仲田です。
昨日から朝日新聞神奈川面で「ゆめ国体」の問題が掲載されています。膨大な量
なので、アップは中止します。
ロンドンの桜井さんからライフル射撃のスポーツ性について意見がありました。
厳重な規制のもとにおかれている状況が述べられていますが、私はそのような管
理下でしかできない、しかも誰でも自由に使えるものではないことが問題だと思
います。
現在の状況は定かではありませんが、25年ほど前に、義弟が銃を購入するとき
に、調査があるので、組合活動のことはあまり言わないでくれと妹から頼まれま
した。彼らの心配が根拠のあるものかどうか分かりませんが、少なくとも親兄弟
は調べられるようです。このように一般の国民にはほど遠いものを使用し、しか
も一部の人しか参加できないものを「国民のためのスポーツ」と言えるかどうか
ということです。
個人個人がその意思でやることまで否定するものではありません。
また、
>いました。鉄砲は危ないのでスポーツではないという短絡的な結論に我々が陥り
>がちなのはよくわかりますがそういう認識が社会のマジョリティーを占めている
>のがとても残念です。
と言われていますが、むしろ、私の意見がマイノリティだと思います。大多数の
人が認めているからこそ、オリンピックの競技にもなり、国体でも堂々と行われ
ているのではないでしょうか。
銃剣道について
身近な上原さんが銃剣術の経験者とは。灯台下暗しとはこのことを言う、と思い
ました。
>らされました。昔の中学には正課で「武道」というのがあって、剣道か柔道を
>選択できるようになっていました。ところが「銃剣術」は「武道」とは無関係
>で、教練の中の一課程で選択の余地なく、全員に課せられていました。
このような背景があればこそ戦前、急速に普及したものでしょうね。
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◎神奈川県銃剣道連盟会長・山道公氏の挨拶(当日配布される)です。
「−−前略−−。私はたちは、この大会のため、神奈川県、寒川町はもとより地
元自衛隊有志の方々に、計画の段階から格別のご協力とご支援を賜り、連盟の全
力を挙げて、この大会の成功を目指して準備を進めて参りました。−−後略−−」
◎社団法人全日本銃剣道連盟 Q&A
Q 現在の会員数は?
A 会員数は約10万名、登録会員数は約6万名。会員は、自衛官及びその退職
者が多いのですが、国民スポーツとして発展するため青少年への普及に力を
入れています。
◎第52回なみはや国体開始式(銃剣道)では、整列した選手のバックに「必勝
大阪37連隊」の横断幕が掲げられています。
◎東雲(97年9月18日)
見出し
ざん壕で銃剣格闘
攻撃精神と闘争心養う
史上初の試み 22普連・9年度第1回銃剣道競技会
“やらねばやられる”
肉弾相討つ
その中では、普通科戦闘員として最後の戦闘手段である銃剣格闘と位置づけられて
おり、連隊長は
「−−。激しい闘志が勝負の決め手である。やらなければやられるという戦闘の原
点に立ち返り、おう盛な闘争心で競技に臨んでほしい」
と訓示しています。
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このような状況と、国体競技会各県代表の70%、133人(昨年は124人)と
いうこと、さらに、県の出場者(成年男子)すべてを現役自衛官が占めるところが
16道府県におよぶ現実をみた場合に、「自衛隊員による自衛隊員のための競技」
という「98神奈川国体を考える会」の主張は理解できるものではないでしょうか。
仲田博康
nakada_h@jca.ax.apc.org
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