米軍の言うところの「戦争ゲ−ム」のこと
共同訓練の演習項目は、「対潜訓練、対空戦訓練、対水上戦訓練等」となっているか
ら何でもあり。
艦船が5隻でも10隻でも人員が8千人くらいだというからきっと潜水艦もあちこち
と潜ってるんでしょう、よくわからないけど。
海自は秋田県の農政部が演習内容を公表してほしいといったのに「演習は流動的だか
ら特定できない」から教えないと回答しました。
舞鶴では、沿岸には行きませんよとは絶対言ってくれない。それでも秋田県は港によ
るわけでもないので皆さんにはご迷惑はかけませんだって、よく言えるわ。漁民のほう
は、いつ軍艦があらわれて、どこに潜水艦が泳いでいるのか分からず、不安です。夜間
も訓練しているのです。それなのに、漁協や漁連は心配してくれているようすはみえな
いのが不思議です。漁師は百歩譲って、せめて共存共栄するくらいの気が自衛隊にあっ
ても罰は当たらないではないかといいます。
海上保安庁の射撃訓練などは保安部に行けば射撃訓練の場所や日時が分かるのに、な
んで艦船が通る道さえ教えてくれないのかの理由を、海自は答えてくれません。防衛庁
にでも聞いてくれということです。秋田県では81年にマス漁の漁網が切られました。
その時切られた網しか弁償してくれなかったはずです。これは米軍が知らないで通った
らしいけれど(気にもしてないだろうけど)、海自には関係ないんだそうです。去年、
若狭湾で海自の掃海艇が底引き漁船と接触事故を起こしたについては、港を出入りする
から交通事故と同じでどこでの起こるものだと(若葉マ−クで運転してんのかしら)。
海にも交通ル−ルがあるはずですが、なだしお事故の例でも分かるように、相手がル−
ルを守る気がないと、いくら漁船が気をつけていても、安心できません。走行中だった
らなんとか避けられるかも知れませんが、網をおろしているとちょっとやそっとでは逃
げられません。軍艦は結構スピ−ドがあるらしいのでなおさらです。今回も舞鶴で、海
自の輸送艦が定置網を破りました。
秋田はこれからハタハタ漁の最盛期を迎えます。それでなくても海が荒れる時期の危
険な漁なのに。
秋田県では主に、70キロ付近での操業が多いですが、30〜40カイリでの漁もあ
り、70カイリまで出る船もあります。農政部でもそれを伝えましたが、海自では概ね
20カイリ以遠というだけで、それ以内に近付かないという保証もしていません。
農政部では要請をしていますが、県知事は知らん顔です。秋田県には、米軍基地がな
いので、空軍の低空飛行などの問題は、県の人事課や秘書課が仙台の防衛施設局を通し
て防衛庁に、というつながりがありますが、海軍についてはつながりが薄く、米海軍へ
なんらかの要請をするとしても、縦割り行政の悲しさで農政部独自ではできないので、
人事課などがちゃんとしてくれないと、つまり知事がしっかりしてくれないと、海軍の
横暴を指を加えてみているだけということになります。
インタ−ネットの情報では、キティホ−クが日本海を北上し、津軽海峡を渡るらしい
ということですが、防衛庁のHP情報さえも、「善意」で教えているだけで、建前上は
公式な見解とはならず、文書での送付や、プレスリリ−スされたものしか、要請の根拠
とはなりにくいし、政府も答える義務もないらしいです。
海自では、よくを調べてからものを聞けと言いますが、なんにも教えてくれないで、
どやって調べればいいんでしょうか。まわりに実働演習と共同演習の演習内容や、どう
違うか聞いてみたけど、ちゃんと知っている人はいませんでした。もしかしたら、自衛
隊でも、米軍からメイレイされるだけで、現場担当者は何にも知らないのかも知れませ
ん。だからそんな強がりを言うんじゃないかと思いました。
自衛隊では、よく「市民に開かれた自衛隊」とか言いますが、その「市民」は、自衛
隊関係者や家族のことで、わたしなんぞは、「市民」の中にはいっていないらしいので
、聞くだけむだだと、周りは笑うけど、私だって、「国民」やってあげてるんだから、
ちゃんと教えてほしいです。
ここでこんなことごちゃごちゃいっても仕方ないけど、なんでこんな物騒なことを大
枚の金をかけてやんなきゃならないのか分からないし、何にも教えてくれないし、ささ
やかだけど税金払って「国民」やってるの,なんかアホらしくなっちゃって・・・
米軍訓練の本土移転方針が公表されたとき、防衛庁長官が「地元の合意と安全確保を
最優先したい」って言ってたそうだけど、あれもぜ〜んぶうそなんだ、きっと。
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水−2139
平成10年10月23日
海上自衛隊舞鶴地方総監部防衛部長 様
秋田県農政部長
平成10年度日米共同統合演習(実動演習)及び平成10年度海上
自衛隊演習(共同演習)について(依頼)
平成10年10月16日付け舞鶴防3第990号で通知のあった平成10年度日米
共同統合演習(実動演習)及び平成10年度海上自衛隊演習(共同演習)の期間中は、
本県各漁業協同組合に所属する漁船が沖合海域(大部分の漁船は距岸約70海里までの
海域、一部は日本海中部の大和堆海域)で操業し、遊漁船等も航行しています。
ついては、演習の実施にあたっては、これら船舶の航行の安全確保を十分徹底し、事
故防止に万全を期していただきますようお願いいたします。
また、演習参加艦船の本県沖合の通過・滞在の日時、種類・数を公表していただきま
すよう併せてお願いいたします。
なお、当該演習の実施については、県内の海面各漁業協同組合及び漁業協同組合連合
会宛に通知しておりますので申し添えます。
連絡先:農政部水産漁港課
漁場利用担当、鷲尾
電 話:018−860−1893
FAX:018−860−3849
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舞監防3第1026号
10.10.28
秋田県農政部長 殿
海上自衛隊舞鶴地方総監部防衛部長
平成10年度日米共同統合演習(実動演習)及び平成10年度
海上自衛隊演習(共同演習)について(回答)
標記について、下記のとおり回答いたします。
記
1 操業漁船等の航行の安全確保につきましては、演習参加艦艇になお一層徹
底いたします。
2 演習参加艦艇の秋田県沖合の通過・滞在の日時、種類・数については、演
習の性格上、流動的であり、特定することが困難ですのでご了承下さい。
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水−2139
平成10年10月23日
秋田県漁業協同組合連合会代表理事会長 様
各海面漁業協同組合代表理事組合長 様
秋田県農政部長
平成10年度日米共同統合演習(実動演習)及び平成10年度海上
自衛隊演習(共同演習)について(通知)
このことについて、平成10年10月16日付けで海上自衛隊舞鶴地方総監部防衛部
長から別紙のとおり通知がありましたのでお知らせします。
また、「演習の概要 2 演習海域」に記載されている「日本周辺海域」(海域図・
略図等の添付なし)とは、日本周辺海域全体をいい、具体的な演習海域は特定できない
ということですが、概ね距岸20海里以遠の沖合海域であるとのことです。
なお、この演習においては、期日は未定ですが、艦艇等が日本海から津軽海峡を抜け
て太平洋側へ移動する予定であるとのことですので申し添えます。
連絡先:水産漁港課漁場利用担当、鷲尾
電 話:018−−860−1893
FAX:018−860−3849
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別紙「注意」
舞監防3第990号
10.10.16
秋田県農政部長
山形県農林水産部長
新潟県農林水産部長
富山県農林水産部長
石川県農林水産部長 殿
福井県農林水産部長
京都府農林水産部長
兵庫県農林水産部長
鳥取県農林水産部長
島根県農林水産部長
海上自衛隊舞鶴地方総監部防衛部長
平成10年度日米共同統合演習(実動演習)及び平成10年度
海上自衛隊演習(共同演習)について(通知)
標記について、別紙のとおり実施しますので通知します。
本件に関して、関係漁協への通知をお願いします。また、本件に関する報
道機関への公表については、防衛庁で公表する平成10年10月27日(火)
午後2時以降でお願いします。
添付書類:別紙「注意」
写送付先:海上幕僚監部防衛部長
自衛艦隊司令部幕僚長
横須賀、呉、佐世保、大湊地方総監部防衛部長
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「注意」
別紙
平成10年度日米共同統合演習(実動演習)及び平成10年度
海上自衛隊演習(共同演習)の概要
1 演習期間
(1)平成10年度日米共同統合演習(実動演習)
10、11、2(月)〜11、16(月)
(2)平成10年度海上自衛隊演習(共同演習)
10、11、5(木)〜11、12(木)
2 演習海域
日本海周辺海域
3 演習規模
区分 日米共同統合演習 海上自衛隊演習
海上自衛隊 艦 艇 約20隻 約100隻
航空機 約10機 約180機
人 員 約3、200名 約32、000名
米海軍等 艦 艇 約5隻 約10隻
航空機 約75機 約90機
人 員 約8、000名 約8、000名
4 演習項目
対潜訓練、対空戦訓練、対水上戦訓練等
5 運行船舶等に対する安全措置
(1) 演習の計画及び実施に当たっては、船舶・航空機の航行及び漁船の
操業状況を事前及び演習中に調査するとともに、民間船舶、漁船等の
ふくそうする海域の使用を極力避けるように配慮し、事故防止に万全
を期する。
(2) 演習においては、射撃及び爆撃は実施しない。ただし、参加しない
艦艇及び航空機が射撃又は爆撃を実施する場合は、従来どおりの所定
の手続を行う。
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3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月