ブルッキングズ研究所の研究員が「米軍核兵器13個以上が行方不明になっている
」と時事通信に語ったとのこと。asahi.comに記事が載っています。
http://iij.asahi.com/flash/finternational.html#finternational_441
昨日の中日新聞のニュース速報にも出ていました。
http://www.chunichi.co.jp/sokuhou/sokuhou.htm
==================== asahi.comから一部引用 ============================
米軍核兵器13個以上が行方不明に
冷戦時代、米国が製造した7万個以上の核爆弾のうち、13個以上が事故などによ
り沖縄近海を含む世界各地で紛失、現在でも行方不明のままであることが分かった。
米国の核問題専門家、スティーブン・シュワーツ・ブルッキングズ研究所主任研究員
が25日、解禁された米軍公文書を基に時事通信に語った。
(中略)
同研究員のグループは最近、ブルッキングズ研究所から核兵器のコストや費用対効
果を分析した著書「核の監査報告」を発刊、核兵器紛失もその調査過程で判明したと
いう。
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「核の監査報告」は以下のページに紹介があります。
http://www.brook.edu/press/books/atomic.htm
Atomic Audit The Costs and Consequences of U.S. Nuclear Weapons Since
1940
Stephen I. Schwartz, Editor 680 pp. / 1998
Paper 0-8157-7773-6 $24.95 Cloth 0-8157-7774-4 $59.95
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上記の解禁された米軍公文書がWebに公開されているかわかりませんが、グリーン
ピースのサイトに核兵器事故のリストがあります。ここには上記の記事に書かれてい
るほとんどの事故についての記載がありますから、核兵器が多数紛失していること自
体は別に新たにわかったことではありません。
Selected Accidents Involving Nuclear Weapons 1950-1993
http://www.greenpeace.org/~comms/nukes/ctbt/read3.html
核兵器関連のリンク集:
・NUCLEAR WEAPON LINKS & AUTO-LINKS
http://www.nukefix.org/link.html
・The Big, Big List of Nuclear Related Links
http://www.enviroweb.org/enviroissues/nuketesting/hew/News/Bigbig.html
解禁された公文書の検索:
・エネルギー省
http://www.doe.gov/opennet/
・The National Security Archive
http://www.seas.gwu.edu/nsarchive/
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沖縄近海の事故に関しては、以下の本が参考になります。
『水爆搭載機水没事件』ドウス昌代、講談社文庫 ISBN4-06-263531-3
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まあ、7万個もつくったら、そのうち13個くらいなくなっても不思議ではないと
思うが、こんな国が他国に対し、大量破壊兵器関連施設や地下核関連施設の査察を(
根拠も明示せずに)要求しているのだから、世の中摩訶不思議としか言いようがない
。
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MARUYAMA K. kaymaru@jca.ax.apc.org
2GO GREEN
http://www.jca.ax.apc.org/~kaymaru/2GG_JCANET.html
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