北口です。
時期が遅れましたが「HAP99」及び「ICPD+5」「北京+5」、そして太平
洋州の反核運動・先住民族運動との交流報告報告をさせていただきます。
11月17日〜30日までピースボートの水先案内人としてタヒチからスバ
(フィジー)に乗船しました。南太平洋で深刻な核被害を受け「反核・独立」
運動の世界的活動家、東チモールの亡命人権活動家たちとハーグ平和
会議に向けてアピール採択の会議を連日行いました。太平洋州の反核
独立運動の代表的な人々、その中心センターとなっているPCRC(太平洋
初諸島問題情報センター)のメンバー、タヒチの労働運動・女性の人権運動、
反核運動などたちとの活発は意見交換の日々でした。フランス基地軍人の犯罪や
経済・就労問題も学べました。
日本からは北口学、ジャーナリストの鎌田さとしさん、アイヌ民族の活動家で現在
世界的な反核運動のセンターとなっているPCRC(フィジー勤務)、スバ在住の
アイヌ民族の活動家計良吾夢さんが参加。
女性に対する暴力および人権・「アボリッション2000」・
民族自決・先住民族の土地権・マイノリティの教育権などの議論もなされ、
それら全てを盛り込んだ
「Tahitian Delegation Statement for the Preparation of the Hague appeal
for peace 1999
on boad Peace Boat 26th November 1998」
が採択された。
今回のピースボートではハーグの平和会議HAP99に向けた世界の声を集約し届ける
というプロジェクトが、訪問先の各地域・寄港地で準備されてゆく船旅である。
上記の宣言文には、
●「2000年北京+5」のためのNGOフォーラムをニューヨークで開催する事を要求
●日本とタヒチ・太平洋州の、女性と人権問題に取り組む国会議員とのネットワーク
立ち上げの2点も文面に追加記述された内容となっている。
ハーグ平和会議に向けて航海を続けるピースボートの活躍及びHAP99への思い
、現在、航海中のオリビア号の詳細は下記、ピースボートホームページでご覧頂けます。
http://www.peaceboat.org
タヒチでの反核・独立運動家たちとの交流、東チモール活動家との友情、環境難民
バナバ民族(紹介HP http://www.ion.com.au/~banaban/
)の心温まるウエルカムパー
ティと日本軍侵略下の厳しい歴史、植民地時代の奴隷狩り・人身売買の子孫、フィジー
のソロモン人コミュニティとの訪問交流学習(彼らの現状は在日韓国朝鮮人の日本
での状況と被差別状態に酷似)など、実りと中身の充実した内容でした。
また、太平洋女性人権グループとの「ICPD+5」の情報交換に取組み、大きな関心を
持った様子。今後、連携を密にして行きたいとの事です。
以上
3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月