島川です。

　青木さん、いつも情報提供ありがとうございます。私も青木さんの投稿以来、
　なにかわからないかと思い時折さがしてみたりしていますが、今のところこ
　れというものには当たっていません。
 

At 3:10 AM +0900 98.8.5, Masahiko Aoki さんwrote:
> At 00:54 98/08/05 +0900, you wrote:
> > 相模原の仲田です。
> > 青木さん
> > 琉球新報、沖縄タイムスの米海兵隊秘密文書は青木さんがレポートした文書類
> > の一つでしょうか。共同通信で配信されたもので、埼玉新聞にも載っていたと
> > いうことです。
>
>  [keystone 476] の
> > 　７月３１日のワシントンタイムス（ポストではない）が、
> > CLASSIFIED DOCUMENTS ON NUKES SEEN AT RISK
> >             By Bill Gertz, Washington Times, July 31, 1998
> > という記事を載せています。それは要するに、９５年にクリントンが署名した、２５
> > 年を経過した公文書を公表する大統領命令に従ってドサッと公文書が公表された。そ
> > の中に本来は非公開にするはずだった核兵器に関する文書まで公表されていることが
> > 分かって大慌てをしているということです。
> と、共同が報じている沖縄での核戦争計画とは別だと思います。前者の「流出文書」
> は四半世紀前のもので、後者の戦争計画は５０年代でしょう。少し時期がずれていま
> す。

　私は同じものである可能性が高いと考えています。
　DOE自身の説明を引用します。

Executive Order 12958
http://www.etde.org/html/osti/opennet/eo12958.html

>Specifically, the order requires that Government agencies automatically declassify, by the year 2000, all
>permanently valuable National Security Information records that are 25 years old or older, and that do not
>contain information which is exempt from declassification under one of nine specific categories of currently
>sensitive information.

　つまり、公表の対象資料を2000年現在で「25年を経過したもの」と定めたのが
　95年のクリントンの「Executive Order 12958」ということですから、資料は70
　年代前半のものは当然として、「25 years old or older」なものということに
　なるわけですから、「older」の57年文書でかまわないわけです。

　「核兵器」「日本」「海兵隊」が符号していますから、私はこの文書である可
　能性が高いと思います。
 

> 　共同通信の記事の信憑性を疑うのではありませんが、今回の報道はなにか奇妙なと
> ころがあります。背景や関連情報などご存じの方は教えてください。

　確かになにか奇妙です。みんなでいろいろ調べてみましょう。
 

At 0:45 AM +0900 98.8.6, MARUYAMA K. さんwrote:
>  Furthermore, says Dr. Gordon Warner, former Army historian and author of
> the "The Okinawa Reversion Story," the 1957 document was probably just one
> of many "what-if" studies the military routinely conducted.
>
> 　「この文書は軍隊がよくやる“仮定の”研究の一つだろう」と元軍事史研究科の
> Warnerは言う。

> 　文書の存在は否定できないので、「軍隊はいろいろな仮定の下に研究をするのが普
> 通だ」とか、「過去のことで現在はそんなことはない」と逃げている。

　「三矢研究は単なる勉強であるに過ぎない」と同じ言い方ですね。
　米軍はお勉強として作戦計画を作っているわけではなく、勉強で戦術核兵器を
　開発保有したわけでもないのですから、戦術核兵器の使用法を研究・予定して
　いない第一線軍があったら、それは彼らの常識からしてもあり得ない怠慢とい
　うことになるでしょう。

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                               　    島川雅史  mshmkw@tama.or.jp
                                               mshmkw@jca.ax.apc.org
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