(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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Date: Thu, 3 Sep 1998 10:28:41 +0900 (JST)
From: "NOMURA; Osami" <peace-st@jca.ax.apc.org>
Subject: [aml 9449] HOKOKU; omoi yari sosyo(tokyo)
野村修身です。
このお知らせは、"aml","G-BRAIN"に投稿します。転載を歓迎致します。
ダブッテ見ている方には、申し訳ありません。
異議あり!「思いやり予算」違憲訴訟(東京)第2回口頭弁論が9月1日に行われ
ました。関西訴訟の原告も参加して下さって、かなり盛り上がりました。被告席
には10人以上の人がいました。かなり関心が高いようです。負けるかもしれな
いと思っているのかも知れません。
今回は時間が20分と短かったので、代理人の内田雅俊弁護士により、法律面か
らの違憲性が陳述されました。そこで、次回の11月10日には、それに基づい
て、実体面からの違憲性を立証する予定です。今から楽しみにしておいて下さい。
そこで、次回の口頭弁論に向けての学習会を下記のように行います。どなたでも
参加できますから、皆様お誘い合わせの上お出で下さい。
日時:9月29日(火)午後6時30分より
場所:市民の広場(JR水道橋駅より5分)
東京都千代田区三崎町3−1−18近江ビル4F
TEL/FAX:03-5275-5989
口頭弁論の詳細は、準備書面として裁判所に提出しました。出来るだけ早くウェ
ブページに掲載します。こちらもお楽しみにして下さい。ホームページのURL
は、http://www.jca.ax.apc.org/peace-st/no-omoi-t/index.htmlです。
以下に、今回の陳述の要点(と思われるところ)を示します。抜けていたり、聞
き違えていることが多いと思いますので、傍聴された方の訂正をお願いいたしま
す。
○日本国憲法前文は、単に理念を述べたのでは無い。権利擁護闘争の義務を示し
たものである。
○自衛隊等の日本の軍事力に対する憲法判断を裁判所が回避し続けることによっ
て、政治に対する国民の信頼を失い、日本を世界有数の軍事大国になることを許
してしまった。このような裁判所の責任は極めて重い。
○後方支援の名目で周辺事態法等の新ガイドラインが、簡単に決められてしまっ
た。このような事態は、主権主義を否定するものである。
○アメリカは、テロの報復と称して、国連にすらも図ることなく、相手国に承諾
を得ることもなく、ミサイルを他国に打ち込んだ。過去に日本が宣戦布告をする
ことなく中国に戦争をしかけたのと同じように、この行為はどのような法律や規
則にも違反している。このような国家を支援することは、日本国憲法違反である
ことは明白である。
○最高裁の砂川判決では、「一見明白」な憲法違反でなければ憲法判断はしない
という判例が出ている。これを逆に見ると、一見明白なときは憲法判断義務を裁
判所に科したものと解釈できる。ここに提訴した問題はまさにこれに該当する。
ここで憲法判断を回避するならば、裁判所の義務を放棄したことになり、政治に
対する国民の信頼は完全に無くなるであろう。
NOMURA, Osami
e-mail ; peace-st@jca.ax.apc.org
http://www.jca.ax.apc.org/peace-st/
Peace Suitors at Tokyo
<市民平和訴訟の会・東京>
3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月