大分県湯布院町の浦田です。
以下の様なドキュメンタリー映画上映会を
大分県湯布院町でおこないます。
上映後、監督の西山正啓さんと湯布院の中谷健太郎さんの対談
その後、交流会となります。
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│「ゆんたんざ沖縄」 16ミリ・カラー1時間50分 │
│ 1987年シグロ作品 │
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■とき 8月5日(水)夜7時〜
■ところ 湯布院中央公民館・視聴覚室
■会費500円
主催 「ゆんたんざ沖縄」を見る会
連絡先 0977-85-5003
●映画上映7時10分〜
●対談9時〜西山正啓監督&中谷健太郎さん
【プロフィール】
■西山正啓(にしやままさひろ)
1948年山口県防府市生まれ。
水俣病の記録映画スタッフを経て、82年「みちことオーサ」で監督デビュー
「しがらきから吹いてくる風」「水からの速達」、その他、
環境問題や沖縄問題を問うドキュメンタリーを作り続けている。
最近は「ボクノスケジュールがほしい-自閉症・ヒロ君の世界」
「心の中の言葉を聞く-福岡大野城すばる園の試み」等、
NHKテレビのドキュメンタリーを手がけてきている。
■中谷健太郎(なかやけんたろう)
由布院・亀の井別荘 主人
湯布院・ふくろうの会 主宰
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【地を這って、住民と同じ目の高さで撮る】
彫刻家 金城実
「ヤマトとウチナー」という言い方がある。その隙間にはばまれて、沖縄が依って
立つ地球が危うい限りであると言うのだ。
いたたまれなくなって、一つの行動にかりたてられた私は、大阪からわが小さな祖
国沖縄に眼をむけた。その視界に読谷村があった。そこに夢とロマンを求めてもの創
りのドラマに参加したのは85年の夏である。
高さ7m横8mの残波大獅子作りであり、また、長崎平和の母子像からいっ気に同
村波平に赴き戦時下の集団自決の像、チビチリガマ世代を結ぶ平和の像の創作だった
。
こうした私と村民の共同製作にカメラを向けにわざわざ東京からかけつけたものた
ちがいた。
映画会社シグロであった。西山正啓監督以下4、5人が入れ替わり立ち替わり、読
谷を訪れた。彼の生活も地を這って住民と同じ目の高さであった。シンプルな生活と
限りないカメラへの愛着を見せてくれた。
彼らの沖縄での長い取材が、人と人、ものと人の大きな出会いだったと語るとき、
そこに結ばれた糸をたぐっていく中に、おおらかな笑い、毒気の笑い、怒り、肝苦し
さをかいくぐってきた沖縄の歴史に、着々と迫る彼らの仕事に対する、住民の感動が
あった。
私がそうであったように、彼らは一つの村民権を修得していた。何か祝いごとがあ
れば、そこに招待されては、はしとコップを持って参加するだけで通用したのだ。
こうして彼らの狙う沖縄へのレンズがあまりにも新鮮に見えてくるのは
そのように村民と向き合ったことに大きな裏打ちがあった。その映画の迫力は、得体
の知れない危うい沖縄の動きを余すことなく捉えきっている。
【慟哭の集団自殺ー警鐘のドラマ】
沖縄県出納役、前読谷村長 山内徳信
この映画は、戦後41年から42年の春にかけて、基地の村「読谷村」の人々の日常生
活の一端を鋭く捉えている。チビチリガマの集団自決はいったい何であったのか。誤
った政治、誤った教育の結果がいかに悲惨であるかを強く訴えており、戦後世代から
の警鐘のドラマである。そして同時に、今改めて全ての国民が問い直さなければなら
ない沖縄の現実、日本の現実がここにある。
「残波大獅子太鼓」の若獅子たちは、基地の村にあっても尚、燃え上がる噴火のご
とく太鼓を叩き、文化村作りに雄々しく立ち上がった青春群像である。
人間は過去の歴史を忘れ、未来への情熱・知性理性を忘れたとき、再び不幸を招い
てしまう。必見ご鑑賞を期待申し上げます。
------------------------チラシより転載ここまで------------------------------
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浦田龍次(うらたりゅうじ) Ryuji Urata
〒879-51大分県大分郡湯布院町川上1525-12
〔e-mail〕 yufukiri@fat.coara.or.jp
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