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12/17 09:47 時事通信 ◎米国、威信かけ満を持しての攻撃＝戦略不透明、疑惑隠しの
12/17 09:49 時事通信 ◎バグダッド発で至急電＝中国・新華社
12/17 09:56 共同通信 夜空を切り裂く光と爆音 バグダッド各所から猛煙
12/17 09:57 読売新聞 査察拒否制裁で米英がイラク空爆
12/17 10:02 共同通信 不当性を訴え国内引き締め イラクは外交攻勢強化へ
12/17 10:02 時事通信 ◎武力行使に断固反対＝中国、「国際平和への脅威」と米英を
12/17 10:11 共同通信 日本、武力行使を支持 イラクは安保理決議履行を
12/17 10:13 朝日新聞 ◇米英両軍がイラクを攻撃、数日続く見込み◇
12/17 10:13 読売新聞 共和党院内総務は攻撃に不支持表明
12/17 10:15 読売新聞 独政府は米などの軍事行動に距離置く姿勢
12/17 10:16 時事通信 ◎国連にとって「悲しい日」＝アナン事務総長
12/17 10:18 朝日新聞 ◇仏、対イラク武力行使は「遺憾」◇
12/17 10:19 ＮＨＫ トマホークで対イラク武力攻撃 米統合参謀本部議長会見
12/17 10:19 ＮＨＫ ブレア英首相 対イラク軍事行動を欧州各国に事前説明
12/17 10:19 ＮＨＫ 対イラク空爆 米国防長官「目的達成まで攻撃継続」
12/17 10:19 ＮＨＫ 米・英 イラクを武力攻撃 米大統領全米に演説
12/17 10:20 共同通信 「世界にとって悲しい日」 国連事務総長が批判声明 武力行
12/17 10:20 朝日新聞 ◇弾劾審議の本会議は延期、イラク攻撃開始で米下院決定◇
12/17 10:24 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米英両軍が日本時間午前７時 国連査察拒否の
12/17 10:28 共同通信 共和党有力者は支持せず 対イラク攻撃
12/17 10:30 読売新聞 ブレア英首相も作戦遂行に強い決意
12/17 10:30 読売新聞 米下院は大統領弾劾決議の表決延期
12/17 10:30 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米の武力行使を支持 「やむを得ない」と独政
12/17 10:30 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米大統領がイスラエルに事前に通告 国営ＴＶ
12/17 10:32 共同経済 ◎東京株式市況（１０時） 今晩ＮＹ株動向に注目＝差
12/17 10:41 共同経済 ◎米金融・債券だより＝ＷＳＪ 短期債中心に上昇
12/17 10:41 読売新聞 ロシア要請で国連安保理が公式協議へ
12/17 10:42 朝日新聞 ◇ブレア英首相、イラク大統領には約束を守る意思がない◇
12/17 10:43 朝日新聞 ◇日本政府はイラク攻撃支持表明◇
12/17 10:46 朝日新聞 ◇米軍空爆下のバクダッド、対空砲さく裂◇
12/17 10:46 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞「本国からなんの連絡もない」 駐日イラク大
12/17 10:46 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米英両軍が武力行使 ペルシャ湾岸情勢は緊迫
12/17 10:49 ＮＨＫ イラク攻撃に至るまでの経緯
12/17 10:49 ＮＨＫ 国連査察チーム イラク国外に退去
12/17 10:49 ＮＨＫ 国連事務総長会見 イラク武力攻撃は国連と世界にとって悲し
12/17 10:49 ＮＨＫ 対イラク攻撃 米軍、先週からペルシャ湾に兵力増強
12/17 10:49 ＮＨＫ 日本政府 米の対イラク武力行使を支持 小渕首相コメント
12/17 10:49 ＮＨＫ 米大統領演説 イラクへの武力行使は正当な行為と強調
12/17 10:49 ＮＨＫ 米大統領弾劾決議を延期 下院 対イラク攻撃受け
12/17 10:55 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米英両国の武力行使を支持 日本政府
12/17 11:01 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞「武力の行使は脅威」 中国政府が反対表明
12/17 11:01 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞英軍参加で米英一体を行動で示す ブレア英政
12/17 11:03 読売新聞 中国の国連大使は、攻撃批判の談話
12/17 11:04 共同通信 国連査察拒否で米英軍、イラク空爆 徹底抗戦とイラク大統
12/17 11:05 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞駐日米大使が高村外相と会談 攻撃について説
12/17 11:05 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米英の武力行使の歯止めならず−−国連安保理
12/17 11:05 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米英両国が武力行使 湾岸戦争の悪夢よみがえ
12/17 11:05 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞本国からなんの連絡もない 駐日イラク大使館
12/17 11:08 時事通信 ◎イラク、大量破壊兵器を党本部に隠す＝英
12/17 11:12 朝日新聞 ◇フセイン大統領の音声を公開、「自分は無事」◇
12/17 11:13 読売新聞 国連事務総長が武力攻撃に遺憾の意
12/17 11:17 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞フセイン政権打倒目的の新たな軍事行動も 米
12/17 11:17 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞緊張の表情で閣僚ら官邸に 従来にない素早い
12/17 11:17 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞弾劾審議めぐりタイミングに疑問 米議会が紛
12/17 11:17 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米海軍佐世保基地を母港の揚陸艦も参加 長崎
12/17 11:25 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞イラク国内に邦人７人滞在 外務省が安否確認
12/17 11:26 読売新聞 バグダッドの夜空に対空砲のごう音
12/17 11:26 読売新聞 攻撃目標にはフセイン大統領施設も
12/17 11:30 時事通信 ◎フセイン政権転覆も狙う＝大統領施設など標的−イラク情勢
12/17 11:31 時事通信 ◎攻撃目標は４つ＝イラク攻撃で−英国防省
12/17 11:34 ＮＨＫ 日本政府 米英のイラク攻撃を支持
12/17 11:34 ＮＨＫ 米のイラク攻撃を支持 高村外相が駐日大使に伝える
12/17 11:34 朝日新聞 ◇米英、イラクを攻撃◇
12/17 11:34 読売新聞 英軍トーネード機は低空爆撃参加
12/17 11:36 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞「努力足りず遺憾に思う」−−アナン事務総長
12/17 11:36 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞「爆撃も断続的に続いている」 滞在中の日赤
12/17 11:36 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞『砂漠のキツネ作戦』開始 英ブレア首相が発
12/17 11:36 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞軍事施設などに大規模攻撃を敢行と発表−−米
12/17 11:36 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞今回の空爆は予想外 対応に追われる日本政府
12/17 11:36 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞野中広務官房長官の緊急会見の要旨
12/17 11:39 朝日新聞 ◇東証株、一時１万４０００円割れ◇
12/17 11:42 時事通信 ◎攻撃、直ちに停止を＝中国外務省、「国連憲章に違反」と米
12/17 11:48 毎日新聞 ＜株式＞東京市場１７日午前 一時１万４０００円割れ
12/17 11:53 朝日新聞 ◇ロシア、イラク攻撃に強い反発◇
12/17 11:54 時事通信 ◎イラクの査察受け入れ促す＝小渕首相
12/17 11:55 読売新聞 日本政府はイラク攻撃支持を表明
12/17 11:57 時事通信 ◎責任はイラク側に＝米大統領メッセージ−駐日米大使、外相
12/17 11:57 朝日新聞 ◇国連安保理がイラク攻撃で公式協議へ◇
12/17 12:01 共同通信 「国連憲章違反」と非難 ロシア外相が声明 イラク攻撃
12/17 12:07 読売新聞 イラクに滞在邦人７人
12/17 12:08 朝日新聞 ◇米軍、さらに兵力増強、ステルス戦闘機なども投入へ◇
12/17 12:10 共同通信 イラク国内の邦人は７人
12/17 12:12 時事通信 ◎「武力行使」への関与せぬ＝イラク攻撃で−官房長官
12/17 12:12 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞全米テレビ中継演説で国民の理解求める 米大
12/17 12:12 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米とイラクとの対決は新たな局面に 悪循環の
12/17 12:12 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米国の攻撃に最大級の不快感を表明 ロシア外
12/17 12:17 朝日新聞 ◇イラクに日本人長期滞在は７人◇
12/17 12:19 朝日新聞 ◇沖縄海兵隊、湾岸で待機◇
12/17 12:20 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞アナン国連総長の声明＝要旨
12/17 12:20 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞立山良司・防衛大学校教授など識者＝談話
12/17 12:24 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米英に対し徹底抗戦を呼び掛け−−フセイン大
12/17 12:29 朝日新聞 ◇フセイン大統領が声明、「自分は攻撃を受けていない」◇
12/17 12:33 朝日新聞 ◇小渕首相、「対イラク制裁措置を支持」◇
12/17 12:40 読売新聞 フセイン大統領が抗戦呼びかけ
12/17 12:48 時事通信 ◎平静保つ沖縄の米軍基地
12/17 12:50 ＮＨＫ イラク空爆 各国反応 ロシア、中国、仏、加
12/17 12:50 ＮＨＫ 高村外相 「米の武力行使を支持」駐日米大使に伝える
12/17 12:50 ＮＨＫ 国連事務総長会見 外交努力で解決図れず無念
12/17 12:50 ＮＨＫ 米のイラク武力攻撃 日本政府は支持
12/17 12:50 ＮＨＫ 米英がイラク空爆踏み切る フセイン大統領、徹底抗戦を
12/17 12:50 ＮＨＫ 米英の対イラク軍事作戦の目的
12/17 12:50 ＮＨＫ 米英の対イラク攻撃 社民党は批判 渕上幹事長談話
12/17 12:50 ＮＨＫ 米英イラク攻撃 冬柴公明幹事長の談話
12/17 12:50 ＮＨＫ 米英イラク攻撃 野田自由幹事長談話「やむを得ない措置」
12/17 12:50 ＮＨＫ 米議会 大統領に対する弾劾審議は延期
12/17 12:50 時事通信 ◎「侵略」の無条件即時停止を要求＝イラク
12/17 12:57 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞ペルシャ湾岸に航空機６０機増派 米国防長官
12/17 13:05 ＮＨＫ イラク空爆 沖縄米海兵隊はイラク湾岸地域で即応態勢
12/17 13:05 ＮＨＫ イラク駐日代理大使「米英の武力攻撃は不公正」
12/17 13:05 ＮＨＫ 米英のイラク攻撃 志位共産党書記局長の談話
12/17 13:05 ＮＨＫ 米英イラク攻撃 石田改革ク幹事長談 やむを得ないが残念
12/17 13:05 ＮＨＫ 米国防総省 イラク攻撃作戦は続行
12/17 13:06 共同通信 米英軍、イラクを空爆 国連査察拒否で懲罰 市民３２人死傷
12/17 13:10 共同通信 中国が米を名指しで非難
12/17 13:10 共同通信 日本、武力行使を支持 イラクは安保理決議履行を
12/17 13:11 読売新聞 政府、在留邦人の安全確保に全力
12/17 13:18 共同通信 攻撃は国際法違反とイラク 安保理が公式協議開催
12/17 13:25 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞イラクも出席し緊急協議−−国連安保理
12/17 13:25 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞イラク国内に邦人１０人滞在 安否確認急ぐ
12/17 13:25 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞現地にいる邦人保護に全力を挙げる方針−−政
12/17 13:25 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞駐日米大使が高村外相と会談 攻撃を説明
12/17 13:39 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞「武力行使は世界の脅威」 中国外務省も非難
12/17 13:45 共同通信 イラク攻撃で各党が談話 武力行使を支持―自民
12/17 13:49 ＮＨＫ イラク武力攻撃で国連安保理協議始まる ロシアなど停止要求
12/17 13:49 ＮＨＫ 米英のイラク攻撃 バグダッド市内の様子
12/17 13:52 読売新聞 安保理がイラク問題で協議
12/17 13:55 朝日新聞 ◇中国は米英の武力行使に反対◇
12/17 14:04 ＮＨＫ 米英イラク攻撃 羽田民主幹事長談話
12/17 14:20 朝日新聞 ◇首都バグダッドにミサイル、５人死亡か◇
12/17 14:27 朝日新聞 ◇イラク攻撃で「米英を支持」と小渕首相◇
12/17 14:45 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞「攻撃と、深刻な人的被害は遺憾」 仏外務省
12/17 15:04 ＮＨＫ イラク空爆 中東の反応
12/17 15:04 ＮＨＫ イラク空爆で国連安保理協議終わる 各国が賛否表明
12/17 15:19 ＮＨＫ イラク周辺国への渡航延期を 外務省が海外危険情報
12/17 15:19 ＮＨＫ 米英のイラク武力攻撃支持を確認 自民外交関係合同部会
12/17 15:19 ＮＨＫ 米英イラク空爆 フセイン大統領「徹底抗戦」
12/17 15:34 ＮＨＫ イラク滞在の邦人１１人 無事を確認 外務省
12/17 16:01 共同通信 ロシアのエリツィン大統領が米、英を非難 イラク攻撃
12/17 16:26 時事通信 ◎自衛隊への協力要請ない＝防衛事務次官
12/17 16:50 ＮＨＫ イラク国内のユニセフやＮＧＯの邦人３人は無事
12/17 16:55 時事通信 ◎支援要請あれば考慮＝官房長官
12/17 16:58 時事通信 ◎明確な支持表明は日本のみ＝「無力感」訴える声も−国連安
12/17 17:32 時事通信 ◎日本の支持表明に感謝＝駐日英大使
12/17 17:34 ＮＨＫ 対イラク攻撃で米軍から何も要請なし 防衛庁次官
12/17 17:43 共同通信 対イラク第２次攻撃も 米英、爆撃成果を検証
12/17 17:43 朝日新聞 ◇イラク攻撃で安保理が公式協議、ロ中などが武力行使非難◇
12/17 17:51 時事通信 ◎イラクは査察などで義務履行を＝ＮＡＴＯ総長
12/17 17:53 共同通信 次の攻撃に備え態勢固め イラクのフセイン政権
12/17 18:20 ＮＨＫ 安保理協議 ロシア・中国が非難 米英は正当性主張
12/17 18:21 ＮＨＫ ペルシャ湾内の日本船２２隻 危険時に業界判断で待避
12/17 18:21 ＮＨＫ 対イラク空爆各国反応 加、独は支持 中東、非難出始める
12/17 18:21 ＮＨＫ 日本政府 米英支持を明確化 イラク滞在邦人の安全確保図る
12/17 18:34 ＮＨＫ 米英イラク攻撃 軍事作戦の目的とねらい
12/17 18:36 時事通信 ◎ＳＴＡＲＴ２批准は「絶望的」＝米英のイラク攻撃で−ロ大
12/17 19:00 朝日新聞 ◇東証株は小幅上昇、イラク空爆の影響は限定的◇
12/17 19:18 ＮＨＫ イラク攻撃 政府、米支持し邦人安全確保と避難民援助も
12/17 19:18 時事通信 ◎「無事仕事」とクルドの邦人ＮＧＯ＝日赤職員、シェルター
12/17 19:24 時事通信 ◎イラク攻撃に反対＝イタリア
12/17 19:30 時事通信 ◎対イラク武力行使の非難で一致＝中ロ首脳が電話協議
12/17 19:32 ＮＨＫ イラク空爆 米英さらに攻撃構える フセイン大統領、「徹底
12/17 19:36 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞各党、スタンスに違い 支持 批判 一層外交
12/17 19:37 朝日新聞 ◇米ロ戦略兵器削減条約承認に影響、米英のイラク攻撃◇
12/17 19:49 朝日新聞 ◇ＮＡＴＯ国防相会議始まる◇
12/17 19:59 時事通信 ◎イラク攻撃はフセイン大統領に責任＝独首相
12/17 20:04 朝日新聞 ◇イラク空爆でイラン南部にも着弾◇
12/17 20:05 読売新聞 安保理協議中、米英は攻撃報告せず
12/17 20:06 共同通信 首相専用電話不調で失態 日本政府
12/17 20:11 読売新聞 イラク攻撃、政府は情報収集中心に対応
12/17 20:11 読売新聞 ロ大統領、空爆を強く非難
12/17 20:11 読売新聞 安保理決議の解釈めぐり対立
12/17 20:11 読売新聞 米英？ミサイルがイランに着弾
12/17 20:27 共同通信 中ロ首脳が非難で一致 米英のイラク攻撃
12/17 20:38 時事通信 ◎イラク問題の解決に期待＝仏外相
12/17 20:44 時事通信 ◎江主席、軍事行動の停止訴え＝中国
12/17 20:45 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞国連などから支援要請があれば考慮 野中官房
12/17 20:53 時事通信 ◎米の「侵略」に断固抗議＝ロシア
12/17 21:02 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞支持声明など素早い対応 危機管理マニュアル
12/17 21:10 毎日新聞 ＜東京外国為替市場＞イラク攻撃 大きな影響なし
12/17 21:16 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米軍への後方支援行わないよう要請 土井党首
12/17 21:24 朝日新聞 ◇イラク攻撃、「支持」の日本政府にも抗議相次ぐ◇
12/17 21:34 読売新聞 米英、第２次攻撃の準備
12/17 21:49 朝日新聞 ◇アラブ諸国の大半は黙認？米英のイラク空爆◇
12/17 21:51 時事通信 ◎フセイン大統領に「第一の責任」＝仏外相
12/17 22:03 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞日本経済に与える影響は、ほとんどなさそう
12/17 22:14 朝日新聞 ◇イラク空爆、「空爆は成功」とコーエン長官◇
12/17 22:18 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞日本の市民団体から次々と抗議の声 抗議行動
12/17 22:23 読売新聞 空爆開始、周辺国から避難急ぐ
12/17 22:25 読売新聞 米英軍戦果確認で偵察飛行
12/17 22:26 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞イラクに偵察飛行 第２次攻撃検討 米に犠牲
12/17 22:27 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞日本・小西次席大使、安保理でも支持明確に表
12/17 22:29 読売新聞 イラク攻撃、協調アピールへ支持即断
12/17 22:29 読売新聞 空爆支持、与野党の評価割れる
12/17 22:30 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米下院が大統領弾劾審議を延期 民主党の要請
12/17 22:32 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞在イラク日本大使館は湾岸危機以来閉鎖中 外
12/17 22:38 朝日新聞 ◇バグダッド市内は平静、治安警備強化も◇
12/17 22:39 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞ロシア大統領 厳しく非難 即時中止の声明発
12/17 22:43 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞中国も厳しく非難「譴（けん）責」 米国に不
12/17 22:44 読売新聞 欧州、空爆への評価割れる
12/17 22:44 読売新聞 中国政府も米国を厳しく批判
12/17 22:46 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞仏、外交手腕発揮できず 事態収拾にイニシア
12/17 22:47 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞ＮＡＴＯ事務総長支持「イラクは国連決議に従
12/17 22:49 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞イタリアが米英批判「欧州の意見ばらばらは問
12/17 22:51 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞アルゼンチン支持 国民の苦しみ避けるのはイ
12/17 22:52 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞韓国も支持表明 「民間被害は最小限に願う」
12/17 22:55 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞北朝鮮への警告と韓国 日本国内にも同じ見方
12/17 22:57 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞武力行使の根拠は３つの国連安保理決議
12/17 22:58 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞国連安全保障理事会で危機への対応を協議中に
12/17 23:09 毎日新聞 ＜社説イラク攻撃＞不適切なタイミング 危険なゲーム繰り返
12/17 23:12 読売新聞 イスラエル、防空ミサイル配備
12/17 23:37 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞爆裂の湾岸 不透明さ残る米の意図 「弾劾」
12/17 23:38 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米ＣＮＮテレビ 米市民の７４％が軍事行動を
12/17 23:42 時事通信 ◎米英、第２波の攻撃を準備＝アラブ連盟、イラクの要請で緊
12/17 23:42 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞西川恵外信部長 ポスト湾岸戦争の枠組み終わ
12/17 23:45 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞イスラエル 「報復」緊張高まる 毒ガス対策
12/17 23:46 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞アラブ諸国に戸惑い 「打倒」後の空白懸念
12/17 23:47 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞イランが米国を非難 作戦即時停止求める
12/17 23:49 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米“綱渡り”外交 長期的外交戦略の欠如
12/18 00:06 朝日新聞 ◇イラク攻撃―米国は何でもできるのか◇
12/18 00:16 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞ドキュメント＝１７日
12/18 00:23 朝日新聞 ◇バグダッドに空襲警報、民間人にも犠牲◇
12/18 00:24 朝日新聞 ◇イラク空爆、「空爆は成功」とコーエン長官◇
12/18 00:27 朝日新聞 ◇「安保理協議を要請」、ロシアと米英の対決、鮮明に◇
12/18 00:28 時事通信 ○第２波のイラク攻撃開始＝初日の作戦は成功−米
12/18 00:35 朝日新聞 ◇イラク攻撃、日本政府は二月から「支持声明」準備◇
12/18 00:37 朝日新聞 ◇ＮＡＴＯ国防相会議始まる、英米がイラク空爆を説明◇
12/18 01:08 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞有識者談話 ドイツ経済にも影響を与える恐れ
12/18 01:10 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞有識者談話 ロシア、ＳＴＡＲＴ２年内批准消
12/18 01:12 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞フセイン大統領宮殿も攻撃目標か 直撃は未確
12/18 01:16 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞中国の江沢民国家主席も軍事行動の停止要請
12/18 01:19 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞「支持」は「理解」よりも強く軍事行動を是認
12/18 01:22 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞ロシア下院 「野蛮な行為」と強く非難声明を
12/18 01:23 朝日新聞 ◇監視済み工場も爆撃、フセイン大統領が現地視察◇
12/18 01:24 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞佐世保、岩国の基地からも参戦 米強襲揚陸艦
12/18 01:26 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞「武力行使は根拠がない」駐日臨時代理大使が
12/18 01:27 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞邦人１３人全員無事 国連職員やＮＧＯ関係者
12/18 01:29 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞ブレア英首相「現在、爆撃機が作戦参加中」と
12/18 01:39 読売新聞 米大統領「完全に正当な攻撃」と強調
12/18 01:42 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞クリントン米大統領に抗議文 広島県原水協な
12/18 01:46 読売新聞 イラク外相「民間施設狙った」と非難
12/18 01:47 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞「フセイン大統領の娘宅や民家を攻撃」とイラ
12/18 01:53 毎日新聞 ＜イラク攻撃＞米英 第２回攻撃開始 米大統領「完全に正し
12/18 02:03 読売新聞 イラク攻撃に、アラブ、反発強める
YAMASAKI (SDI00872)
*518 SDI00872 山崎 久隆
中東>報道に見るイラク危機 爆撃初日2/2
(13) 99/01/13 17:39 514へのコメント
危機だ危機だと声高になるにつけ、本気で爆撃などするのか？この時期に、おい。
（映画とおんなじ）とか思っていたら、ほんとにやってしまうとは。政治レベルの次
元の低下は日本だけじゃ無いな。
イラク時間１７日午前０時５０分、日本時間午前６時５０分に空爆が始まります。
作戦名は「砂漠のキツネ」Desert foxなんだと。これは第二次大戦中に北アフリカ
戦線でイギリスのモントゴメリー将軍と戦ったドイツ機甲部隊の司令官ロンメル将軍
のあだ名ですが、ふうん、いつからアメリカはドイツ軍に心酔するようになったんだ
ろう(=^_^;=)。
爆撃開始と共に、各国の反応が次々に報道されてきています。
まずアナン国連事務総長のコメント
国連と世界にとって悲しい日になった。私は今夜、イラクの人々や同国に残る国連
の人道援助要員３０７人のことを心配している。私の思いはイラクの民衆と国連人道
援助職員と、生命が危機にさらされているほかのすべての人々ともにある。安保理決
議が順守されるよう、また、武力行使が回避されるよう、力の限りあらゆることをや
ってきたが、国連の努力が不十分であったことが判明した。努力が実らなかったこと
は極めて遺憾だ。私個人にも非常に悲しい日だ。イラクとその周辺では、明日も人道
救援といやしの外交が真に必要であり、国連はこれまでと同様に修復のための職務を
果たしていく用意がある。
明言してはいませんが、武力行使を批判する内容になっています。
批判の急先鋒にたったのはロシア。
攻撃開始直前にエリツィン大統領はフランスのシラク大統領と電話で協議しており、
そこでは「ロシアはあくまで武力行使に反対し、政治的解決を目指し、国連安保理の
すべての理事国の主張を考慮しない一方的な行動は許さない。」ことを伝えていまし
た。
イワノフ外相は攻撃直後に「いかなる国も国連から離れ独立して行動する権利は持
たない。まして世界の裁判官のように振る舞う権利は持たない。イラクにいるロシア
国民の生命が危機にさらされた場合は、最も重大な結果をもたらすことになろう。」
との声明を発表。
エリツィン大統領の声明も直後に発表されました。 声明全文は以下の通り。
----------------------------------------------------------------------
１２月１７日、米国と英国はイラク領土内部の対象に対して、ミサイル・爆撃攻撃
を行った。人命の犠牲が生じ、深刻な物質的損害をもたらした。
このような事態の展開について、ロシアは断固反対してきたものであり、もっとも
深刻な懸念、憤激の感情、大きな不安を呼び起こすものである。国連安保理が採択し
たイラクに関する決議は、このような行動に根拠を与えるものではない。
米国と英国は、挑発を受けていない軍事行為を実施することで、国連の憲章と国際
社会が規範とする国際法の原則、国際社会の舞台で国家が守るべき責任ある行動の基
準と規則を乱暴に破った。軍事攻撃は、国連安保理がイラク問題を協議しているまさ
にその時に実施された。つまり、国連と国連安保理が中心となっている国際安全保障
システム全体を破壊したことになる。ロシアはこれまでイラク問題の速やかな解決に
向けて全力をあげていた。
われわれは、これまでと同様、イラク危機の政治・外交解決の可能性がすべてなく
なったわけではないと確信する。このことは最近の国連とイラクの協力関係への、全
体として正常な歩みが証明していた。このような軍事行動を実現した国が、政治解決
に向けた動きを続けることが可能だと考えなかったことに憤慨を覚える。軍事行動は
ここ数年の湾岸地域の湾岸戦争危機以降の問題解決およびイラクの大量破壊兵器とそ
の運搬手段の潜在力撤去に向けての膨大な仕事に深刻な損害をもたらした。
ロシアは軍事・武力行為を速刻終結し、慎重かつ思慮ある態度を示し、紛争のさら
なる拡大を許さないように要求するものであり、さもないと、イラク問題解決ばかり
でなく、地域全体の安定に、もっとも劇的な結果をもたらすことになる。
イラク問題の解決は、国連安保理の決議および国際法の順守に基づいた政治・外交
的手段によってのみ可能なのである。
----------------------------------------------------------------------
エリツィン大統領はイラク攻撃直後に江沢民中国国家主席と電話会談を行います。
中国も声明を発表。要旨はロシアの声明とほぼ同じ。
孫玉璽報道局副局長が記者会見で「イラク攻撃は国連憲章と国際規範に違反するも
のであり、アメリカは国連安保理からイラクを一方的に攻撃する権限を得ているわけ
ではない。我々はそうした行為を非難する。」との見解を示し「国際紛争は平和的手
段で解決すべきだ」と主張。江沢民国家主席は「イラクに対する軍事攻撃は湾岸情勢
に重大な結果をもたらす可能性があり、中国としては深い不安を感じている」と声明
発表。
フランスも批判的立場に立つ国で、「米軍によるイラク攻撃に至った事態の悪循環
と、攻撃がイラク国民に与えるであろう深刻な人的被害を遺憾に思う」との声明を外
務省が明らかにしています。ジョスパン首相も「フランスにとって外交的解決が常に
優先的選択」と武力行使に反対の立場を表明。シラク大統領の声明は「今回のような
結果を招いたすべての責任はフセイン大統領にある。しかし武力行使は必ずしも解決
策ではなく、攻撃はイラクの人々を苦しめるだけだ。フランスはこの危機を終わらせ
るため全力を尽くす」というもの。
あと、まとめてしまいます。２２ヶ国と機関が加盟するアラブ連盟のエスマト・ア
ブドルメギド事務局長は、国連安保理決議を履行しようとしていたアラブ国家に対す
る侵犯行為であるとして激しく非難。５５ヶ国と機関が加盟するイスラム諸国会議機
構のアッズッディン・ララキ事務局長は「現在の危機は武力行使では解決できない。
国連安保理決議の尊重とイラクの主権の保証を同時に満たす話し合い以外に解決法は
ない」との声明を発表。代表的なアラブ諸国市民の見解は、レバノンのサリム・ホス
首相の「なぜイスラエルのみが大量破壊兵器所持に関し何の制約もなしにいられるの
か」という意見に見られるでしょう。多くの説明はいりますまい。
湾岸戦争時にイラクに占領されたりミサイル攻撃を受けたクウェートやサウジアラ
ビアでさえ、今回の攻撃の支持表明をしていません。まして他のアラブ・イスラム諸
国が支持をするはずはありません。
直前に中東・イスラエルを訪問したクリントン大統領ですが、その時やったことと
言えば、イスラエルにイラク空爆を事前予告したことと、攻撃を行った際に強い反発
を買わないように立ち振る舞ったくらいで、本来すべき中東和平の推進、具体的には
イスラエルに国連決議を守らせ、占領地からの撤退を早急に実現するといった「すべ
きこと」は何一つしてこなかった。こっちの国連決議無視は延々と続いているのだが、
制裁さえされていない。こういうダブルスタンダードがアラブ社会をずっと傷つけて
きたわけです。
そのネタニヤフ・イスラエル首相は「我々はこの紛争に加わるつもりはない。しか
し、イスラエルには自衛権があり、自国の安全を最優先している姿勢は中東一円に知
れ渡っている」と、万一の攻撃には反撃も辞さないという姿勢を見せます。すでに攻
撃開始前から防毒マスクを市民に配り始めるという準備の良さ。もちろんアメリカか
ら事前通告があったから。 しかしイスラエルは、 占領地から撤退しないことが既に
「紛争に加わっている」ことを知るべきでしょう。
その他の国々。
イタリアが攻撃は「無意味」ギリシャが「効果なし」と批判。南米諸国は多くが反
対ないし遺憾の意志表示、特にウルグアイ、コスタリカ、ベネズエラは非難声明。湾
岸戦争時に国連事務総長だったペルーのデクエヤル氏は「世界は武力行使を支持しな
い」。インドのバジパイ首相が議会で米英の攻撃を非難。カナダ、ドイツ、スペイン、
オランダ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、チリ、エルサルバド
ル、韓国などが支持を表明。
ないがしろにされた１５ヶ国で構成される国連安保理。爆撃の最中も公式協議をし
ていたという間の抜けた状況に立たされて理事国の多くは当然ながら怒りの境地。
アメリカとイギリスが「イラクが査察への協力を拒否したため、国連決議に従って
取った措置だ」と強弁したのに対して中国、ロシアは反発。理事国以外で唯一出席し
たイラクのハムドゥーン国連大使は「今回の攻撃は、イラクに対する侵略にほかなら
ない。我々は、アメリカとイギリスに即時、無条件に攻撃をやめさせるよう、安全保
障理事会が責任を果たすよう求める」と発言。
他の国も、例えばケニアは、安保理で査察報告書をどう判断すべきか協議している
最中に攻撃が行われたことで「最初から攻撃を意図していたとしか思えない」と批判、
スウェーデン、スロベニアなども安保理の承認を得なかったことを批判。
さて。安保理国の中でもっとも間の抜けた対応をしてくれたのがわが日本。日本だ
けが「空爆支持」を表明します。
しかしこれは、いわば「プログラム支持」でありまして、あらかじめ爆撃したら支
持表明するように小渕首相はプログラムされていたんですね。ははは。まさしくアメ
リカの木偶人形。２月あたりからすでに空爆支持は「決まっていた」というのですか
ら、論理もへったくれもありゃしません。北朝鮮だろうとどこだろうと、こんな国を
まともな交渉相手にしようと思わないのは当たり前。そりゃあアメリカと話をつけれ
ばすむんだからね。まったくどこまでくだらない政府なのか。
国際社会、特にアジアとアラブ諸国に「日本は独立国家でもなければ独自外交もあ
りません」というメッセージを送ったに等しい。このメッセージは、まさに日本の平
和を考える上で重大きわまりない。アメリカへの軍事活動に対して日本を考慮する必
要は無いと思われてもしかたがない。具体的に言えばイラクに能力があれば、海兵隊
の根拠地である在日米軍基地を攻撃するという決断をしてもおかしくない。
さらに具体的には日本のアメリカ軍関係施設がイスラム原理主義勢力の標的となる
可能性が高まったということだ。 それを呼び込んでいるのが日本政府。 それでいて
「テロに備えろ」ってなことを言うんだから、典型的マッチポンプ。
また、これでは経済援助目当て以外に、どこの国が日本と交渉をする気になろうか。
しかも経済も泥沼となれば、もはや誰も相手にしないことになる。いまやＯＤＡなど
の援助以外に、何一つ日本に望まれるものはなくなっているわけだ。「国際社会で名
誉ある地位（憲法前文）」などは夢のまた夢。北欧などの、軍事的、経済的には小国
であっても、アメリカなどよりはるかに国際平和に貢献している国々と日本の落差は
益々絶望的に開いていく。 そのうえ今回の空爆支持で、 「アジアの日本」ではなく
「アメリカの威を借る半アジア国家」の地位を「確立」させてしまった。
さて、どーでもいいよーな日本政府発言ですが、少なくてもこの国をなんとかせん
といかん責務は均しく国民にあるわけで、その国民の義務を果たすために(=^_^;=)記
録を残しておきましょう。
日本政府は、午前８時４５分から総理官邸に野中官房長官や高村外務大臣など関係
閣僚が集まって協議します。小渕首相はこのときベトナムのハノイにいます。アメリ
カからの通告は、攻撃の直前の午前６時２０分で、斉藤駐米大使がスローコム国防次
官から「軍事施設に対する、相当規模の攻撃をする」という連絡を受けたそうです。
小渕首相にはクリントン大統領が連絡を取ろうとしたらしいのだけど、衛星電話がト
ラブルを起こして通話できずじまいとか。はぁ。ただし６時半にはアメリカの通告内
容は外務省を通じて殊勝には届いていたそうです。
午前７時半には安藤忠夫内閣危機管理監を室長に、首相官邸別館の危機管理センタ
ー「官邸対策室」が設置されています。
午前９時１５分に空爆支持の首相コメントがハノイで記者団に発表されました。要
旨は以下のようなもの。
「イラクのＵＮＳＣＯＭへの協力再開は不十分と言わざるを得ない。イラクの対応
は国連決議、アナン国連事務総長とイラク間の了解、覚書に対する重大な違反である。
国連安保理、関係各国がイラク政府に安保理決議を完全に履行するように最大限の外
交努力を行っていたが、ＵＮＳＣＯＭに対するイラクの協力は得られなかった。この
ような事態に立ち入ったことは誠に残念。日本はこれらの経過にかんがみ、今回の米
国及び英国の行動を支持することを明らかにする。日本はイラクが、安全保障理事会
の決議上の義務を即時かつ無条件に受け入れ、履行することを強く求める。これによ
り国際の平和と安全が一日も早く達成され、イラク国民の窮状が是正されるよう強く
希望する。」
どうしようもなくひどい発言は高村外務大臣。日本が空爆を支持することをフォー
リー駐日アメリカ大使に伝えた際に、こういったそうだ。「イラクのようなテロ国家
が核兵器を持つことには断固反対する。」
なんと愚かな、相手は世界最大の核保有国ではないか。イラクだろうとどこであろ
うと核兵器を保有することに反対すべき立場の国ではないのか、日本は。
それもそうだけれど、今回の攻撃がどういう意図を持ったものかを外務大臣ともあ
ろうものが知らないらしい。
核兵器開発疑惑については既にＩＡＥＡが「具体的脅威は無い」という報告をして
いて、今回問題となったのは核開発など具体的なものでは無いというのが常識。既に
アメリカは「フセイン政権打倒」を掲げており、攻撃目標に大統領関連施設や一般の
軍の施設、防空施設や軍の指揮・通信施設などが含まれ、政権弱体化を直接狙ったも
のであることは誰の目にも明らかなことであり、日本はそれを支持したことになる。
逆に大量破壊兵器開発に必要なノウハウや資器材は、もし存在したとしたら、とっ
くに安全な場所に移されているとみるのがあたりまえで、かえってそういうものが見
えなくなってしまうという大きなマイナス効果しかもたらさない。
ＵＮＳＣＯＭが言うように「査察が停止すれば半年で大量破壊兵器の開発が再開で
き、兵器生産が可能になる」というのであれば、イラクを軍事的に完全に壊滅させな
い限り、多少の空爆ではむしろ危機は増大するというのが普通の考え方。つまりアメ
リカにしても、そのような現実的な危機があるなどと思っていないからこそ、こんな
むちゃくちゃな攻撃に踏み切れると見るべきでしょう。そのくらいのこともわからな
いとは。
日本の市民側の対応を簡単に。
「アラブの子どもたちとなかよくする会」の伊藤政子さんがちょうどバクダットに
滞在中に空爆が始まりました。現地に滞在していた日本人は合わせて１１人。
空爆前後の様子が毎日新聞の電話取材で伝えられています。
日本では同じ会がアメリカ大使館前でリレーハンストへ。
原水協は「軍事攻撃は、国連安保理が査察問題をめぐって協議中に米国政府が強行
したもので、国連憲章と国際法に照らしても完全に無法なもの」とする抗議文をクリ
ントン大統領と小渕首相あてに送付。
「日本婦人会議」や「戦争への道を許さない女たちの連絡会」などもクリントン大
統領とブレア首相あてに「米英の武力攻撃と、日本政府による支持に強く抗議する」
との文書を両国大使館にファクスで送付。婦人民主クラブは小渕首相に「新ガイドラ
インに基づく周辺事態法案などが国会に上程されているが、米軍の無理やりな軍事行
動に日本が協力していくことは絶対に許されない」とガイドラインに言及した抗議文
を送付。
新聞労連は「今回の一方的な武力行使は、話し合いで問題を解決していこうという
国際ルールを踏みにじるもの」との抗議声明を発表。
市民団体などの声も伝わっています。
アジア太平洋資料センターの越田清和事務局長は「大国としてのおごり過ぎがある。
イラクには何をしてもいいという立場だ。」
財団法人日本国際民間協力会は「国連での平和的な討議による国際問題解決が最も
良いと考えている。武力解決には賛成できない。」
政党の談話です。
自民党は森幹事長が「たび重なる国連の警告にかたくなな態度をとり続けてきたの
で、国際社会の安全確保のためやむを得ざる判断に基づく行動であり、わが党として
も支持する。国際的に大量破壊兵器の脅威に対する批判がある中、フセイン大統領は
戦線の拡大をもたらすことのないよう国連の査察に協力するよう強く求める。」
自由党は野田幹事長が「イラクの度重なる査察の拒否と国連決議を無視した結果で
あり、今回の措置はやむをえないものであった。イラクが国連の査察を無条件で受け
入れることは、アメリカやイギリスだけでなく、アラブ諸国を含む国際社会全体の共
通した意思だ。 イラクは直ちに国連の査察に無条件で協力することを表明すべき
だ。」
民主党は羽田幹事長が「イラクに査察への全面協力を受け入れさせるためには、武
力行使しかなかったというアメリカとイギリスの判断について、一定の理解を示すが、
国連での協議が行われているこの時期に、ぎりぎりの判断であったかどうかは、今後、
さらに検証が必要だと考える。米英両国がいたずらに空爆の拡大を図るのではなく、
国連の場を通じて事態の早期打開を図るよう求めたい。イラクは直ちに安保理決議を
順守し、査察を無条件、全面的に受け入れるよう求める。」
公明党は冬柴幹事長が「イラク政府が国連の決議や査察を拒否し、今回の事態に至
ったことは極めて遺憾だ。公明党は今回の武力行動が速やかに停止され、話し合いに
よる解決の道が開かれることを強く求める。政府はイラク政府が直ちに無条件の査察
を受け入れることを明確にするようあらゆる外交努力を講ずるとともに、国連などに
強力に働きかけるべきだ。」
改革クラブは石田幹事長が「イラクの査察拒否は、国連決議や核廃絶を望む国際世
論に背く行為であり、今回の軍事行動はやむをえない側面があるが残念だ。わが国は、
イラク政府が速やかに無条件の核査察の受け入れを表明し、事態を収拾させるよう外
交努力に努めるべきだ。」
社民党は渕上幹事長が「武力によって問題は解決できず、査察問題はかえって悪化
する。社民党は空爆を行ったアメリカとイギリスの行為を批判する。イラク政府は、
アナン国連事務総長の調停の努力を尊重して、査察を受け入れ、平和的な解決に全力
を尽くすべきだ。また、日本政府は、アメリカとイギリスの軍事力の行使を支持すべ
きでなく、直ちに中止を求めるべきだ。次期国会での日米防衛協力の新指針（ガイド
ライン）関連法案審議と、自自連立政権の動きという国内の政治の状況があって、非
常に早く反応した日本政府の右寄りの姿勢に中国はじめ周辺諸国が心配している。」
共産党は志位書記局長が「今回の軍事攻撃は、国連安保理で協議がなされていたさ
なかに一方的に強行されたもので、共産党は、国際法と国連憲章を公然と蹂躙するア
メリカの野蛮な行為を厳しく糾弾する。イラクの査察拒否は批判されるべきだが、軍
事攻撃を合理化することにはならない。また世界で批判が高まっているなかで、小渕
内閣がいち早くアメリカの軍事行動に支持を表明したことは重大で、わが国の米軍基
地から出動した艦船や飛行機がかかわっていることとあわせて、厳しく非難する。」
アメリカ大使館前では、空爆を受けて市民団体などが次々に訪れ抗議行動を行いま
した。また、午後４時過ぎには社民党の保坂展人衆院議員ら代表５人が大使館にジョ
ン・ヘバーン一等書記官を訪ね「武力を行使することは断じて認められない」と攻撃
中止を申し入れました。３０分程度の会談では書記官が正当性を主張し「イラク市民
が困るのは、フセイン大統領が悪いからだ」などと語ったそうです。
YAMASAKI (SDI00872)