毎日新聞に投書したら、掲載されました。沖縄で毎日新聞を見ている人は少な
いと思いますので、厚かましいことではありますが、ポストさせていただきま
す。たまには、沖縄についての投書が東京の新聞にも載ることがあるという意
味で。
沖縄で酔っぱらい米兵にひき逃げされた女子高生は意識を回復することなく
十八歳で帰らぬ人となった。
酔っぱらってひき逃げをしても、逮捕されない特権を米兵に保障している地
位協定とは一体何だ。米兵が基地に逃げ込めば国内法が適用されない沖縄は租
界か?
そんな屈辱的な状態を恥とも思わず、米国に地位協定の見直しを申し入れる
気はないと言う野中官房長官は一体どういう感覚をしているのか。大田沖縄県
知事が橋本首相の辞職に挨拶に来なかったことを野中氏は人の道に反すると言
ったが、独立国として当然の外交交渉もしようとせず、沖縄県民を不幸な状態
に放置していることこそが、政治家として人の道に反しているのではないか。
野中氏は米軍基地を自分の選挙区に誘致して、沖縄県民に詫びるべきだ。
と投書したら、次のように「改善」されて掲載されました(10月20日)。
沖縄県で酒気帯び運転の米兵の車にひき逃げされた女子高生は、意識を回復
することなく、十八歳で帰らぬ人となった。
酔っぱらってひき逃げをしても、起訴前に日本側が身柄を拘束できない特権
を米兵に与えている地位協定とは一体何だ。米兵が基地に逃げ込めば国内法が
適用されない沖縄は租界なのか?
そんな屈辱的な状態を恥とも思わず、米国に地位協定の見直しを申し入れる
気はないと言う小渕恵三首相と野中官房長官は一体どういう感覚をしているの
か。
野中氏は大田沖縄県知事が橋本首相の辞職にあいさつに来なかったことを人の
道に反すると言ったが、独立国として当然の外交交渉もしようとせず、沖縄県
民を不幸な状態に放置していることこそが、人の道に反しているのではないか。
政府はいかなる場合でも起訴前に身柄を拘束できるよう、米国側に地位協定
の改訂を求めるべきだ。
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上原成信(sei-u@jca.ax.apc.org)
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