（from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更）
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Date: Fri, 7 Aug 1998 02:50:16 +0900
From: Toshimaru Ogura <ogr@nsknet.or.jp>
Subject: [aml 9261] [anti-wiretap 1044] "Zenkoku FAX Tsushin
No.20" desu...
小倉です。ガイドライン反対全国FAX通信20号です。
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全国 YY YY YY YY YY 通信
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'97ガイドライン安保・有事法に反対する
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●「'97新ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」の、ファクシミ
リと郵送での購読料は半年間３千円です。
●この「電子版」は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
開していますが、＊是非カンパをお送りくださるよう＊お願いいたします。
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'97新ガイドライン安保・有事法に反対する 全国ＦＡＸ通信【電子版】
Ｎｏ．20 1998年８月６日（月２回発行）
東京都千代田区三崎町３−１−１ 近江ビル４階
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目次
●全国の力で９・20行動（午後１時、豊島公会堂）を成功させよう
「首都圏相談会」準備会の報告
●ていこうせん
●提言：新ガイドラインを問う−−歴史の転換点に立って
第一回呼びかけ人会議報告
●８／１〜10連続デモから、８／11キティホーク入港反対行動へ！
●よりどりみどり8・15 集会情報
●北九州市で新ガイドラインに反対する署名活動
関門港・病院など市が管理する施設の軍事利用を拒否してください
●高知では「非核神戸方式」を求める意見書議決あいつぐ
●名護市民投票訴訟第２回公判報告（原告団・上山和男）
●沖縄ニュースクリップ ７／17〜８／１
●７月31日に緊急署名の第一次分提出！
最終集約日は９月10日（予定）です
●反戦地主は訴える−−日本政府は却下採決に従え ８・20集会
●ピースサイクル走る！ （東京での行動について）
●各地集会・行動予定（８／４〜９／２）
●Ｆａｘ通信・事務局からのお知らせ
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全国の力で９・20行動（午後１時、豊島公会堂）を成功させよう
「首都圏相談会」準備会の報告
９月20日に、全国の反戦・反基地団体の共同の取り組みで予定されている新ガ
イドライン安保・戦争立法に反対する行動についての首都圏の準備的相談会が、
７月26日に「市民のひろば」で行われました。９・20行動は、今年の２・１と４
・29に、それぞれ約1000人が参加して代々木公園で行われた新ガイドライン・戦
争立法に反対する集会とデモを引き継ぐ形で、各地でともに運動を作りだしてい
る人びとの共同の意思を結集するために提案されているものです。
この日の相談会は、あくまでも首都圏レベルでの準備的打ち合わせですが、す
でに９・20行動についての参加・賛同の呼びかけが発せられていることでもあり
、これまでの経過を天野恵一さんから報告してもらった上で、どのようなイメー
ジで行動を打ち出すかについての討論を行いました。
まず、日程についてですが、参院選での自民党大敗・橋本内閣退陣を受けて臨
時国会が７月30日に招請されますが、国会審議の前半は、補正予算や金融機関の
不良債権処理、旧国鉄債務処理法案など、現在の経済危機関連の緊急問題の処理
に時間が費やされるので、周辺事態法案の国会審議との関連では９月20日はタイ
ミング的にもいいのではないかということが合意されました。
つづいて、９月20日当日の行動ですが、大きな公園などはすでにほとんどがふ
さがっていて、会場が確定できていない現状が報告されました。そこで集会のイ
メージとしては、屋外の公園での集会とデモというよりも、屋内のホールでの多
彩な要素を盛り込んだ集会を行い、その後デモに出てはどうかという意見が大勢
を占めました。（翌日、屋内のホールをさがし、池袋の豊島公会堂を確保しまし
た。午後１時から豊島公会堂で集会、その後デモということで打ち出すことにし
ます）。集会名称は「全国から新ガイドライン安保・有事立法に反対の声を！
９・20行動」とすることになりました。
この日の集会は、沖縄をはじめとして全国の仲間からの報告や、音楽関係の企
画なども交えてイメージしています。また９月20日は日曜で国会は休みなので、
翌21日に全国からの代表に残ってもらい、国会への要請行動などを考えたらどう
か、という提案も出ています。
全国の仲間たちとの調整については、８月に横須賀での空母キティホーク母港
化反対行動（８月11日）やその他の機会を捉えて行い、首都圏での正式の実行委
員会は８月17日（月）午後６時半から文京区民センターで行う会議で発足させる
ことにしています。
９・20行動は、ようやく会場も確保して動きはじめたばかりです。しかし時間
はもう一カ月ちょっとしかありません。９・20行動への団体・個人の参加賛同（
個人参加も受け付けることにしました）をぜひ寄せていただき、皆さんの力で成
功させようではありませんか。今度こそ正念場です。戦争法案ノーの声をさらに
多くの人びとの間に広げていきましょう。（FAX通信事務局 国富建治）
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ていこうせん
イタチの最後ッ屁よろしく、「住民投票は衆愚政治だ」と直接民主主義を全面
否定した防衛庁長官の久間某は、妄言大臣のご多分に漏れずすぐに発言を否定す
る醜態を演じたが、直後の参議院選でもホゾを噛むことになって、お気の毒なこ
とであった。しかし久間たちの理想とする政権党内部の密室談合型の政治は、こ
んどの首相選出劇でもその健在ぶりをしめしている。ところで気に入らないのは
「新内閣を市場がどう評価するか」というような言い方が、横行していることだ
。冗談じゃないよ。政治を評価するのは衆愚と呼ばれたわれわれであって、株価
などではない。首相を選ぶのも本来ならばわれわれであって、政権党の派閥では
ない。「前」という肩書になった久間は、ガイドライン関連法案について、「私
は案外、楽観しています。国防を身近な問題としてとらえる風潮が国民のなかに
ある」などと言っている。そう、身近な問題として「衆愚」が、どう考えている
か、思い知らせてやろう。（ゆ）
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提言：新ガイドラインを問う−−歴史の転換点に立って
第一回呼びかけ人会議報告
９・20に向けた多様な動きを作り出すために、同時により長い射程での活動も
展望しながら「提言：新ガイドラインを問う」の呼びかけがなされた。新ガイド
ライン→周辺事態法案の目論みを根本から批判し、これと対極の考え方に基づい
て、日本社会の対外政策のあり方を定めようとする試みである。発起人７人（天
野恵一、太田昌国、国富建治、越田清和、武藤一羊、山内敏弘、吉川勇一）によ
って起草された原案は、派兵大国化の動きに抵抗する運動を展開してきている各
地の運動体の人びとや言論・表現の場を持つ知識人など470名ほどの人びとに発送
された。そのうえで去る８月１日、最初の呼びかけ人会議が開かれた（於・東京
）。25人が参加したこの会議では、賛同者から届いた多数の返信はがきに書き込
まれているさまざまな意見・注文を参考にしながら、案文の検討・運動の方向・
具体的な展開の仕方などをめぐって、活発な意見の交換が行なわれた。
原案については、次のような批判的な意見が出た。敗戦後国軍が他民族をひと
りも殺していないことの意義を強調する意図はわかるが、朝鮮・ベトナム・湾岸
戦争への加担に触れないでいいのか。原案には、旧安保以降現在に至る全体構造
を枠組みとしてしっかり捉える視点が欠けている。その構造を明らかにすれば、
戦争への「間接的な」加担の過程に触れることができる。戦後の平和運動の敗北
に関わる自己批判がないまま、政府批判に終始している。結局、他にも出たさま
ざまな考え方の集約を計りながら発起人の責任で原案に修正を加え、再度全国に
発送すること、国会審議が山場を迎えるかもしれない10月上旬をメドに、集会を
開くことにした。内容的な深まりも得られた、いい会議だった。次回の会議は、
８月26日夜６時半から、於・市民のひろば。「提言」の広め方、記者会見の開催
、集会の内容の検討（いまのところ、一人持ち時間５分程度で、誰かの文章・詩
を読んだうえで自分の思いを語るという「リードイン・スピークアウト」形式が
検討されている）などについて話し合う。ぜひ参加を。
（太田昌国・「提言」呼びかけ人）
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８／１〜10連続デモから、８／11キティホーク入港反対行動へ！
前号で紹介したとおり横須賀では、８／１〜10連続デモが続けられている。８
／11のキティホーク入港時には約50隻のボート船団での抗議行動の準備が着々と
進んでいる。非核市民宣言運動ヨコスカとNEPAの会は全国からの結集を呼び掛け
ている。
７月24日：佐世保に配備されている強襲揚陸艦ベローウッドが横須賀に入港。非
核市民宣言運動ヨコスカとNEPAの会では、基地開放日の26日、抗議の行動と一般
公開に集まった人々に12号バースの延長工事に反対するリーフレットを配布した
が、米海軍はゲートを入った参加者からこのリーフレットを回収するという暴挙
を行った。
７月29日：非核市民宣言運動ヨコスカとNEPAの会による横須賀市に対する申し入
れ。厚木基地爆音期成同盟からも６名が参加するなど県下の各団体20余名が参加
した。新任の総務部長が対応したが、母港拒否の要請に対しては明言を避けた。
８月１日：この日から10日までの毎日デモがスタート。１日、２日の参加者は20
名ほど。東京からもさまざまな団体が参加。
＊＊11日の行動＊＊
【入港時の抗議行動】入港時間未発表。これまでの慣例から考えると、午前６時
から10時の間ぐらい。入港時間は３日ぐらい前にならないと明らかにならないの
で、直前に問い合わせて下さい。（Tel. 0468-25-0157）
【昼の抗議集会・デモ】午後１時出発予定／臨海公園（京浜急行汐入駅）／多少
前後する事もあります。
【夜の抗議集会・デモ】午後６時／臨海公園（予定・京浜急行汐入駅）／主催：
神奈川平和運動センター
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よりどりみどり8・15 集会情報
8月14日：最後の空襲の地・大阪から世界平和実現を構想する 時間＊13:30〜16
:30／場所＊ドーンセンター（天満橋徒歩7分 06-910-8500）／提起＊小田実、レ
ギーナ・ベルドマン／主催＊日独平和フォーラム／協賛＊市民の意見30の会・関
西／連絡先＊0729-98-1113（tel&fax）
8月15日：アジア、太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ、心に刻む集会 三光作
戦による惨劇の村から 時間＊10:00〜17:00／場所＊クレオ大坂東（京阪京橋駅
10分）／第一部アジアからの訴え 第二部シンポ＆基調講演（野田正彰）／前売
800円、当日1000円／主催＊同集会実行委員会
■戦争協力にノーを！武力によらない平和創造をめざす8・15平和行動（仮） 時
間＊10:00〜／平和行進出発＊12:00／場所＊全水道会館（総武線ほか水道橋駅）
／講演＊水島朝穂／主催＊平和遺族会全国連絡会（042-574-9210）
■戦争立法・「戦没者追悼式」を許すな！8・15集会・デモ 時間＊13:00〜／場所
＊文京区民センター（三田線春日駅・ＪＲ水道橋駅）／講師＊藤本治／500円／集
会後デモあり／主催＊天皇制の戦争責任を問い、アキヒト・金大中会談に反対す
る共同行動／連絡先＊03-3205-7363（日本基督教団靖国・天皇制問題情報センタ
ー）
■戦争の記憶から武力なき平和へ 時間＊13:00〜17:00／場所＊家の光会館（総
武線ほか飯田橋駅）／講演＊高橋哲哉、水島朝穂／1000円・65歳以上700円／主催
＊わだつみ会（03-3342-5037）
■映画「在日」8・15解放記念上映会 時間＊16:10開場／場所＊豊島区民センター
ホール（山手線ほか池袋駅）／前売1800円・当日2000円／主催＊記録映画「在日
」豊島上映会、指紋カードをなくせ！90年協議会／連絡先＊映画「戦後在日50年
史」製作委員会（03-3485-2379）
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北九州市で新ガイドラインに反対する署名活動
関門港・病院など市が管理する施設の軍事利用を拒否してください
北九州で、松本昭文さん、山口哲夫さん、村田久さんの三人が「呼びかけ人代
表」となり、一三六名（六月二六日現在）の人々が呼びかけ人に名前を連ねての
署名「関門港・病院など市が管理する施設の軍事利用を拒否してください」が開
始された。
* * * *
関門港・病院など市が管理する施設の軍事利用を拒否してください
昨年九月二三日、橋本内閣は新たな「日米防衛協力のための指針」（ガイドラ
イン）をアメリカ政府と合意しました。この合意に基づいて九月二九日、各自治
体に関係資料を送り付けてきています。
この新ガイドラインでは、日米共同の軍事協力が四十項目にも及び、詳細に取
り決められています。これは「周辺有事」を口実にアメリカが軍事行動・戦争を
始めれば自動的に日本が戦争協力・参戦しなければならないというものです。現
行の日米安保条約では、「日本領土が武力攻撃を受けた場合」のみに限定してい
るものを取り払って、アジアや中東などでのアメリカの戦争に日本を参戦させる
ものです。
政府は新ガイドラインに基づきＰＫＯ法、自衛隊法の改悪を始め、「施設・区
域の使用に必要な土地、役務、資材の確保」「民間空港・港湾の使用」「民間業
者による米軍協力」などに関する「周辺事態法案」を閣議決定し国会に上程して
います。
北九州市は、第二次大戦中、八幡製鉄所、小倉陸軍造兵廠など軍事産業の拠点
となり、関門港はアジア侵略の拠点となっていました。そのため米軍の爆撃を受
け甚大な被害を被り、原爆の投下目標にさえなりました。また、朝鮮戦争時には
戦車などの輸送基地として機能し、ベトナム戦争時には山田弾薬庫から爆弾が積
み出されたことを忘れてはなりません。
私たちは、北九州市を再び軍事拠点にしてはなりません。また関門港を軍港や
侵略のための港にするのではなく、北九州市を真に国際友好都市として発展させ
なければなりません。
すでに高知県知事や那覇市長などいくつかの自治体首長が「軍事利用を認めな
い」という姿勢を明らかにしています。
私たちは、北九州市が戦争への加担を拒否し、周辺有事における米軍・自衛隊
艦船の入港拒否、港湾使用の不許可、役務の提供及び市立病院など市が管理する
施設の利用拒否を表明するよう強く要請します。
北九州市長 末吉興一殿
* * * *
●署名締め切り日 8月31日
●署名集約先 〒804-0012 北九州市戸畑区中原東３―７―３ 松本昭文
●賛同カンパ振込先 郵便振替口座01790-2-1588 北九州かわら版（「署名カン
パ」と明記してください）
●問い合わせ・連絡先 携帯電話 0101-9-56789（伊藤）
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高知では「非核神戸方式」を求める意見書議決あいつぐ
入港にあたり非核証明の提出を求める「非核神戸方式」の条例改正を県に要求
する意見書の議決が高知県内市長村議であいつぎ、3月から7月までの5ヶ月間で県
内自治体の54.7％にあたる29市町村が採択。
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名護市民投票訴訟第２回公判報告
（原告団・上山和男）
「ヘリ基地反対・名護市民投票原告団」（504名）は、1月20日、比嘉鉄也前名
護市長及び名護市を被告として提訴した。既に第1回（4月28日）、第2回（6月30
日）と公判が開かれ、第3回は9月22日に予定されている。この間のポイントは、
いかに門前払いをさせないで、実質審理をかちとるかということであった。被告
側は市長の政治的判断の当否、及びその評価は法律上の争点にはならず、裁判に
はなじまないという理由で裁判所にこの訴訟を却下するよう、書面を以て要求し
ていたからである。
これに対し、『原告らは、ヘリポート基地建設に反対し、平和で平穏な生活を
実現し、新たな基地被害を拒否するとの思想信条に基づき名護市の意思形成を民
主的手法で実現するための手段として、「名護市における米軍のヘリポート基地
建設の是非を問う市民投票に関する条例」を住民の直接請求で実現するため、条
例制定活動を積極的に行い、ー略ーその結果として、原告らの思想信条は、市民
投票の過半数をこえ、名護市の意思として形成された。また、ヘリポート基地を
拒否するとの意思形成により、基地被害を受忍せず、平和で平穏な生活を確保す
る具体的権利を享受したのである。ところが被告比嘉は、民意に反して基地受け
入れを表明したため、投票行動の結果として具体的に保障された右権利を不当に
侵害したものである。』（第２回公判への準備書面）。『各原告ら毎に固有の権
利として有する思想信条の自由、原告ら各自の平和に生きる権利を被侵害利益と
して主張しているものであって、抽象的一般的な名護市民の権利を被侵害利益と
主張しているものではない。』（同上）という主旨の陳述を行った。
第２回公判において裁判官は、この準備書面に対する事実認識を含む反論を準
備するよう被告側に求めた。被告側の却下請求に対し、実質審理への入口を示し
たものとして評価できる。こうして第1段階はクリアしつつある。
昨年12月21日「名護市民投票」の結果「ヘリ基地建設拒否」が過半数を越えた
。その３日後、ヘリ基地受け入れ」表明。原案を四択にねじ曲げてまで自ら強行
可決した条例の第３条には「市民投票に有効投票の賛否いずれかの過半数を尊重
するものとする」と明記されている。こんな単純で明白な裏切り行為があるであ
ろうか。
ところが、現在の裁判制度では、単純どころか、非常に複雑で難しい裁判にな
るらしい。米軍基地問題での住民投票条例に基づく住民投票結果への首長の裏切
りに対する裁判という前例のなさ。条例そのものの性格、その拘束力。防衛・外
交上の問題における地方自治体の拒否権。間接民主主義と直接民主主義との関係
。等々……。
巻町、御嵩町から学び、住民投票の流れを引きついだ我々原告団としては、そ
の後起こりつつある全国の住民運動に有効なバトンタッチをしなければならない
。なんとしてもこの裁判は負けるわけにはいかないのである。
●ヘリ基地反対・名護市民投票原告団
名護市名護1591 じんぶん企画気付
TEL：0980-51-1177 FAX：0980-51-1170
●カンパ先：郵便貯金 記号17070 番号10544681
名護市長を告訴する市民原告団
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沖縄ニュースクリップ ７／17〜８／１
【７月17日】久間章生防衛庁長官が、海上ヘリ基地建設計画をめぐって昨年12月
に実施された名護市の住民投票について「住民投票は衆愚政治。地元住民が反対
すれば何もできなくなる」と批判した。▼今年５月に鳥島と久米島で実施された
劣化ウラン弾事件後の環境影響調査と、５月から７月にかけてホワイト・ビーチ
＝勝連町＝に寄港した米海軍の原子力潜水艦３隻の放射能測定調査で、科学技術
庁が県に速報したデータが、測定ミスのために実際より約３分の１の低い数値で
報告されていたことが明らかになった。
【７月21日】米軍用地強制使用裁決で沖縄県収用委員会が下した使用申請却下を
不服とした那覇防衛施設局の審査請求で建設相が、県収用委員会に対し弁明書を
提出するよう通知した、と琉球新報。県収用委は施設局に反論していく構え。
【７月23日】宜野座村の米軍キャンプ・ハンセンで、訓練中の米海兵隊第31海兵
遠征部隊所属のUH-1Nヘリコプターが着陸に失敗。負傷者が出ており、機体の損傷
はかなり激しい。那覇防衛施設局によると、海兵隊からの通報はなかった。▼久
間章生防衛庁長官による「衆愚政治」発言について、「海上ヘリ基地建設反対・
平和と名護市政民主化を求める協議会」が、那覇防衛施設局に発言の撤回と謝罪
を求める抗議文を手渡した。▼那覇空港での自衛隊機の離着陸は昨年１年間で２
万７千５百回以上と、全国の他の軍民共用の空港に比べても高いことが分かった
、と沖縄タイムス。関係者からは「民間機のすぐそばを自衛隊機が行き交う。い
つ大事故になってもおかしくない」と、危険視している。
【７月24日】ヘリコプターが墜落した事故で米海兵隊報道部が、日本側への通報
基準に当てはまる事故ではなかったとの認識を示した。▼嘉手納爆音訴訟の原告
団総会が開かれ、新たに５千人を超す原告団を組織し、マンモス訴訟を起こすこ
とを決めた。
【７月25日】2000年４月に契約期限が切れる陸自白川分屯地と米軍嘉手納弾薬庫
地区の市有地の予約契約問題で、沖縄市が20年の契約に応じる意向を那覇防衛施
設局に伝えていたことが分かった、と沖縄タイムス。
【７月28日】沖縄平和運動センターと中部地区労働組合協議会が、23日のヘリコ
プター事故に対する抗議集会を宜野湾市の米軍普天間基地野嵩ゲート前で開いた
。
【７月31日】小渕恵三首相が記者会見で海上ヘリ基地建設問題について、県民の
理解と協力なしに強行するつもりはない、と発言。額賀福志郎防衛庁長官は記者
会見で、代替施設は海上ヘリ基地が最善と発言。
【８月１日】1950年代後半、沖縄駐留米軍が、旧ソ連など敵の侵攻を受けた際に
備え、核兵器の使用を含む沖縄本島の防衛作戦計画を立てていたことが、米海兵
隊の秘密指定文書で明らかになった。作戦計画には、最悪の場合などに敵の進撃
や占拠を阻むために、自ら核攻撃を加える島内の主要な軍事拠点や使用核弾頭の
種類を事前に定めたリストも添えられていた。
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７月31日に緊急署名の第一次分提出！
最終集約日は９月10日（予定）です
「沖縄の基地をなくせ！ 有事立法をとめよう！ 緊急署名」は、臨時国会開
会２日目にあたる７月31日、「周辺事態法に反対する国会行動」の中で、第１次
の国会提出を行いました。小雨がちらつくあいにくの天気でしたが、浜松や名古
屋、鹿児島など全国から仲間たちが駆けつけ、参加者は約100名となりました。
衆議院の議員面会所は、なぜかすでに明りが消え、扉も閉じられた状態でした
が、ここで保坂衆議院議員に、この間集まった約１万人分の署名を手渡しました
。そして浜松の仲間やＰＫＯ法改悪反対キャンペーン、婦人民主クラブから発言
を受け、「周辺事態法に反対しよう！」と力強いシュプレヒコールを上げたあと
、日比谷公園まで元気よくデモ行進をしました。
とうとう臨時国会がはじまりました。新しい内閣の下、当面の審議課題は景気
対策関連に集中しますが、お盆明けには「周辺事態法」など一連の有事法が登場
しそうです。今回の署名提出は取りあえずの“くさび”です。廃案に追い込むた
めには本格審議がはじまるのに合わせて、国会へ波状的に圧力をかけていかなけ
ればなりません。緊急署名では機会あるごとに国会提出行動を行うこと、そして
最終集約を９月10日にすることを決めています。
成立阻止へ向けた闘いはこれからが本番です。一人でも多くの署名を集めてい
きたいと思います。東京では８月15日午前11時から、池袋駅東口の五差路で署名
に取り組みます（「新しい反安保実３呼びかけ）。ぜひ参加してください。有事
立法廃案まで頑張りましょう！
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反戦地主は訴える−−日本政府は却下採決に従え ８・20集会
沖縄の米軍用地強制使用で、６月17日に起業者側（那覇防衛施設局）が公開審
理却下採決された土地に対し、建設省に不服申し立てをしました。反戦地主会と
一坪反戦地主会も利害関係人として、この審査への参加を求めていくことにして
います。そこで、反戦地主会は建設省への要請行動をおこなうこととなり、夜に
は集会を開催することにしました。
●日時：８月20日（木）午後６時半〜
●場所：シニアワーク東京（Ｂ２講堂）
＊ＪＲ・地下鉄「飯田橋駅」徒歩５分
●資料代 700円
●報告：有銘政夫さん／照屋秀傳さん
●司会：安里秀雄さん
●昼間、建設省要請行動あり。詳細は、以下に問い合わせをしてください。
●主催・問い合わせ先：沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
（電話 030-910-4140）
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ピースサイクル走る！ （東京での行動について）
東京でのピースサイクルは、７月18日に横田基地で三多摩ネットから引継ぎ、
19日と20日の２日間、東京都内を自転車で走り、六ヶ所村と広島・長崎へと自転
車は向かいました。
その２日間の中で我々は、自衛隊練馬駐屯地（第一師団）と十条駐屯地（補給
統制本部）を訪れ、新ガイドラインに基づく周辺事態法などに反対するとともに
、自衛官が戦争動員に協力しないよう要請しました。前日の電話によるアポでは
全く不誠実な対応に終始していましたが、練馬基地ではそれなりに愛想よく、ま
た十条基地では20数名全員が基地内の一室に招かれ、麦茶まで振る舞われる事態
となったのです。こんなことは毎年行動を繰り返している我々としては意外なこ
とでした。もちろん要請行動はしっかり行いました。外で騒がれたくなかったの
かもしれませんが、それだけ新ガイドライン問題では、自衛隊側も神経質になっ
ているのでしょう。
夕方からの交流会には、第五福竜丸（ビキニ環礁の水爆実験で被爆した焼津の
マグロ漁船）展示館の館長も参加、核兵器廃絶の強い決意を表明しました。
恒例の自治体訪問は、走行当日が休日だったため後日、先の自衛隊基地を抱え
る練馬区と北区を訪れ、自治体として周辺事態法などに反対し、戦争協力を行わ
ないように要請しました。
８月９日の長崎を最終到着地として、１ヶ月半に渡る今年の全国ピースサイク
ルは終了しますが、今後も自治体への要請は粘り強く続けていきます。国会での
法案通過に反対するとともに、全国各地の自治体がこれに反対する、ないしは協
力しないような状況を作り出していくために奮闘したいと思います。
(ピースサイクル全国ネットワーク事務局・牧野和宣)
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各地集会・行動予定（８／４〜９／２）
８月４日〜11日 平和市民展 場所＊藤沢駅北口ギャラリー／広島の被爆資料、
市民の公募作品などの展示／問い合わせ＊藤沢市役所秘書課（0466-25-1111)
８月８日（土） 沖縄を語ろう 21世紀をつくるチャンプルー？ 時間＊18：00
〜／場所＊名古屋市教育館（予定）／講師＊渡久地政司／700円／主催＊不戦への
ネットワーク（052-881-3573）
■'98平和のための証言集会 白日の下に晒された三光作戦 時間＊14：00〜／場
所＊ペアーレ新宿（山手線新大久保駅６分）／証言＊李慶祥ほか６名／歌と語り
＊市野宗彦／1000円／主催＊同実行委（042-574-9210 西川）／３日〜15日まで
全国で集会があります。お問い合わせを。
８月９日（日） 今こそ核廃絶を！市民のデモ 時間＊16：30集合 17：00デモ
出発／場所＊宮下公園（渋谷駅）／主催＊ピースネットニュース（03-3813-6490
）ほか／12：00〜新宿歩行者天国でＮＯＨＣ（03-3976-7986）によるパフォーマ
ンスあり
■シンポジウム 検証・三光作戦 時間＊13：30〜／場所＊月島区民会館（有楽
町線月島駅）／パネリスト＊陳俊英ほか／700円／主催＊平和のための証言集会実
行委（042-574-9210 西川）
８月12日〜16日 '98平和のための戦争展 時間＊10：00〜20：00（最終日17：0
0）／場所＊大学生協渋谷会館（山手線渋谷・原宿駅）／無料／展示、ビデオ上映
など／連日11時頃と14時頃、戦争体験者の証言／主催＊同実行委員会（03-3261-
0433)
８月13日（木）第20回ヨコハマ寿町フリーコンサート 時間＊13：30〜／場所＊
横浜寿町職安広場／出演＊寿、ソウルフラワー・モノノケ・サミットほか／無料
／主催＊実行委員会（045-651-3091）
８月27日（木）戦争が地域にやってくる 時間＊18：30〜／場所＊日野市生活保
健センター／お話＊新倉裕史、中島誠／300円／主催＊反核平和の火リレー日野地
区実行委（042-584-2784 自治労日野市職員組合気付）
８月29日（土）止めよう「戦争協力法」8・29女たちの集い 時間＊13：30〜／場
所＊東京ウィメンズプラザ（千代田線ほか表参道駅５分）／お話＊新倉裕史ほか
／500円／主催＊8・29女たちの集い実行委員会／連絡先＊日本婦人会議（03-3816
-1862）、婦人民主クラブ（03-3402-3238）
■盗聴法・団体取締法を廃案へ8・29全国集会 時間＊13：00〜／場所＊労働スク
エア東京（日比谷線八丁堀駅）／集会後デモあり／600円／主催＊8・29全国集会実
行委員会／連絡先＊日本基督教団社会委員会（03-3202-0544）
９月２日（水） やばいよ止めなきゃ！「周辺事態法」 時間＊18：00〜／場所
＊立川市市民会館（中央線立川駅徒歩15分）／講演＊新崎盛暉／主催＊沖縄反戦
地主を支える三多摩の会（042-527-5626 立川市職労）
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