At Fri, 22 Jan 1999 18:41:27 +0900
I wrote:
> ところで高知の事故で「出身基地」岩国周辺の反応。この「静かさ」が悲し
>い。三沢ではどうなのでしょう。
>→→→→→→→→→→→→→→→→
>山口新聞ダイジェスト 1月21日
>
> 詳細については調査中。この日、岩国市民からは「またか」の声が聞
> かれたものの、関係機関への問い合わせや抗議はほとんどなく、基地
> 周辺も静かだった。
>←←←←←←←←←←←←←←←←
この投稿の後、岩国でも抗議のあったことを知りました。政党系ですが、念の
ためあるいは岩国市民の名誉のために、以下の記事を抜粋しておきます。
なおこの[1006]で私の文章の中に、すでに投稿された方との重複があったこと
をお詫びします。行き違いで到着したためです。
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岩国の米軍機事故で申し入れ
中国新聞 '99/1/22
米軍岩国基地の所属機が、高知県の土佐湾に墜落した事故につい
て、
「安保条約廃棄岩国基地撤去・岩国地域実行委員会」(吉岡光 則代表)は二十一
日、岩国市役所を訪れ、@米軍機の訓練実態を解 明するA事故原因が公表される
まで米軍機の飛行中止を米軍側に求 める―などを文書で申し入れた。
←←←←←←←←←←←←←←←←
>
> 橘さんの提供された報知新聞の記事[aml 10803]は興味深いものでした。三沢の
>F-16は80年代後半から日本の一部を「仮想北朝鮮」として訓練に使っていると
>思います。確かにダムは重要な攻撃目標でしょう。興味深い文書があります。
>
末尾にこれを転載させていただきます。
なお今日の高知新聞の社説は、相次ぐ米軍機墜落を明快に糾弾しています。
「米軍にガツーンと言ってやれ」という結びは分かりやすく共感を呼ぶ内容と思
います。ここでは抜粋を転載します。全文は
http://www.kochinews.co.jp/editor.htm
で読んでください。
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高知新聞社説。99年1月22日
県民を脅かす日米安保でよいのか
あと少しずれていたら…。夜須町沖の米軍戦闘機墜落事故で、地元住民は
背筋の凍る思いをしたに違いない。それは他地域の住民も同じだ。どこでも
大惨事が起こり得る。そう思っていた矢先に、岩手県でも山中に米軍機が墜
落した。立て続けである。
(略)
日米安全保障条約とそれに基づく地位協定は、実弾や模擬弾を発射する訓
練を除いて空域を限らず、米軍機の自由な行動を幅広く認めている。航空法
の最低安全高度も米軍機には適用されない。
だが、国民の生活実態に配慮しない安保条約の運用は、必然的に地域住民
との摩擦を引き起こし、近年その範囲は広がっている。いわば、基地に悩む
沖縄の苦悩が、米軍機によって私たち県民、国民にのしかかってきているの
である。
訓練には当然、節度が求められる。だが、そこで不可解なのが外務省や政
府の姿勢だ。米軍に改善をどこまで本気で申し入れたのか、疑われるような
態度に終始してきた。時には安保条約の存在を盾に、すべて米軍次第と言わ
んばかりの対応すら見受けられる。
国がこんな状態では、かえって国民の間に安保不信が広がりかねまい。万
が一の事態を想定する安保の存在によって、国民の日常生活が絶えず脅かさ
れていることへの不信である。
安保、地位協定の運用に関し共通の悩みを持つ自治体が、もっとスクラム
を強化しなければならない。住民の声を国に届け、国も日米合同委員会の協
議などを通じてそれにこたえるべきだ。
米軍支援強化の日米防衛協力の新指針(ガイドライン)により、住民、自
治体の苦悩はさらに深まりそうだ。国民はいまこそ自治体と国、国と米軍に
「ガツンと言える」関係を望んでいる。
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−−−−−−以下転載−−−−−−−−−−−−−−−−−
>From:Tachibana Masahiko <mtachiba@jca.ax.apc.org>
To:aml@jca.ax.apc.org
Subject:[aml 10803] 岩手の米軍機墜落は北朝鮮ダム爆撃の模擬演習?
Date:Fri, 22 Jan 1999 12:20:02 +0900
橘です。
加賀谷さんが、「低空飛行合意文書」について報じていただいてから、1週間
の間に、三沢基地所属の米軍機が岩手県上空で相次いで事故を起こしています。
宮崎学さんのウェブサイトの「今こそ、反帝反スタの時代が到来したのだ」の
記事 http://www.zorro-me.com/miyazaki4/text/hantei_st.html には、日本の
公安当局が在日の北朝鮮関係者の動向を調べ始めた、ソウルの大金持ちが資産
を郊外に引っ越しはじめた、などの噂が書いてあります。
そして、国会では「最優先事項」として、とってつけた自自連合政権のもと、
「ガイドライン」法案が審議されようとしています。
どうも、臨戦体制がただならないスピードで用意されているようです。
以下、1月22日付け報知新聞朝刊から抜粋します。
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三沢基地のF16戦闘機が釜石市の山中で爆発炎上
墜落した米軍機が北朝鮮攻撃を岩手で“練習”していた秘密
北上山地でシミュレーション
近づくXデー? 実戦さながらの超低空訓練
米軍三沢基地に所属するF16戦闘機が21日、岩手・釜石市山中の斜面に墜
落して爆発炎上した。
同基地のスティーブン・ウッド司令官は事故後、すぐに三沢市の鈴木重令市長
に「本来は、海上で訓練するはずだったが、天候が悪く陸上での訓練になった」
と謝罪した。しかし、事故の裏に重大な秘密が隠されていたのだ。
軍事評論家の神浦元彰さんによると「北上山地は“仮想北朝鮮”」だという。
山中にあるダムを標的にして爆撃訓練を繰り返していたというのだ。今回の事
故では墜落現場近くに日向ダムがあった。神浦さんによると、釜石市沖から進
入したF16は高度数百メートルの低空で市内中心部を通過。川の谷間を突き
進み、同ダムに仮想の爆弾を投下。その後、敵の対空砲火を避けるために両翼
をひらひらさせる「回避行動」をとりながら、高度数千メートルまで急上昇し
た。「この時に操縦ミスで失速し墜落したに違いない」と断言する。
50年の朝鮮戦争当時、米軍はまず電気や飲料水の供給源となる北朝鮮領内の
ダムを次々と攻撃。敵のライフラインをたたいた過去がある。一触即発の状態
が続く北朝鮮に対し、米軍は何らかの軍事行動に出た場合、平壌郊外のダムを
標的にしてライフラインを破壊し首都に水害をもたらす計画と考えられる。北
上山地は (1)過疎の村が多く住民が少ない (2)三沢基地に近く数十分
で訓練できる (3)深い谷とダムがある (4)東側の海から進入する な
ど、北朝鮮攻撃のシミュレーションポイントとしては最高の条件が揃っている
という。
釜石市役所職員も「墜落するちょっと前に飛行機が通過する轟音を聞いた」と
超低空非行を証言。北上山地には、日向ダムのほかに雪谷川ダム(軽米町)、
瀬月内ダム(山形村)などが点在しており、各役場とも「ときどき機体を見た
り、轟音が聞こえたりする」と口をそろえた。
超低空飛行訓練は3月31日まで続く予定。実戦さながらの低空飛行訓練に、
周辺住民の不安は高まっている。
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Univ. Phone:+81-48-858-3388
Email:mtachiba@chem.saitama-u.ac.jp Fax:+81-48-858-3700
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Masahiko Aoki
青木雅彦
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