『日米「新ガイドライン」の虚実 周辺事態』
野田峯雄・著 第三書館 1998年9月30日
本体1500円 ISBN4-8074-9820-7
第三書館
東京都新宿区大久保2−1−8
電話:03−3208−6668
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危険な日米共同戦争マニュアル
周辺事態とは地理的概念に基づかない
日本の平和と安全にかかわる出来事だという。
在日米軍基地、北朝鮮ミサイル疑惑、
少女拉致事件、元従軍慰安婦問題などを
徹底取材。
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目次
第一章 新しいガイドライン――日米の共同戦争マニュアル
日本の平和と安全にかかわる「周辺」とは
米軍はなぜ日本に存在するのか
戦争遂行のための二つのメカニズム
参戦舞台は地球的規模
海外派兵の「平素からの準備」
新ガイドラインはすぐれて日本問題
長い屈辱の日々に別れを告げるとき
第二章 横須賀――そもそも軍艦ありき
深夜の米兵大乱闘事件
基地の街の米軍の特権と日本の義務
基地騷音は「平和の響き」
米兵犯罪を助長する収奪協定
第三章 沖縄――静かに爆発する
市をくり抜く騒音と恐怖の巣窟
超法規的存在という悪夢
黙殺される米軍機墜落事故
ワシタシマの創建
第四章 佐世保――あの朝鮮戦争をまだ戦い続ける
北朝鮮という危機幻想
野放しにされる米兵犯罪
膨張し続ける佐世保基地
38度線の街でみた惨殺死体
第五章 米軍――“おもいやり”とたかりの構図
大手をふる米軍機の占有・超低空飛行
たかり放題せびり放題
有害物質汚染による深刻な環境破壊
アンポと経済振興のすりかえ
第六章 北朝鮮の素顔――潜水艦事件の波紋
十一人の奇怪な死
開放政策への転換とミサイル開発
潜水艦事件で利益を得る者
第七章 飢餓――国境の街からみえた南と北
一日一人当たりの食糧配給百グラム
国境の街の「大量難民」
黄長火華書記亡命のシナリオ
北朝鮮対韓国の情報謀略戦
第八章 少女拉致――反北朝鮮キャンペーンを操る黒い喜び
発端はソウル発・安企部情報
事件現場取材で深まる疑惑
拉致騒動を煽る人々
第九章 偽ドル事件――UNTACバブルでうごめいた悪の華
偽ドル札工場の情報の出所
カンボジア「和平バブル」とワルの帝国
偽ドル札は麻棄ルートに乗って
ハヤシの「指名手配写真」はだれの手で
黒幕テン・ブーンマ氏の素顔
偽100ドル札と北朝鮮
偽ドル札発見者は米財務省SS
さまざまな痕跡、さまざまな人脈
東南アジアの闇のネットワ−ク
アメリカによっで仕組まれた罠
最終章 いわゆる元従軍慰安婦問題――拒絶されたアジア女性基金
なぜ責任は「なによりも日本国民」なのか
日本政府の非道徳的な態度の容認と代行
公式謝罪と国家賠償こそ
著者あとがき
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MARUYAMA K. kaymaru@jca.ax.apc.org
2GO GREEN
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