X-Sender: kaymaru@mail.jca.ax.apc.org (Unverified)
Mime-Version: 1.0
Date: Sat, 3 Oct 1998 10:38:47 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "MARUYAMA K." <kaymaru@mail.jca.ax.apc.org>
Subject: [keystone 696] Re: <釧路>海兵隊外出
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 696
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

At 9:57 PM +0900 98.10.1, 加賀谷いそみ wrote:
>  実弾砲撃訓練で矢臼別演習場入りしている在沖縄米海兵隊第12海兵連隊第三大隊で
> は、訓練終了後、釧路市内への外出を表明し、29日280人、30日100名が民間
> の貸し切りバスで釧路市内の繁華街を訪れ、買物や飲食をしました。幹部十数名は同市
> 内のホテルに一泊。この外出に備えて、先の18日には海兵隊幹部7人が釧路市内の繁
> 華街を視察しています。防衛施設局員が同行しましたが、「外出は日本人が米国を自由
> に歩けるように、海兵隊もできると考える」として局員と離れて行動する場面もありま
> した。
>  海兵隊員の外出の際は、施設局員が同行する約束でしたが、今回の訓練に参加する海
> 兵隊員は390人に上り、職員の同行は事実上不可能として、巡回に切り替えています
> 。
>  札幌防衛施設局現地本部(別海町)では、「隊員の外出は大隊長の許可が必要であり
> 、訓練の一環としての外出であるので、公務に当たるもの」としています。30日で集
> 団的な外出は終了したが、個人的な外出は上官の許可のもとにありえるとし、同様に公
> 務としての外出であり、施設局員が「案内にたつ」と述べています。
>  「公務」としての外出であると強調するのは、隊員の「慰安」のための外出であって
> も、その際の事件事故に対して「公務の際の裁判管轄権が、日米地位協定に基づき」適
> 用され、日本の裁判権が及ばない事を意味するものです。
>  しかし隊員の中には、「公務」としての外出であるという認識のない人もいて「自由
> な外出」と話す隊員もあり、また施設局員の同行に関しても「約束は知らない。われわ
> れはどこでも自由に歩ける」と断言する隊員もいたとのことです。
>  市民の観察によると、施設局員の同行を伴わない行動もみられ、少人数のグル−プで
> 買物や飲食を楽しんだ様子です。

以前にも紹介しましたが、この件に関しては在日米軍のホームページに関連記事があ
ります。米軍の公式見解。

Straight Talk information that goes beyond the headlines
http://www.yokota.af.mil/usfj/straight.htm

ARTILLERY TRAINING RELOCATION: PRESS GUIDANCE, 7 NOVEMBER 97

Question 1: Will Defense Facilities Administration Agency (DFAA) escort
Marines when they leave the training area?

問1:海兵隊が外出するときには防衛施設庁の職員が同行するのか?

Answer 1: The Marine unit commander has the fundamental responsibility for
the good order and discipline of his troops. As with anyone in Japan, the
Marines have the right to travel freely in Japan. Government of Japan
representatives recently provided explicit assurances that U.S. forces
personnel training in Japan will not be restricted in their movements and
will continue to function under existing Status of Forces arrangements. The
DFAA has offered to provide guides to Marines on liberty.

答え:部隊統率の基本的責任は部隊長が負っており、日本に駐留するすべての米軍人
と同様に海兵隊員も日本全土を自由に動き回る権利がある。在日駐留米軍が行動の自
由を束縛されることはあり得ないし、地位協定に書かれているようにこれからも職務
遂行ができることを日本政府は最近確約した。防衛施設庁は海兵隊が自由に行動する
ときの案内役をかってでているだけである。

Question 2: If that is the case, why have recent press reports suggested
that Government of Japan officials have assured local officials that Marines
will be escorted?

問2:もしそれが本当なら、(外出の際に防衛施設庁の職員が)海兵隊員に同行する
と日本政府が地元に対して請け合ったというような報道があったのはなぜか?

Answer 2: Press reports may have created a mistaken impression of the
situation. If DFAA entered into any local agreement, it was not coordinated
with either the Marines of U.S. Forces Japan. DFAA has offered to provide
guides to Marines on liberty. Marine acceptance of this offer is entirely
voluntary.

答え:新聞報道は誤解を与えたかもしれない。もし防衛施設庁が地元と何らかの協定
を結んだとしても、在日米海兵隊は関知していない。防衛施設庁は海兵隊員が自由に
行動するときの案内役をかってでたけれど、海兵隊がそれを受け入れるかどうかは全
く自由だ。

For more information, contact U.S. Forces Japan Public Affairs Office, DSN
225-4148.(usfj.pao@usfj.navy.mil)

==================================
 ということで、米軍は行動の自由を束縛されることなど微塵も考えていない。まあ
、防衛施設庁が甘言で地元をだますなんぞはいつものことですが……。

*************************************************************
 MARUYAMA K.  kaymaru@jca.ax.apc.org
    2GO GREEN
  http://www.jca.ax.apc.org/~kaymaru/2GG_JCANET.html


  • 1998年
  • 3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

    キーストーンメーリングリスト 目次