Date: Thu, 10 Dec 1998 14:24:10 +0900
From: 加賀谷いそみ  <QZF01055@nifty.ne.jp>
Subject: [keystone 888] <函館>「非核・平和函館市民条例を実現す
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 北海道函館市で、12月4日、「非核・平和函館市民条例」の制定を市に求める、「
非核・平和函館市民条例を実現する会」の発足集会が開かれました。集会には、約17
0名が参加し、「非核・平和函館市民条例(第一次案)」を示し、市民側の意思を表明
しました。同案をもとに、これから議員立法のための論議に耐えうる案づくりのために
、専門家、議員などを交えて検討を加え、来春の議会での条例成立をめざしています。
同時に、広く市民の賛同を得て、市議会に提出しようと、来年1月までに、3万人を目
標とする市民署名活動を開始しました。

 函館には7月に米海軍調査船サムナ−が入港し、8月には矢臼別で米軍の実弾砲撃訓
練などが行われました。その8月に開かれた、沖縄の海兵隊を本土に連れ戻す運動をし
ている元海兵隊員平和活動家のアレン・ネルソンさんの講演会に、多くの若者を含む2
50名の市民が集い、その時手を結んだ人々を中心に、10月には、「新ガイドライン
の立法化に反対する市民集会」が開かれ、230名が参加しました。その翌日の米海軍
調査船サイラス・ベント入港反対抗議集会では、連合系や全労連系を含む市民団体によ
る、歴史始まって以来といわれる集会が実現されました。そして10月27日、「戦争
に協力しない」という一点で結ばれた「新ガイドラインの立法化に反対する市民連絡会
」が誕生しました。
 このような多くの函館市民の平和をのぞむ気持ちが集められ、このたびの「非核・平
和函館市民条例を実現する会」は発足しました。

 同会では、非核証明のない艦船の入港拒否をはじめ、日本国憲法を守り、地方自治の
本旨に基づき、平和友好国際交流と、市民のくらしの安全を守ること、市の施設を戦争
には使わせない、市職員の戦争目的にかかわる協力は認めないなどの条項に盛り込むこ
とで、新ガイドラインを切り崩す運動としても位置付けられています。市民の手で歴史
の歯車を平和の方向へ回転させるエンルギ−が燃え続けています。

 以下は、条例制定を求める要望書の署名の呼びかけと署名用紙です。
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      みんなでつくろう!
    市民が創る平和な街・函館
   非核・平和函館市民条約

<真の「国際観光都市・核兵器廃絶平和都市・函館」をめざして>

 わたしたちのふるさと函館は、古くから港を諸外国に開き、経済・文化交流を深めて
きた歴史があり、現在も世界の人々との友情を深め、国際交流が盛んな街であることが
市民の大きな誇りとなっています。そして、この函館を真の国際観光都市としてさらに
発展させていくためには、「平和な街づくり」ということが基盤となります。

<子どもたちのために「平和で安全な街・函館」を創りたい>

 わたしたちの街・函館においても昨年来、「新ガイドライン」体制の予行演習とも言
うべきブル−リッジなど米艦船の入港が相次ぎました。現在、国会に上程されている「
周辺事態法」では、こうした米艦船が函館の港湾、空港、病院などの施設を強制使用す
ることが可能となり、わたしたち市民にも具体的な戦争協力が強制されかねません。国
際観光都市・函館には、戦争協力はふさわしくありません。そして、わたしたち大人の
使命は、子どもたちのために「平和で安全な街・函館」を創ることです。

<市民一人ひとりが主人公!「非核・平和函館市民条例」を実現する運動にご協力を!

 神戸では「非核証明書」のない艦船の入港拒否を23年間守り続けています。また、
高知では知事自ら非核港条例制定へ向けて努力しています。
 わたしたちは、「平和憲法」、「非核三原則」そして「函館市核兵器廃絶平和都市宣
言」の理念をより具体的に実効化させる「非核・平和函館市民条例」を市議会での「議
員立法」によって成立させ、「平和で安全な街・函館」を函館市の意志として築きたい
と考え、広く市民に運動を呼びかけることにしました。
「市民条例」制定の成否の鍵は、あなたの意思表示にかかっています。あなたも市民が
主人公の「非核・平和函館市民条例」を実現する運動に参加しませんか。

 市民の知恵と力を結集させて「非核・平和函館市民条例」を実現させましょう!!
                       1999年12月

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函館市議会議長 石井 満 様

「非核・平和函館市民条例」制定を求める要望書

 真の「国際観光都市・核兵器廃絶平和都市・函館」をめざして、「非核・平和函館市
民条例」の議員立法による成立を求めます。

                         1999年 2月 
                 「非核・平和函館市民条例を実現する会」
                      代表 水山修司
                         佐藤 修
                         谷藤雅通

「署名について」 誰でも署名ができます。
 締切は、1999年1月末ですが、提出はなるべく早めにお願いします。
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  「非核・平和函館市民条例を実現する会」
  事務局  〒040-0032 函館市新川町14-5  函館地区平和運動センタ−内
       TEL 0138-26-1112 FAX 0138-26-1121  


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