上原@爺です。
仲田さん、銃剣道競技でいろいろご苦労さんです。
60歳位からあとの人たちは、自衛隊にでも入ったのでなければ、あの不格好
な銃剣術というのは体験したことはないでしょう。私のような爺は否応なくや
らされました。昔の中学には正課で「武道」というのがあって、剣道か柔道を
選択できるようになっていました。ところが「銃剣術」は「武道」とは無関係
で、教練の中の一課程で選択の余地なく、全員に課せられていました。
> 来の槍術の技法も加えて研究され、陸軍の戦技として発展していった。1937年、
> 大日本武徳会は武道の一つとして範士・教士の制度を整え、以後は陸軍のみならず
とあるように、当時「支那事変」と言っていた日中戦争が始まった年に新参者
としていわゆる「武道」の中に付け加えられたものでしょう。
剣道や柔道は(それも私は好きではありませんが)それなりに伝統もあり、な
にがしかの価値を認める人がいても、あえて、異を唱える気はありませんが、
この銃剣術は本当にただ人を突き殺すだけの殺伐なもので、競技にすべきでは
ないと思います。
どうせ教えるなら、豚や牛の屠殺のし方を教えた方がいいと思います。そっち
の方は人間が生きていくための一種の必要悪ですから。
何でもかんでも、競技にしさえすればいいと言うものではないでしょう。
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上原成信(sei-u@jca.ax.apc.org)
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