(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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From: "toshimaru ogura" <ogr@nsknet.or.jp>
Subject: [aml 9559] 全国ファックス通信No.23 1998/9/16
Date: Fri, 18 Sep 1998 01:16:41 +0900
小倉です。全国ファックス通信最新号です。
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全国 YY YY YY YY YY 通信
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'97ガイドライン安保・有事法に反対する
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●「'97新ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」の、ファクシミ
リと郵送での購読料は半年間3千円です。
●この「電子版」は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
開していますが、*是非カンパをお送りくださるよう*お願いいたします。
下記の郵便振替口座をご利用ください。
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'97新ガイドライン安保・有事法に反対する 全国FAX通信【電子版】
No.23 1998年9月16日(月2回発行)
東京都千代田区三崎町3−1−1 近江ビル4階
TEL:03-5275-5989
FAX:03-3234-4118
Eメール:tokada@jca.ax.apc.org
購読料 3000円(半年間)
郵便振替 00110-4-408708 全国FAX通信
*〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
*全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
*バックナンバーは
http://www.jca.ax.apc.org/~toshi/NoG_News/NoG.index.html
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目次
●北朝鮮の「ミサイル」騒ぎをテコとした軍事強化の動きに抗する
「全国から新ガイドライン安保・有事立法に反対の声を! 9・20行動」へ!
●9月20・21日スケジュール
●「'97ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」
第3期スタートにあたってのお願い
●ていこうせん
●多様な動き−−各地から!
新潟/茨城/三多摩/厚木/浜松/大阪/長崎/福岡
●沖縄発全国キャラバン 9・25&9・26
●沖縄ニュースクリップ 8/28〜9/13
●8・29 女たちの集いに100名の参加
●【緊急署名】9月21日に第3次署名提出をします!
●米紙意見広告運動はあと一歩だ!
●新ガイドライン反対・広島キャラバン
●北海道での継続的な取り組み
●提言「新ガイドラインを問う」集会に、ぜひ参加を!
●却下裁決した軍用地を返還させよう!
●各地集会・行動予定(9/18〜10/9)
●Fax通信・事務局からのお知らせ
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北朝鮮の「ミサイル」騒ぎをテコとした軍事強化の動きに抗する
「全国から新ガイドライン安保・有事立法に反対の声を! 9・20行動」へ!
8月31日に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の発射したロケット(「テポド
ン」)は、「人工衛星」の打ち上げであったと、アメリカも判断したようです。
この北朝鮮の「長距離弾道ミサイル」騒ぎは、非常にうまく政府によって活用
されつつあります。マス・メディアは、日本に向かってその「ミサイル」が発射
されたかのごとく報道するという姿勢で一致していました。それは、誰だって不
安にさせるようなニュースの流しかたでした。
この不安と危機感をテコに、「金融再生関連法案」を最優先させる方向で、ゴ
タついていた国会の中で、「新ガイドライン安保」関連法案の成立を次期国会へ
先送りすることなく、この国会で審議・成立させようという声が大きくなってき
ました。会期延長してなんとか、という空気が強くなったのです。
「偵察衛星導入」だとか「TMD(戦域ミサイル防衛構想)への参加」だとかが叫
ばれだしてきて、この件を契機に、一気に軍事国家の強化への動きが加速されよ
うとしているのです。そして、また、在日朝鮮人団体の民族学校の子供たちへの
、いやがらせや脅迫が続発しだしているのです。
「お前らの学校ではミサイル造りを教えているのだろう」「チマ・チョゴリを
着ている女子中学生を拉致して全裸で荒川の土手に放置する」という電話を5回
もかけた人物。女生徒を殴りツバを吐きかける男。新聞が、こういう事実の存在
を伝えています。こういう許されない排外主義的な態度は、実は政府・自民党に
共通するものなのです。自民党の「外交・国防関係合同会議」では、「在日朝鮮
人の資産凍結を」とか「朝鮮総連をどう扱うか。人質にとっているようなもんだ
」という、気分はもはや戦争とでもいうしかない発言が出たようです。この事実
が端的にそのことを示しています。
私も「ロケット発射」は批判されるべきだと思います。しかし、北朝鮮の「ミ
サイルの脅威」をいうなら、日本領土内にある米軍基地は、北朝鮮全体を射程に
おさめた、ミサイルや爆撃機が、す?ずふまえるべきでしょう。核兵器をも含めた脅迫を、アメリカ軍(そして、その
軍事戦略を支える)日本軍が日常にしてきていることを棚に上げて、北朝鮮の「
脅威」を語るのは、おかしいのです。
「新ガイドライン安保」関連の法案は、この「脅威」の軍事システムをよりパ
ワーアップしようというものです(北朝鮮の民衆に、日本の植民地支配と侵略に
ついて謝罪も補償も、まったく行なってこないままの戦後の歴史の問題について
も考えてみるべきでしょう)。
この間の政府とマスコミの姿勢は、「新ガイドライン安保」関連法案(有事法
)を成立させることで、政府がどういう状況をつくりだそうとしているのかを、
先取りして示したといえましょう。
日米戦争体制の成立は、国家間の軍事的緊張を高め、アメリカ軍と共に日本軍
が参戦する戦争を作りだしていく条件を整えるのです。日本が具体的に戦争遂行
が可能な国家になるということは、戦争(と軍事緊張)を積極的につくりだしてい
く国家へ日本が転換するということでもあるのです。
私たちは「周辺事態特別措置法」の「周辺」とは空間が限定されていないゆえ
に、「世界」であり「事態」とは」戦争」そのものであると批判してきました。
すでに予算という点では、世界でも飛び抜けた巨大な軍事大国である日本が、
日米共同戦争体制を積極的につくり出すことで、「世界」の軍事緊張は飛躍的に
強まることはまちがいないのです。
戦争への「不安」や「恐怖」は、自国の軍事力を強化することによって、ます
ます増大し、その結果、戦争は現実のものになってしまうのです。
他国に「脅威」を与えている自国の体制を変えることこそが平和への道である
はずです。
とにかく、私たちは、当面「新ガイドライン安保」関連法案の成立を、なんと
してでも阻止していかなければなりません。
「全国から新ガイドライン安保・有事立法に反対の声を! 9・20行動」。こ
の行動を私たちは、全国の反対・抗議の声、具体的で多様な闘いを交流させ、運
動の〈連帯〉の広がりをつくりだし、政治的反撃のうねりをつくりだすことを目
指して準備してきました。
軍事強化の動きを大衆的にハネかえす、この行動への積極的参加を、あらため
て呼びかけます。 (事務局・天野)
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■9月20・21日スケジュール
【9月20日】午後1:00〜4:30*豊島公会堂/発言*小樽・王城寺(予)・横須
賀・浜松・名古屋・大阪・呉・北九州(予)・湯布院・長崎・沖縄・各政党・労組
他/午後4:30〜デモ/夜*全国交流会(早稲田奉仕園;宿泊有)
【9月21日】午前10:00〜*各政党要請行動・署名提出(参議院議員会館会議室
集合)/午前11:00〜*各政党議員との懇談会(参議院議員会館会議室)
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「'97ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」
第3期スタートにあたってのお願い
「'97ガイドライン安保・有事法に反対する全国 Fax 通信」は、第24号(10月
初旬発行予定)で第2期が終了します。金融関連法案をめぐる国会の混迷の中で
、周辺事態法案など有事法の国会審議も全く予断を許さない、予見もしがたい状
況です。さらに持続したいと思います。
「各地の運動を具体的に連絡しあう」というFax通信の当初の目標は遅々とでは
ありますが、着実に成果をあげつつあると思います。また、この間、私たちは「
全国から新ガイドライン安保・有事立法に反対の声を! 9・20行動」へ向けた準
備を紙面をも通じて全力で遂行してきたつもりです。
文字通り、具体的に戦争を遂行する「戦争国家」へ日本を転換するプロセスの
進行をなにがなんでも止めること、そしてこの決定的局面で、「大衆的抵抗線」
づくりの一翼をになうこと、全国各地の運動を担い闘い続けている人々と私たち
に課せられた、これらの課題を共に担い切るために、少なくとも現在の(二期の
)時点で「Fax通信」を終えるわけにはいかない、やはり、ヤリ続けるのみ! と
の結論に至りました。
第2期から始まった3頁立ての紙面もスムーズに進行していると思います。新
しい読者も順調に増えつつあります。しかし、第1期から第2期への更新手続の
間に、旧会員の方々からの入金が少なからず減少しました。私たちの手続上の不
備もあるとは思いますが、今回の第3期への更新にあたっては出来るだけ早期の
入金をお願いします。財政的にはあまり楽観できる状態ではありません。6カ月
間で3000円(月2回発行)です。第2期の会員の方には、継続の意思表示をお願
いします(購読料の払いこみ)。そして、購読者をさらに拡大することに協力し
てください。
「新ガイドライン安保」への具体的反撃、その闘いの多様な情報のい?した交流の実現を目指して、私たちはこの通信を持続します。このメディアづく
りへの積極的参加を!(全国Fax通信・事務局)
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ていこうせん
奇怪な事件がひきもきらずにつづいている。化学兵器工場だとしてアメリカが
ミサイルをぶち込んだスーダンの工場は、たんなる製薬工場だったらしい。現場
の調査をして真相を明らかにせよという再三の要求を、アメリカは拒みつづけて
いる。そのアメリカは北朝鮮のミサイル実験計画をとっくに知っていて、それは
外交交渉の議題にさえなっていた。知らぬは日本政府ばかりなりで、その反動は
たちまち自民党・山崎拓の「これは周辺事態だ。一日も早くガイドライン立法を
」という発言を生み、それに自由党の「有事法制の整備を速やかに進めよ」や民
主党の「審議ははやくやったほうがいい」などの意見がつづいた。その後、北朝
鮮は人工衛星を打ち上げたと発表し、NASAもどうやらそうらしいという見解をと
っている。このミサイル騒動、ニンマリしているのはアメリカだろう。ガイドラ
インも、あわよくばTMD(戦域ミサイル防衛構想)も、うまくいくかもしれない。
日本人のナショナリズムをあおり立てるとゼニがアメリカにころがりこむ。日本
人の愛国心をあおりたてると防衛産業が儲かり政治家が潤う。奇怪な転倒した世
界である。(ゆ)
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多様な動き−−各地から!
【新潟】米軍艦の民間港利用問題で県を追求
このところ全国の民間港で頻繁に、そして新潟港でも米軍艦の入港が行なわれ
ているが、あらたな問題が明らかになった。例えば新潟港の米軍艦入港に関する
手続きの実態を見てみると、民間船舶と同様、管理者に提出されるのは申請書1
枚だけ、しかも核燃料や大量破壊兵器や劣化ウラン弾がどんなに大量に積まれて
いても、港則法上「自己消費」分すなわち自分の装備であれば、「核の有無」だ
けでなく全てノーチェックなのだ。米軍艦には核搭載可能なトマホーク装備艦が
多数あるばかりか、ほとんどの戦闘艦に劣化ウラン弾が装填されている可能性の
ある対空機関砲が装備され、その他の通常兵器でもどんなに危険なものがあって
も住民には知らされない。この問題で県企画部を追求したところ、いまだに回答
できていない。県は県民の安全を確保する意志も手段も持ち合わせていないので
ある。これは「神戸方式」を取っている自治体以外ではほとんど同じ状況と考え
られ、新ガイドラインによって民間港の軍事利用が拡大される中で、今注目され
ている「神戸方式」をあらためて今日的な形で全国化するなど、自治体が「平和
利用」の立場を貫くことができる具体的な行政システムの確立とそのための陣形
をつくっていくという課題も重要だ。(市民新党にいがた 中山均)
【茨城から】
茨城県の土浦では、11月末から12月にかけて約2週間を「沖縄フェスティバル
in Tsuchiura」と称して、様々な行事を盛り込んだ計画が進んでいる。茨城で平
和・人権・環境のネットワークをめざす「ネットワーク500」などが中心となって
、実行委員会を結成して行おうというもの。
2大イベントは、普天間かおりのライブと講演会「沖縄と新ガイドライン安保
」。すでに芸能界では「沖縄旋風」が吹き荒れているが、普天間かおりは沖縄の
音楽をベースに現代風にアレンジした、その独特の曲作りで「実力ある妖精」と
の評価も高い。講演会では沖縄からの訴えを聞き、沖縄について考え、周辺事態
法案などの危険性を考える場としていきたい。その他、この2週間に沖縄の写真
展・絵画展、物産展、料理教室、映画会などもちりばめるなど、文字通り「沖縄
を満喫」し沖縄と連帯を強める2週間となるだろう。
PKO法の改悪が猛スピードで行われた現在の政治状況を考えると、日米安保新ガ
イドライン関連法は12月ごろでは「あとの祭」になる危険性さえある。しかし、
それでも「終わり」ではない。沖縄の知事選を終え、沖縄の在日米軍基地・普天
間基地の県内移設を許さず、撤去を勝ち取る闘いは、さらに重要な局面となるだ
ろう。沖縄の民衆と連帯し、新ガイドライン安保に反対する闘いをさらに発展さ
せるために、地域からじっくりと運動を作り上げていきたい。そして、来年の統
一地方選挙をもにらみ、地域の闘う陣形を確実に形成していきたい。(ネットワ
ーク500事務局長 坂本繁雄)
【三多摩】三多摩の新ガイドライン反対運動
9月2日、立川市民会館で240名の参加により新ガイドライン反対集会が行われ
た。主催は「沖縄・反戦地主を支える三多摩の会」。この団体は、少女レイプ事
件以降、沖縄反基地運動の連帯を目指して結成されたものだが、今回周辺事態法
の審議状況を見据えて、この日の集会を持つことになった。参加の
3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月