ゴラン高原PKF違憲訴訟原告団・代表の信太正道(しだ・まさみち)さんの著書が
出ました。
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『最後の特攻隊員・二度目の遺書』
信太正道著 高文研刊 1998年9月20日
本体1800円、ISBN4-87498-209-3
高文研
東京都千代田区猿楽町2−1−8
電話:03-3295-3415 ファックス:03-3295-3417
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ビラから:
特攻隊員は「遺書」を書かされた。
しかしそこに、本心は書けなかった。
53年をへて、いま、自らの良心にのみ従い、
元特攻隊員は、
21世紀への「真実の遺書」をしたためる!
出撃基地への移動の途中、敗戦によりからくも命ながらえ、戦後は海上保安庁職員と
して朝鮮戦争で機雷掃海作戦に参加、海上自衛隊、航空自衛隊をへて、日航機長をつ
とめた元特攻隊員が、近年の自衛隊海外出動、新ガイドライン、周辺事態法案と、進
行する“戦争準備”の動向に、やむにやまれず、自らの体験をもとに「不戦の心と論
理」を訴える!
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最後の特攻隊員(信太正道)
目次
第1部 戦中・戦後−−私がたどった道
1 幼少年時代
◇出生
◇エゾの末裔
◇昭和の農業恐慌
◇満洲事変
◇教育勅語
◇二・二六事件
◇日中戦争勃発
◇配属将校
◇「日独伊三国防共協定」と「皇紀二千六百年」
◇太平洋戦争の幕開け
2 海軍時代
◇海軍兵学校入校
◇山田のおばさんのこと
◇井上成美校長のこと
◇鉄拳制裁について
◇艦船班と航空班の選択
◇江田島から霞ヶ浦へ
◇B29の空襲
◇千歳航空隊へ
◇神風特別攻撃隊古鷹隊員の指名
◇両親との面会
◇体当たり訓練
◇広島に原爆投下
◇青函連運絡船
◇敗戦の日の光景
◇神風特攻古鷹隊の解散
◇帰郷
3 戦後の再出発
◇焼け跡での日々
◇食糧買い出し
◇大学に入る
4 海上保安庁から海上警備隊へ
◇海上保安庁に就職
◇朝鮮戦争で機雷掃海作業に従事
◇富岡定俊提督の軍事戦略と仮想敵
◇海上警備隊創立準備室で
◇〃青年将校〃の集い
◇米海軍の統率学
◇芦田元首相と会う
◇舞鶴練習隊第一期練習生教育
◇スターリンの死
◇旧軍人と自衛隊員、気質の違い
◇陸海空幕僚監部間での飛行機争奪戦
5 航空自衛隊時代
◇航空自衛隊へ
◇自衛隊への米軍の期待とホンネ
◇米国での「人種差別」体験
◇源田実空将との対話
◇自衛隊を去る
6 日本航空時代
◇日本航空に入る
◇軍と民、同じパイロットでも
◇クウェートの独立
◇中印戦争
◇ロイヤル・フライトに乗務して
◇「血債」
◇日本の繁栄とアメリカ人の国民感情
◇愛社精神・愛国心とオリンピック
◇米海軍の従軍牧師クレスさんと「池子の森」問題
◇陸海空自衛隊首脳と語る
第II部 平和運動に生きる
◇池子米軍住宅建設問題と県議選
◇米軍機の発着副繰は硫黄島で
◇大韓航空機撃墜事件訴訟の証人として
◇ベルリンの壁の崩壊
◇湾岸戦争勃発
◇広島原爆資料館にて
◇韓国訪問−−安重根記念館・独立平和記念館にて
◇漢陽大学校人文大学史学科朴賢緒教授と語る
◇原爆ろう人形館建設計画
◇海外邦人の救出は民間機で
◇村山委員長と語る
◇国会議員向けに勉強会
◇池子米軍住宅問題と富野市長の迷走
◇梅川照子逗子市長候補を応援する
◇阪神大震災で学んだこと
◇大震災と自衛隊
◇スミソニアン博物館の「原爆展」中止問題
◇大盛況だった「エノラ・ゲイ展」
◇対人地雷の政府説明会に参加して
◇納税者基本権について
◇沖縄・摩文仁の丘とカウラの町立墓地
◇読谷と名護で聞いたこと
◇日米安保に投影された「マハン理論」
◇自衛隊の実体は「米衛隊」
◇「国際貢献」に込められた〃期待〃
◇「海外派兵」への世論工作
◇「臨検」反対投書とキャンベル国防次官補代理の怒り
◇「上官命令による武器使用」と「交戦権」
◇改憲論のホンネは第九条
◇ベアテ・シロタ・ゴードンさんへの手紙
◇憲法制定当時の記憶
◇上田耕一郎・共産党副委員長への手紙
◇自衛隊をなくして大丈夫か?
◇ゴラン高原PKF違憲訴訟の原告になった理由
◇五三年目の「遣書」
あとがき
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MARUYAMA K. kaymaru@jca.ax.apc.org
2GO GREEN
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