比嘉@京都在住です。
明日から、沖縄はお盆の時期にはいります。
わたしも休みをとってしばらく沖縄に帰って家の手伝いをしてきます。
戻るのは来週ですので、先にちょっとだけ、わたしの発言に補足します。
At 11:07 PM 98.8.31, higa akiko wrote:
> 比嘉@京都在住です。
>
> わたしは、大田知事の安保負担平等論を支持してます。とりあえず。
(中略)
> 先日、京都で、基地問題に関連した小さな集会をひらいて参加していただいた
> みなさんに、県が「安保が大事なら平等に負担を」という政策を打ち出して
> いることについてどう思うか聞いてみました。
> そしたら、沖縄県がそういうのは当然だしもっと75%という過重負担を是正
> しろと、もっと大きな声で発言すべきだという意見が多数でした。
> そのうえでわたしたちも安保をどうするか考えることができると。
>
> わたし、うれしかったです。この人達といっしょにがんばろうと思いました。
そこで、どうがんばるかが問題なんだと思います。
安保を維持するなら国民全体で負担をすべきです。
とすれば、安保は今後のわたしたちの将来にほんとうに必要なのかどうか、
負担するに値するほどの価値あるものかどうかをみなで議論したいです。
今、例えば安保を国民投票にでもかけたら、「安保賛成」の声のほうが多いかも
しれません。でもその多くは安保に対する誤解の上になりたっているものでしょう。
安保の維持のために国が要求するさまざまなコストの負担が、わたしたちの
生活にどう影響をもたらすのか、税金はどう使われるのか、強制的な協力要請が
納得できるものなのかどうか、人権保護は、環境汚染は、犯罪や事故は大丈夫な
のか、といった日常生活レベルで想定できる問題から、安保を捉え直してみる
必要があると思います。
こんなこと書いてると、「あなたにいわれなくてもわたしたちずっと平和運動
やってきて訴え続けてきてる。そんな簡単なものではない。」という声が聞こえて
きそうですし、実際、その通りだと思います。
結局、地道な訴えが大事だということには代わり無いのですが、
でも、わたしがちょっと違うかなと思っているのは、それを訴える時に、
「反戦・平和・憲法擁護の理念」とか「沖縄に連帯して」とかいった
枕詞をつけないということです。
安保が、だれでもなく自分の身に関わってくることを意識したときに、
はじめて「反戦」「平和」とか「憲法擁護」といった言葉が輝き出すのでは
ないかと思うし、沖縄の経験もその時にこそ理解しようと思えるし、活かされ
るのではないかなと思います。
いきなり、「反戦」「平和」とか「憲法擁護」とか「沖縄に連帯して」と
いわれても、わかんなーいって感じではないでしょうか。
道ジュネーの時に、「この人達は基地があるから経済発展をしているのを知らない
のね」といった若い女性に出会ったことは前に投稿しましたが、それは一理あると
いえばあるかもしれない、でもその「経済発展」がもたらしたものってなんだった
のか、踏みつぶされた人達もいたのだということ、そして、わたしたちは、人を
踏みつぶしていたのかもしれないということ、さらには「国益」のために、次に
踏まれるのは、他でもないわたしたちかもしれない、ということを丁寧に説明する
か、あるいは直感的にわかってもらえるように話せればよかったのだと思ってます。
北朝鮮からミサイルがふってくるから安保を強化する、のではなく、
安保やガイドラインをやってるからミサイルが降ってくるのだってことですよね。
こういう地道な訴えを続けていたのが多くの共産党の人々だったと思うのですが、
彼らはほんと今どう思っているのか、なんで党執行部に批判の声をあげないのか
不思議でたまりません。
ちょっと眠くてまとまらなくなってきたので、やめます。
必要があればまた、戻ってきてから書きます。
今回の沖縄への帰省は2人の友人といっしょです。
明日到着したらまず、公設市場にいってご飯でも食べて、ヘリオスのビールバーに
案内しようと思ってます。(^^)。それから、お盆中は忙しいのですが、
それが済みましたら、基地めぐりをしたりしようと思ってます。キャンプ瑞慶覧
あたりの高層ビルの一部は、わたしらの月給から引かれた税金でできてんだって
話してみようと思います。あと、例のエコネット美のツアーにも参加予定です。
戻ったら、またお知らせします。
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比嘉明子 higa@jca.ax.apc.org
名護〜在日米軍・海上ヘリ基地に関する情報のページ(7月24日更新)
http://www.jca.ax.apc.org/~higa/
〜みるくゆー新聞14号(最新号)を載せましたのでぜひご覧下さい〜
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