Date: Wed, 18 Nov 1998 00:36:32 +0900 (JST)
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Subject: [keystone 819] Re: わたしめげません。
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山谷労働者福祉会館のなすびです。

 知事選の結果を受けて誰もが声を出せずにいるところ、今の気持ちを表現された比
嘉さんを、僕は心から信頼したい気持ちです。

At 10:56 PM +0900 98.11.17, higa akiko wrote:
> や
> んばるの人たちをはじめとした「基地はいらん」の声は県内でもまだま
> だ強く基地誘致の動向に対する目はずっと厳しいものであるはずです。
> とはいえ、「期限付き軍民共用空港」などというまやかしを公約にし、
> 構造的な問題である失業率の高さを大田氏にのみ責任転嫁した無責任な
> 稲嶺氏に投票した人たちの責任は重い、と思う。
> 本土に住んでる者になにがわかるといわれるかもしれませんが、ひき逃
> げ事件の直後であっただけに、命よりも金なのかとも思えるこの結果に
> 対して正直言って悲しく腹立たしい思いがあります。

 それを言うなら、「本土」に住む日本人に何が分かるということもあるでしょう。
しかし、僕は今回の結果に「苦渋の選択」では済まされないものを感じます。それと
は別に、運動として真剣に考えなければいけないものがあると思います。逆に僕自身
としては、知らず知らずのうちに沖縄の人達の「沖縄の心」にどこか依拠した気持ち
を、捨てなければいけないと思っています。

> でも、そこは抑えて、稲嶺氏が自民党の手先のようなふるまいしかできず
> にきっとするであろう大ぼけかましに備えて、運動を盛り上げるための
> ネットワークづくりのため地道に努力するしかないかなと、気を取り直し
> て、がんばるつもりなので、みなさま、今後もよろしくお願いします。
> わたしめげません。
>
> 本土でも「沖縄から」だけではない自らの足元から地道に運動をつくる
> ことの重要性が増してきましたね。

 「本土」の運動が一般的にそうだったとは言いませんが、僕自身の沖縄の人達に対
する「うしろめたさ」を含めて「沖縄から」に依拠していた部分は否定しようもあり
ません。しかし、今回の結果は、それ自体を打ち壊すものとしてありました。別の次
元で僕たちのやるべきことを感じてもいます。そしてこのことは、僕自身と多くの仲
間たちとの関係の豊かさを作る契機になるはずだという予感もあります。
 僕は日雇労働者・野宿労働者と関わる中で、山谷で沖縄の人達と出会いました。そ
の原点にかえって、僕も関わりたいと思います。

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