X-Sender: mshmkw@tama.or.jp (Unverified)
Mime-Version: 1.0
Date: Mon, 20 Jul 1998 13:29:03 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 434] [aml]戦没者追悼礼拝のご案内(横浜8/1)
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 434
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Date: Wed, 15 Jul 1998 11:26:39 +0900 (JST)
 Subject: [aml 9111] 戦没者追悼礼拝のご案内
 From: m-kitada@hoffman.cc.sophia.ac.jp (Michiya Kitada,4-195,3238-4294,Y950035)
 

参議院選挙も終わり、暑い夏が、あの日本の人びとが想いを馳せるべき季節
がやってきました。

私どもが1995年以来行っている「戦没捕虜追悼礼拝」のご案内をさせ
ていただきたいと思います。

(転載大歓迎!)
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                第4回戦没者追悼礼拝のご案内

 今年は先の戦争が終わってから53年目にあたります。戦争体験者が年々
少なくなり、戦争の記憶が急速に風化してゆくなかで、私たちはあえて戦
没者の方々に想いを馳せます。
  英連邦戦死者墓地に眠る1873名の方々は、戦時中主にタイ、シンガ
ポール、香港などにあった捕虜収容所での強制労働に耐え抜いただけでな
く、その後日本に強制連行され、日本各地にあった収容所で亡くなった英
連邦および旧連合軍の方々です。このなかには、「泰緬鉄道」の建設工事
に従事した方々もおります。彼らが二度と母国の土を踏めなかった責任は
日本と日本人の側にあり、彼らを弔うのは、私たち日本人にとって当然の
道義的責務であります。
  にもかかわらず、このような犠牲者の存在を日本の多くの人は知りませ
ん。彼らは過去半世紀間、この墓地でどのような想いで過ごしてきたので
しょうか。
  今年も再び英連邦墓地において追悼礼拝を行います。私たちはこの追悼
礼拝を通して、戦没者に心からの謝罪をし、同じ過ちを二度と繰り返さな
いという誓いをすることによって、足元からの戦争責任を果たしていかね
ばなりません。同時に私たちは、先の戦争で犠牲となった二千数百万に及
ぶアジア諸国の人々にお詫びし、赦しを請うとともに、250万人の同胞
にも追悼の意を表したいと思います。
  戦後五十年を機に始めました戦没捕虜追悼礼拝も4回目を迎えることに
なりました。今後も毎年8月第一土曜日を覚え、この追悼礼拝を継続し、
戦争の記憶を次の世代に継承してゆきたいと願っております。とくに今年
は、元捕虜のデイビット・バレット氏(オーストラリア)とジャック・チ
ョーカー 氏(イギリス)のお二方の参加も予定されております。
  なにとぞお繰り合わせのうえ、ご参加くださいますようご案内申し上げ
ます。

  1998年6月
                       <呼びかけ人> 永瀬  隆(元日本陸軍通訳)
                                      斎藤和明(国際基督教大学教授)
                                      雨宮  剛(青山学院大学教授)
                                     「戦没者追悼礼拝」実行委員一同
 

       <詳細>

*第一部  戦没者追悼礼拝
                追悼の辞:関田寛雄(青山学院大学名誉教授)
*第二部  対話集会
                追悼礼拝後、ゲストスピーカーにデイビット・バレット
                氏をお迎えし、歴史を再考し、未来へとつなぐ鍵を見つ
                けたいと思います。

       <紹介>

*David Barrett(デイビット・バレット)
  オーストラリア生まれ。元衛生兵下士官。
  1942年シンガポールで日本軍の捕虜となり、その後タイへ移送され
  泰緬鉄道工事に従事。
  戦後は、英連邦戦争墓地委員会の墓地探索隊に永瀬氏と同行、その後も
  引き続き捕虜賠償問題に取り組む。

*Jack Chalker(ジャック・チョーカー)
  イギリス生まれ。画家・イラストレーター。
  1942年シンガポールで日本軍の捕虜となり、その後タイへ移送され泰緬
  鉄道建設工事に従事。
  その間、監視の目を盗みながら強制労働の様子を描いた作品は、戦争記
  録画としてきわめて貴重。
  今夏、その作品の個展を京都で開催するために来日する。

 
◆とき    1998年8月1日(土) 午前11時(集合午前10時30分)
◇ところ  第一部:英連邦戦没者墓地(JR横須賀線・保土ヶ谷駅東口下
                  車。「児童遊園地」行きバスにて約15分。「永田台
                  公園前」下車、進行方向右前方徒歩3分。)
                  ☆バスの時刻表  9:14、9:38、10:10、10:28、10:40
                    タクシーの場合、約10分。1200〜1300円です。
          第二部:横浜市永田地区センター(墓地より徒歩10分)
※なお、礼拝のときに各地区ごとに献花をいたしますので、参加者個人ま
  たはグループごとでお花を少々ご用意ください。

       <お問い合わせ>

雨宮  剛    (Tel&Fax) 0427−71−3707

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青い蒼穹に私たちの想いが微かにでもでも響き渡ればと思っております。
当日は学生の姿も多く見られるはずです。ぜひお越しください。
お問い合わせは、m-kitada@hoffman.cc.sophia.ac.jpにても受付けます。
よろしくお願いいたします。
 

                                             北田  道也(上智大学)
 
 


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