名が寄せられてきています。長崎
からは、1月末に5万人分の署名を集約し、上京して国会提出行動をしたいとの声
が届けられています。「新ガイドライン関連法案」の国会審議日程はまだ明らかで
はありませんが、状況をにらみつつ早急に次の国会行動を設定したいと思います。
また国会対策プロジェクトでは、民主党、公明党を軸に議員対策を練っている最中
です。
重ねてのお願いになりますが、ぜひ今後も「緊急署名」への取り組みにご協力く
ださい。当初の予想をはずれて長期の取り組みとなっていますが、審議のはじまる
今国会への圧力となるよう、各地域・職場・学園での継続した働きかけをお願いし
ます。「緊急署名ニュース」も第4号まで発行されました。まだご覧になっていな
い方は事務局までご連絡ください。寒く、街頭での取り組みは厳しい季節ですが、
ここが勝負どころです。がんばりましょう!(緊急署名・事務局/S)
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憲法「調査会」設置に反対の声を!
衆参両院での「憲法調査常任委員会」設置の動きが「一歩後退」し、新戦術とし
て「調査会」を作るとの妥協案で与野党調整が進む見通しとなった、との報道がな
された(1月21日・読売新聞/夕刊ほか)。「憲法調査委員会設置推進議員連盟」
も、これに柔軟な姿勢だという。
こうした動きに対して「許すな! 憲法改悪、市民連絡会(準)」では、「調査
会」設置のための国会法改定案提出に反対する緊急の要請文を、同21日、国会議員
宛にファクシミリで送付した。
●同市民連絡会(準)連絡先:東京都千代田区三崎町2-21-6 管波ビル302 市民ネ
ット気付(電話:03-3221-4668/FAX:03-3221-2558)
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「思いやり予算」違憲訴訟・東京−−2/2 第4回口頭弁論の傍聴を!
関西での訴訟は、実質的な中身の議論に踏み込まぬまま昨年12月4日の第6回口
頭弁論で、全く不当にも「審議打ち切り、次回判決」が宣言された。東京の裁判で
は、できるだけ中身に踏み込んだ議論をすべく証拠提出などの準備を進めている。
ぜひとも大勢で裁判所に詰めかけよう!
【口頭弁論】日時:2月2日(火)13:10〜13:30/場所:東京地方裁判所・713号
法廷(地下鉄霞が関駅下車)/弁論修了後に簡単な報告会を法廷ロビーで行います
/連絡先:同訴訟事務局(電話&FAX:03-5275-5989)
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3・21 ピースアクション【名古屋】
「戦争への道を止めるために声を上げよう!」と、3月21日(日)に名古屋で「
沖縄の基地をなくそう! 周辺事態法を廃案にしよう! ピースアクション」(場
所:栄広場/栄・三越前)が企画されている。
同アクション実行委では、この企画のための賛同者を募っている。
●賛同費:個人1口1000円、団体1口2000円/振込先:郵便振替口座 00850-2-87
541、口座名義 ピースアクション/主催:同実行委(代表世話人:水田洋・寺尾光
身)/連絡先:電話&FAX:052-881-3573
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和歌山県知事に対して周辺事態法案に反対の申し入れ
「日本の侵略の歴史を知るわかやまの会」が、1月27日に和歌山県知事・西口勇
、同県総務部長・藤谷茂樹宛に、「『日米防衛協力のための指針』に伴う『周辺事
態法案』で和歌山県下の空港・港湾・病院などを軍事利用させない事の申し入れ」
を提出した。
周辺事態法案にある自治体への協力要請に対して「はっきりと軍事協力拒否を示
し」、軍艦の入港拒否や自治体労働者の従事・動員拒否などの「意思表明を明確に
」することを強く申し入れる内容となっている。(同会連絡先:和歌山市有本85
大場気付)
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各地集会・行動予定 (2/7〜2/20)
2月7日(日)戦争協力法案に反対する!中野デモ 時間*14:00〜/場所*囲町
公園(中央線中野駅北口5分)/主催*新ガイドラインに反対する!中野(03-533
0-2872 小野)
2月9日(火)建設省要請行動報告集会 時間*18:30〜/場所*中野勤労福祉会
館(中央線中野駅南口)/報告*有銘政夫/500円/主催*沖縄・一坪反戦地主会関
東ブロック(090-3910-4140)
2月10日〜3月10日 3・1ビキニデー平和祈念行脚 鹿島鉄道常陸小川駅を皮切りに
百里基地(2/11)、東富士演習場(2/24)、焼津(3/1)等を行脚/主催・問合せ*
日本山妙法寺(03-3461-9363)
2月10日(水)「周辺事態法」などいらない社会へ 時間*18:30〜/場所*市民
のひろば(予定・水道橋駅)/『20世紀の政治思想と社会運動』(社会評論社)を
テキストとしての学習会/500円/主催*国連・憲法問題研究会(03-3264-4195)
2月11日(木・休)天皇訪韓を許すな!「女性天皇」キャンペーンを問う2・11反
「紀元節」集会 時間*13:00〜/場所*文京区民センター(都営三田線春日駅)
/講師*きどのりこ、越田清和/集会後デモ/主催*同集会実行委/連絡先*靖国
・天皇制問題情報センター(03-3205-7363)
■憲法を生かす会・栃木第2回総会 時間*13:30〜/場所*宇都宮市東コミュニ
ティセンター/記念講演*新倉裕史/500円/主催*憲法を生かす会・栃木(028-6
49-6849)
■めざそう!平和・人権・共生の21世紀を 時間*13:30〜/場所*群馬県勤労福
祉センター(前橋市)/講師*田中伸尚/無料/主催*同実行委員会(027-263-41
11 群馬県平和運動センター)
2月13日(土)総力戦と抵抗の可能性 時間*17:30〜/場所*文京区民センター
(都営三田線春日駅)/問題提起*伊藤晃ほか/600円/主催*〔戦後〕研究会(0
3-3814-3861 社会評論社・新)
2月14日(日)2・14戦争協力を許さないつどい →別掲参照
2月15日(月)アンポをつぶせ!ちょうちんデモ 時間*19:00〜/集合*三鷹駅
北口ロータリー/主催*同デモの会(0422-44-0364 谷島)
2月17日(水)琉球・アジアの正月祝いワイ 時間*19:00〜/場所*新宿ロフト
プラスワン(新宿コマ劇場そば)/飲食代のみ/主催*琉球ネシア企画(070-6528
-5571)
2月20日(土)「語られなかった戦争・沖縄編」武蔵野上映会 時間*18:30〜/
場所*武蔵野公会堂ホール(中央線吉祥寺駅南口)/監督の講演あり/前売1200円
、当日1500円、学割等あり/主催*武蔵野上映実行委員会(0422-48-0410 川島)
■北朝鮮に日本市民はどう向きあうか 時間*13:30〜/場所*北沢タウンホール
「らぷらす」/講師*吉田康彦(埼玉大学)/800円/主催*ピース・チェーン・リ
アクション(03-5273-5065)
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