米太平洋軍の準機関紙"Pacific Stars & Stripes"が最新号で、 イラク攻撃
への反応を、在日米軍基地(一部在韓基地)を取材して回っています。
Friday, December 18, 1998
Airstrikes get mixed reaction
By Wayne Sprecht Stripes Misawa Bureau Chief
現在ならホームページ
http://www.pstripes.com/edfr.html
でこの記事を読めるはずです。なにかの参考になると思い、それらの発言を要
約して以下に訳しました。肩書等は一部不正確なものがあるかもしれません。
余計なことですが、イラク爆撃報道の日本の新聞の特集はそれぞれ以下のと
おりです。まとめて事実関係を整理するには便利かも。ただ大資本のわりには
情報量は少ないです。出し渋り?
読売
http://www.yomiuri.co.jp/etc/iraq.htm
毎日
http://www.mainichi.co.jp/tokusyuu/iraq/index.html
朝日
http://justnet.asahi.com/paper/special/iraq/index.html
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◆三沢の基地内販売店店長「クリントン支持だ。しかし湾岸戦争の時と同じに
なるとは思えない」。
◆三沢の空軍写真担当「中東へ行く覚悟はできている。この攻撃は弾劾と関係
あるだろう。まっ、驚くには当たらんね」
◆三沢の技術将校「また我々が第3世界の国を吹き飛ばしてるって言う連中が
出てくる」
◆横田で休暇中のキティーホークの乗組員「これで休暇も終わりだね。どうせ
行くんだ。時期が早まっただけ」
◆横田でガールフレンドを送りに来た基地従業員「攻撃が限定的なら支持する。
ちょっと爆弾を落とすだけで世界は我々の方針を分かるだろう。それ以上はや
り過ぎだ」
◆横田の空軍輸送支援団将校達「上からの方針でしゃべることは禁止されてい
る」
◆三沢の第35戦闘航空団の広報軍曹「イラク攻撃が始まってからも別に警戒
体勢をあげていない。この35航空団から今約50人が中東に行って支援して
いる。今回の爆撃よりも前だが」
◆韓国Yongsan基地の娯楽センターの技術軍属「攻撃のタイミングが適当かわ
からない。世界中のイスラム教徒にどう思われるか」
◆同司令部下士官「サダムが自分で蒔いた種。遅すぎたくらいだ。我々は彼にチャ
ンスをやった。しかしそれに応えなかった。大統領と安保理の取った行動は正
当だ」
◆沖縄海兵隊キャンプフォスター軍曹「いずれ起こることだったから驚いてい
ない。」
◆沖縄海兵隊キャンプフォスター軍曹「誰が大統領でもいずれこうなる。問題
は我々が行って全部の武器を壊してやってもフセインがいる限りまた元に戻す。
フセインこそ彼らが仕留めなきゃならん相手なんだ。我々(上記2人)は行け
と言われれば喜んでペルシャ湾に行く。 国に奉仕するために軍にいるんだか
ら」
◆キャンプバトラーのボーリング場でたまたま飯を食っていた経済学の米教授
「絶望的な状況だ。フセインは我々を追い詰めた。他にどうしようがある?こ
れは事態の終わりにはならんだろう」
◆現在中東配備の強襲揚陸艦ベローウッドに乗っている沖縄海兵隊大尉の妻
「あまり心配してない。私たちは彼のために祈っているから」
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Masahiko Aoki
青木雅彦
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