７月３１日のワシントンタイムス（ポストではない）が、
CLASSIFIED DOCUMENTS ON NUKES SEEN AT RISK
            By Bill Gertz, Washington Times, July 31, 1998
という記事を載せています。それは要するに、９５年にクリントンが署名した、２５
年を経過した公文書を公表する大統領命令に従ってドサッと公文書が公表された。そ
の中に本来は非公開にするはずだった核兵器に関する文書まで公表されていることが
分かって大慌てをしているということです。
　日本に関係の深いものとして、「流出」した核情報には次のようなものがあると記
事は書いています。
The compromised data included a State Department document identifying the
locations of overseas nuclear weapons storage facilities -- information
that was mistakenly declassified and posted on the Internet before being
withdrawn.

Also revealed were improperly declassified Marine Corps documents that
contained secret information about nuclear weapons yields. A U.S. official
said Japanese authorities were able to copy the documents, which were
stored improperly in an open area.
　海外の米軍の核兵器の貯蔵場所、それと後段（よく意味が分からないのですが）は
、海兵隊の核兵器の威力文書がJapanese authorities（外務省なのか？）にコピーさ
れた、との記述。公表文書は当然一番新しいものでも７０年ですから、沖縄の海兵隊
の核兵器のことではないでしょうか。

　この記事には、すでにインターネット上で公表されてしまったものもある、と報じ
ていますが、これらをご覧になった方はあるでしょうか。この「流出」文書を公表し
ているWebサイト、または報道をご覧になった方はぜひお知らせください。核兵器の
貯蔵場所に日本の基地の名前が出ていれば、７０年以前のこととは言え、日本政府の
嘘が初めて公文書によって白日の下にさらされることになるからです。
　この記事は、今
http://www.washtimes.com/investiga/investiga2.html
で読むことができます。
　それにしても、日本の報道機関はこのニュースを伝えてないようですね。昔日本に
核兵器があったことなど「常識」だからどうでもいい？

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　　　　　　青木雅彦
　　　　  Masahiko Aoki
      btree@osk.3web.ne.jp
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