(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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Date: Tue, 02 Feb 1999 07:07:18 +0900
From: 和田 喜太郎 <YRX00535@nifty.ne.jp>
Subject: [aml 10929] 教えられなかった・沖縄戦
大阪の和田です。
各地で『教えられなかった戦争・沖縄編』の上映が始まっています。それぞれの地域
上映は紹介されているようですので、関西での上映予定をお伝えしておきます。
先日、ドーンセンターでの試写会がありました。私は都合で参加できませんでしたが
、ぜひお薦めしたい映画です。案内チラシも出回っているようです。
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『教えられなかった戦争・沖縄編』の関西上映
■2月13日(土)14:30〜 /18:00〜
【大阪西九条・クレオ大阪西 】 ◆問い合わせ・FAX06-6935-9080
/19時以降TEL06-6930-5207
■3月 5日(金)19:00〜
【京都・京都教育文化センター】 ◆問い合わせ・FAX075-223-6166
/19時以降TEL075-223-6166(多田)
■3月 6日(土)14:00〜 /18:00〜
【京都・京都教育文化センター】 ◆問い合わせ・上記と同じ
■5月22日(土)14:30〜 /18:30〜
【大阪・高槻市立生涯学習センターホール】
◆問い合わせ・0726-82-1322(高槻YMCA向谷)
/20時以降0726-72-2728(江川)
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【キネマ旬報・1998年度文化映画作品賞・受賞】
『教えられなかった戦争・沖縄編』
「あれが伊江島ですよ」
独特のタッチューは、伊江島の魂(マブイ)のように立ち上がってみえます。
1968年4月、「加害の大和人」の私が、婚約者の戦死した沖縄へ初めて渡ったとき
、巨大な米軍基地と、次々ベトナムへと発進する米軍機に、まさしく「基地はいらない
!沖縄自立!」を実感したのでした。戦争は否。平和に生きたい。
高岩仁監督、時には伊江島に住んでまでこの映画を完成させてくださってありがとう
ございます。私が「生けるキリスト」と信じ敬愛する阿波根昌鴻様に密着して熱い平和
への思いを語られます。どこまでも静かに押さえた表現で、全く教えられてこなかった
沖縄を、
その苦渋の真実を初めて知った若い人々が「人間の尊さ」に美しくかがやく阿波根様の
表情に打たれます。一人でも多くの人に観ていただきたい歴史の事実です。
島ぐるみ闘争、反戦地主の出発点。戦争への方向が用意されている今、はい、謝花悦
子様。平和を愛する自分をひとりひとりがつくりましょう。
岡 部 伊 都 子
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■丸山さんも紹介(aml:10927)されていましたが、『反戦と非暴力・・・阿波根昌鴻
の闘い』が高文研から出版されました。以前に阿波根さんが自費出版された、伊江島闘
争の歴史的な写真集からの写真が、改めて鮮明に再録掲載されています。
「非暴力トレーニング」という、ややバタくさいことばがありますが、そういうこと
を全く独創的な形で日本で始めて実践したのが、阿波根さんたちだったと僕は思います
。
例えば「胸から上に手をあげない」とか「大声をあげない」など・・。たしか岩波新
書のはじめの本『米軍と農民』だったと思います。
■一昨年、大阪のグループで伊江島に行きました。阿波根さんに代わって謝花悦子さん
が話をしてくれました。白髪のいいおばあちゃんという感じでした。60年代に東京・
中央労働学院で始めて会った時は、まだあどけない少女・女学生という感じでした。
阿波根さん自身も少し遅れてそこの学生となるわけですが、「沖縄返還」以前のこと
で、
毎年何人かを「内地留学・社会科学勉強」に若い人たちを派遣していたのでした。
その「中労」エスペラント講座講師に伊藤三郎さんがいました。この人は風貌もキリ
ストそっくりの人でした。米のベトナム戦に抗議焼身(67年11月)した、エスペラ
ンチスト・由井忠之進さんと親交のあった方です。岡部さんの言う「キリスト」のよう
な人が、
「中労」関係者に結局3人いたわけです。どうも余談になりました。
99/02/02
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和田喜太郎 <YRX00535@nifty.ne.jp>
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