『すべての軍艦船を平和の船に! 「おおすみ」を廃船にするためのネットワ−ク』
からのアピ−ルが届きましたので、転載します。北海道知事あてに3度目の公開質問書
を提出し、8月14日までの回答を求めましたが、17日現在まだ回答はないとのこと
です。 軍隊は、いろんな輸送手段を実際に使ってみて実戦に備えているってことでし
ょうか。なら、日本まるごと軍事基地ってこと? アワワ
小樽市役所の話では、キティホ−クに関して米領事館も小樽港湾にも何も連絡がない
ので、絶対来ないと言っているようですが、絶対来させないとは言いません。しかし、
海兵隊の情報局長マフィ−ン氏が道内(釧路、小樽?)に入って調査しているらしいと
いうニュ−スも入ってきているとのことです。
新聞報道によりますと、元海兵隊員アレン・ネルソンさんの講演会が今月、函館、札
幌、苫小牧など5市町、7会場で予定され、実行委員会では各自治体および教育委員会
に後援を依頼しましたが、函館市と苫小牧市では、拒否したとのことです。理由は函館
市では「日米安保条約に反対する内容」、同市教育委員会では「特定の思想、政治上の
活動」とのことで「安保条約について、一方の意見を後押しするのは行政の公平性に反
する」のだそうです。他方室蘭市では「ネルソンさんの活動歴を講演要請文で見て、戦
争と平和を考える生涯学習の機会と思った」と後援を決めたとのこと。また札幌市の外
郭団体では後援にさいし、3万円の助成を行なうとのこと。
アレンさんは、31日まで北海道に滞在されます。「沖縄駐留米軍をアメリカに連れ
戻すネットワ−ク」の呼びかけ人です。
参照:沖縄に基地はいらない−元海兵隊員が本当の戦争を語る−
アレン・ネルソン/國弘正雄
岩波ブックレットNO.444
以下、北海道からのメセ−ジ
こんにちは
先日は、6月15日の「北海道」知事あての申し入れ書と公開質問書の共同署名者に
なっていただき、たいへん力づけられました。
この日の「北海道」知事あての申し入れ書と公開質問書の共同著名者は、ピ−スリン
ク広島・呉・岩国の30構成団体をふくむ65団体と102人のかたがたでした。
6月22日に「北海道」知事から回答がありましたが、きわめて不十分なものでした
ので、さらに6月30日に再度公開質問書をだしました。それにたいして7月2日に回
答がありましたが、これも不十分なものでした。この経過は、『ファックス通信』(ガ
イドラインFAX通信)などで報告させていただいています。
6月30日に再度公開質問書を「北海道」知事あてにだすとき、わたしたち米空母に
反対する市民の会有志などは、6月15日のように団体名と個人名を個別に記載せず、
『すべての軍艦船を平和の船に! 「おおすみ」を廃船にするためのネットワ−ク』
と総称しました。
昨日(8月4日)、わたしたちは3度目の公開質問書を「北海道」知事にだしました
が、このときも、署名者を『すべての軍艦船を平和の船に! 「おおすみ」を廃船にす
るためのネットワ−ク』としました。
それは、
@、再度・再々度公開質問書をだすにあたって、65団体と102名の方がたに、再
確認の連絡を個別におこなう時間的実務的余裕がなかったため、
A、大まかな総称であれば、65団体と102人の方がたのうちで再度、再々度公開
質問書の署名者となられない方がおられても、問題がない、
と考えたからです。『すべての軍艦船を平和の船に! 「おおすみ」を廃船にするた
めのネットワ−ク』という名称は、具体的に「周辺事態法案」を阻止し、「おおすみ」
を廃船にしようとする市民団体や個人の方がたの一般的同意を得られるとも考えました
。
昨日の3度目の公開質問書を同封します。
1998年8月4日
北海道知事 堀達也様
公開質問書
わたしたちの反対・抗議にもかかわらず、釧路港、浜大樹海岸、室蘭港、自衛隊千歳
基地、矢臼別演習所をつなぐ、陸上自衛隊・海上自衛隊合同の大規模な「北方機動特別
演習」が、新造の攻撃用強襲上陸艦「おおすみ」が参加しておこなわれました。
さらにこれにつづいて、9月には矢臼別でアメリカ合州国海兵隊の実弾射撃訓練が予
定されています。
わたしたちは、アメリカ合州国海兵隊員輸送における港湾・空港の使用をふくむいっ
さいの協力を拒否するだけでなく、北海道における日本軍(自衛隊)およびアメリカ合
州国軍のあらゆる軍事演習に反対し、いっさい協力しないこと、さらに「おおすみ」な
どの攻撃用武器をただちに廃棄することを日本政府に要求することを、北海道知事に求
めるとともに、6月15日および6月30日の質問につづき、つぎのことを質問します
。
1998年8月14日までに、回答してください。
1、6月15日の公開質問書で、わたしたちは、
1998年4月28日の「周辺事態法案」など関連3法案の閣議決定・国会提出以
前に、「地方公共団体の長」として、戦争協力要請にかんして北海道知事は、明快に拒
否の意志を日本政府に通達したか。1998年4月28日以後は、どうか。
と質問している。この質問にたいして、具体的に回答していただきたい。
2、本年4月27日に、北海道知事ら14人の知事からなる渉外関係主要都道県知事連
絡協議会が日本政府にたいしておこなった緊急要請(「周辺事態に際して我が国の平和
及び安全を確保するための措置に関する法律」等の制定にあたっての地方公共団体の意
向の尊重について)にたいして、日本政府からどのような回答があったか。
3、今回の「北方機動特別演習」終了にあたって、その内容にかんして、北海道庁に、
北部方面総監部などからどのような連絡があったのか。
4、今回の「北方機動特別演習」にかんして、北海道庁にあてて、釧路市、大樹町、室
蘭市、千歳市、別海町、浜中町、厚岸町などの関係市町から、どのような内容の連絡を
受けているか。
5、今回の「北方機動特別演習」に要する経費とされていた3億4千6百万円は、具体
的にどのように使用あれたのか。
6、今回の「北方機動特別演習」にあたって、「隊員の移動については、民間フェリ−
、民間航空機、自衛隊航空機、自衛隊艦船を利用して、小樽港、苫小牧港、千歳空港、
釧路空港、帯広空港など道内の主要な港湾、空港を利用します」と、北海道知事は6月
30日のわたしたちの質問に、7月3日に回答している。これにかんして、「北方機動
特別演習」が終了したいま、つぎの質問に回答していただきたい。
@、「おおすみ」をつかって陸上自衛隊・海上自衛隊は、釧路港、浜大樹海岸、室蘭
港でなにをやったのか。
室蘭港では戦車の積み込み演習をおこなったが、それは演習目的とされている災
害のさいの救助演習と、どのような関係があると北海道知事は認識しているか。
A、今回の「北方機動特別演習」のさい、小樽港、苫小牧港、千歳空港、釧路空港、
帯広空港は、どのように利用されたのか。それぞれの民間港、空港を利用して輸送され
た自衛隊員・武器弾薬の実体(回数、量、日時、部隊名など)を示していただきたい。
B、今回の「北方機動特別演習」のさい、小樽港、苫小牧港、千歳空港、釧路空港、
帯広空港のほかに利用された港湾、空港はなかったのか。あったとすれば、その地名と
利用内容を示していただきたい。
C、今回の「北方機動特別演習」のための自衛隊員の移動に利用された、民間フェリ
−のすべての便名、輸送人員、部隊名を示していただきたい。そのさい、自衛隊員とと
もにどのような武器・弾薬が、どのように輸送されたのか。
7、昨年9月に矢臼別演習場でアメリカ合州国軍海兵隊の実弾射撃訓練が強行された。
そのさい、アメリカ合州国海兵隊員および兵器などの輸送に釧路空港や中標津空港や花
咲港などの民間港が使われた。
地方自治体の長として住民の暮らしと安全に責任をもつ北海道知事が、アメリカ合
州国海兵隊の演習および民間港・民間空港の使用に抗議しなかったのはなぜか。本年9
月に予定されている矢臼別演習場でのアメリカ合州国海兵隊の実弾射撃訓練とそのさい
の釧路空港や花咲港利用にたいし北海道知事はどのような抗議をおこなったか。
8、本年9月に、アメリカ合州国軍空母キティホ−クが小樽港に入港しようとしている
ようだが、北海道知事は、アメリカ合州国政府およびアメリカ合州国軍および日本政府
および防衛庁などからどのような連絡をうけとっているか。
すべての軍艦船を平和の船に! 「おおすみ」を廃船にするためのネットワ−ク
この公開質問書に同意され、『すべての軍艦船を平和の船に! 「おおすみ」を廃船に
するためのネットワ−ク』に参加されるかたは、今月20日までに、連絡してください
。そのさい通信費・雑費として、1000円を送っていただければありがたいと思いま
す。
9月はじめに、8月14日に予定されている「北海道」知事の回答と、8月末の時点
での『すべての軍艦船を平和の船に! 「おおすみ」を廃船にするためのネットワ−ク
』の構成団体・個人の名簿をお送りします。
9月中旬に、「北海道」知事との面会を予定しています。
さしあたりの連絡先は。「北海道」庁所在地札幌の谷百合子方とします。
ご健闘を!
すべての軍艦船を平和の船に! 「おおすみ」を廃船にするためのネットワ−ク
連絡先:札幌市西区福井5−14−4 谷百合子方
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