(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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Date: Sat, 6 Jun 1998 15:54:38 +0900
From: Toshimaru Ogura <ogr@nsknet.or.jp>
Subject: [aml 8807] ガイドライン安保・有事法に反対するFAX通信16号
小倉です。恒例の全国FAX通信です。FAX受信希望の方、カンパしていただける方、是
非お願いします。
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全国 YY YY YY YY YY 通信
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'97ガイドライン安保・有事法に反対する
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●「'97新ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」の、ファクシミ
リと郵送での購読料は半年間3千円です。
●この「電子版」は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
開していますが、*是非カンパをお送りくださるよう*お願いいたします。
下記の郵便振替口座をご利用ください。
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'97新ガイドライン安保・有事法に反対する 全国FAX通信【電子版】
No.16 1998年6月3日(月2回発行)
東京都千代田区三崎町3−1−1 近江ビル4階
TEL:03-5275-5989
FAX:03-3234-4118
Eメール:tokada@jca.ax.apc.org
購読料 3000円(半年間)
郵便振替 00110-4-408708 全国FAX通信
*〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
*全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
*バックナンバーは
http://www.jca.ax.apc.org/~toshi/NoG_News/NoG.index.html
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目次
●5.23防衛庁抗議行動−−全国交流会報告
「抵抗の点を線へ」9・20東京大結集を勝ちとろう!
●日米両市民の対話から、真の友好関係を築いていこう!
「米海兵隊は日本にいらない!」米紙意見広告運動'98 準備作業スタート!
●PKO法改悪案4日採決か
−−4日5:30/参院議面へ! −−6月9日/国会デモへ!
●土地を明け渡せ−−米軍用地強制使用却下裁決報告集会(6/4 東京)
●各地で新ガイドラインに関する意見書・要請などの取り組み進む
●ていこうせん
●新ガイドライン・有事法反対! 6.14(日)各地で集会・抗議行動
大阪〜〜東京〜〜横須賀
●【抗議と監視を!】6月20日〜8月2日/陸上自衛隊北方機動演習
●沖縄ニュースクリップ 5/15〜5/30
●新ガイドライン反対in長崎
●沖縄「復帰」26周年〜〜〜5・15集会と対防衛庁行動
●インドネシアへの自衛隊機派遣に抗議!(不戦へのネットワーク)
●沖縄に連帯! 対岩国基地要請行動
●各地集会・行動予定(6/6〜6/26)
●Fax通信・事務局からのお知らせ
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5.23防衛庁抗議行動−−全国交流会報告
「抵抗の点を線へ」9・20東京大結集を勝ちとろう!
一連の有事(戦争)立法を阻止し、新ガイドライン安保体制づくりに、
「NO!」の声を全国的にあげよう。こういう試みの第1歩として、私たちは、
5月23日の防衛庁抗議行動を、全国各地の運動体が広く呼びかけるというスタイ
ルで準備しました。
小樽、呉、横須賀、浜松、大阪、沖縄などから参加者もあり、各地の運動の具
体的な体験が持ちよられ、その日に、全国交流会も持たれました。そこで決めら
れたことを以下報告します。
(1)各地での“戦争国家づくり”に対する闘いをステップに、9月20日に全国
から東京へ結集し、反「新ガイドライン安保・戦時(有事)法づくり」の大きな
抗議行動をつくりだす。
この9・20行動については、5月23日の全国の運動体の呼びかけスタイルをさ
らに拡大する。
呼びかけ団体の拡大だけではなく、9・20に向けて独自の声明(個人賛同)−
−いわゆる「有名人」署名的なもの−−もつくりだす。
(2)7月末あるいは8月に横須賀の空母インディペンデンスのキティーホーク
への交替がある。この時の横須賀現地の「平和船団」を海上にくりだしての抗議
行動に全国から集まるよう呼びかける。
(3)臨時国会長期化の話もありPKO法改悪を突破口に、早いスピードで「有
事法」づくりが進展する可能性が出てきているので、緊急の行動についても、連
絡しあうシステムづくりをめざす。
自分たちの足もとの、小さな日常的で具体的な闘いこそが、なにより大切であ
ると私たちも考えています。しかし、日本国家・社会の全体が、戦争(軍事)化
へ向かって大きく転換されようとしている今、「小さな」闘いを担い続けてきた
人々、あるいは、それを担おうと思っている人々こそが「大きく」結集しなけれ
ばならないのではないでしょうか。
各地の具体的な闘いを連絡しあう、広がりを持った運動が持続されなければ、
この政府の策動に、小さなブレーキをかけることすらできません。国会は、自民
党の思うがままで、まったくあてにならない状態です(もちろん、議員への働き
かけは、それでも、いや、それだから大切です)。
何がどのように可能なのか。そのこと自体も動きながら論議されなければなら
ないでしょう。しかし、戦争が日常生活の中に入りこみだした新しい状況は、各
地の自治体の中に、不安と反発をもつくりだし、地域で新しい抵抗がいくつもう
まれています。沖縄での力強い闘いの持続についてはいうまでもありません。
「抵抗の点を線へつなぐ」情報活動を目指した「ファックス通信」は、すでに、
通信の発行という枠をこえた活動にふみこみ出しています(事務局員各人は、は
じめから、いろいろな活動に取りくんでいたわけですが)。
私たちは、他のグループの人々と協力しつつ、9・20東京への大きな全国結集
を実現する活動に、全力で取りくんでいくつもりです。この通信で、今後、具体
的な呼びかけが連続すると思います。
積極的な協力を! 参加を!
(事務局・天野)
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日米両市民の対話から、真の友好関係を築いていこう!
「米海兵隊は日本にいらない!」米紙意見広告運動'98 準備作業スタート!
5月16日、沖縄県宜野湾市で「米海兵隊は日本にいらない! 米紙意見広告運動
'98」の準備会議が開かれた。参加者は、全国から約30名。司会進行の伊波洋一さ
ん(沖縄県議)の挨拶を皮切りに、宮城康博さん、棚原盛秀さん、グエン・カー
クさん(グリーナムコモンの女たち)より特別報告がなされた後、意見広告第2
弾の実施へ向けての具体的検討へと移った。
まず事務局より昨年の意見広告運動の経過を報告。その後、運動展開の方法、
役割分担、スケジュール等の事務局案を提示、検討した。この中で本部事務局は
今回も湯布院に置き、全国の地域ブロックや各団体、ネットワーク等が主体的に
運動展開できるよう各地に事務局を設置し賛同人を募る。目標掲載日は9月末〜
10月上旬。掲載紙はワシントンポストかニューヨークタイムス。限られた時間で
の会議であったが、まずは意見広告第2弾に取り組む意欲を確認しあう最初の場
となった。
今後、この会議で出された意見、提案を具体的に煮つめ、7月20日前後の実質
的な運動開始を目指す。日米両市民の間での意見、情報交換が恒常的に行われる
環境づくりへ向けて、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
米紙意見広告を実現する会'97事務局 浦田龍次(大分県湯布院町)
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PKO法改悪案4日採決か−−
4日5:30/参院議面へ!
6月9日/国会デモへ!
●18:45 社会文化会館集合
●19:00 デモ出発
●19:15 参議院議面で請願行動
衆議院安全保障委員会は5月14日、なんと40人の委員のうち3人のみ(社民・
共産)の反対でPKO法改悪案を可決。翌日の本会議では社共の他民主党の3人
が党議に反対して反対に回ったものの圧倒的多数の賛成で可決。私たちPKO法
改悪反対キャンペーンは12、14日と連続して緊急議面行動を行ったのがせいいっ
ぱいだった。
舞台は参議院へ移り、5月20日に本会議で趣旨説明と質疑が行われ外交防衛委
員会に付託された。そして28日に1回目の委員会質疑が行われたが、自民と民主
は割りあてられた質問時間さえ全て使わないというていたらく。6時間の予定が
4時間で終了してしまった。政府は公然たる武力行使にほかならない部隊として
の武器使用を、「自然権的権利」という詭弁で正当化し続けている。
参議院は選挙を控えているため法案の継続審議はなく、成立か廃案かしかない。
私たちはできることをやり切り、なんとかして時間切れ廃案に追いこみたい。5
月28日には参議院での第1弾のとりくみとして議面集会を行い、照屋寛徳(社
民)、立木洋(共産)、栗原君子(新社会)各議員の発言や委員会傍聴者の報告
を受けた。6月4日にも参院議面集会を組み、9日にはPKO法関連では久々の
国会デモを予定している。ぜひとも多くの人々にかけつけてほしい。
PKO法改悪を許せば、解禁された武力行使がそのまま周辺事態法案へと確実
に連動していくだろう。新ガイドライン立法の序“盤戦に”持てる力を集中しよ
う。Faxなどでの議員への働きかけを!
(杉原・PKO法改悪反対キャンペーン)
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土地を明け渡せ−−米軍用地強制使用却下裁決報告集会
日時:6月4日(木)午後6時55分〜9時
場所:シニアワーク東京 B2F講堂(飯田橋駅徒歩5分、JR総武線、地下鉄
東西線、有楽町線、南北線)
入場料:800円
主催:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
【報告】池原秀明(反戦地主会事務局長)、松島暁(反戦地主弁護団)
【寸劇】「安保が自宅にやってくる−−那覇防衛施設局職員の訪問」
問い合わせ:030(910)4140 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
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各地で新ガイドラインに関する意見書・要請などの取り組み進む
【山口県】
3月19日、厚狭郡楠町議会が「日米防衛協力のための指針(新ガイドライン)
見直しに関する意見書」を可決した。新ガイドラインは、憲法の禁じる集団的自
衛権の行使や、有事立法制定の動きにつながりかねないとして、米軍戦闘機の超
低空飛行訓練の即時中止や自治体職員・医療労働者の動員、空港・港湾・病院な
どの施設の米軍の優先使用を認めないよう要望している。
さらに3月20日、熊毛郡平生町議会は、「米軍戦闘機による超低空飛行訓練の
即時中止を求める要望決議」を採択(新ガイドラインに伴う有事法制化に反対す
る決議に関しては継続審議)。3月24日には小郡町議会が「岩国基地における着
艦訓練に関する要望決議」を採択(新ガイドラインに関する請願書については一
部採択)。同様に2月20日に玖珂郡由宇町議会で「米海兵隊岩国航空基地での空
母艦載機による着艦訓練に伴う騒音防止に関する要望決議」、また3月19日に岩
国市議会で「米海兵隊岩国航空基地における米空母艦載機による夜間着艦訓練を
実施しないことを求める決議」が採択された。
一連の決議に取り組んだ自治労山口県本部では、今後もこの動きを広げていき
たいとしている。
【福岡県】
福岡では「ガイドラインに反対するネットワーク」(7団体によるネット)が、
5月18日、福岡県知事にあてて「日米防衛協力のための指針(新ガイドライン)
に協力しないよう求める申し入れ」を行った。11月に続いて2度目になる。福岡
では周辺事態への協力として米軍が博多港・福岡空港を指定しており、ほかにも
自衛隊掃海艇の使用した苅田港などがあるとして、新ガイドラインに反対し、空
港・港湾・医療などの県内の民間施設を軍事利用させないこと、県の施設や人員
を動員せず、政府の戦争動員体制に協力しないことを要請している。
また、同ネットワークでは、5月28日に福岡市長にあてて、カナダ海軍フリ
ゲート艦バンクーバーの博多港入港許可取り消しと歓迎式典の中止を求めた申し
入れも行っている。
【中国地方知事会】
中国地方知事会(会長岡山県知事)は、5月8日、島根県内で知事会議を開き、
新ガイドライン関連法案について、地方自治体への協力要請を想定していながら
情報提供もないまま法案が提出されたことに対し、全国知事会で政府に抗議する
ように働きかけることを決めた。7月中旬の次回の会議を待たずに全国知事会に
諮り、政府に緊急要請する方針。
【全国基地協議会など】
4月20日、全国基地協議会(会長横須賀市長)、防衛施設周辺整備全国協議会
(会長浜松市長)、全国市議会議長会基地協議会(会長相模原市議会議長)は、
それぞれの会長の連名で「新たな日「米防衛協力のための指針」の具体化にあたっ
ての緊急要望」を政府に向け提出。また神奈川県基地関係県市連絡協議会では、
4月27日、「「周辺事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に
関する法律(案)の」制定にあたっての地方公共団体の意向の尊重について」と
の要請文を政府に向け提出。同日には渉外関係主要都道県知事連絡協議会(14都
道県)も同様の緊急要請を行っている。
いずれも地方公共団体に対する協力要請規定は、住民生活や地域経済活動など
に少なからぬ影響を及ぼす可能性があるとし、法案の適切な情報提供と基地所在
市町村・公共団体の事前の意見聴取、意向の尊重を要望している。
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ていこうせん
インドネシア情勢がやや落ち着き始めたころ、ニュースをぼんやり見ていたら、
日本の学生に向けてインビューをしていた。「あなたは何か行動を起こします
か?」。大概は「しません」と言うわけだが、幾人かの理由がふるっていた。い
わく、「命が惜しいから」「まだ死にたくないから」。あたいらのころは「就職
に響くから」くらいだったんだが(今でもそうだろう)。確かにテレビの映し出
す「行動」は、軍だの警察だのが催涙弾だの実弾だのバンバン乱射してて、その
間を火炎瓶投げながら逃げ惑う学生だ。彼と我との間には深くて暗い河すら見え
まい。自分のスタイルでぐうたらやろう、なんて渡し舟もあるのだが。どのみち
「身捨つるほどの祖国」なんてない方がいいに決まってる。(み)
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新ガイドライン・有事法反対! 6.14(日)各地で集会・抗議行動
【大阪/講演のつどいとピースウォーク】
●平和と戦争を考える講演のつどい
講演:有事立法で平和はどうなるのか21世紀への選択」浅井基文(明治学院大学
教授)
時間:14:00〜16:00
場所:ピースおおさか大講堂(地下鉄・JR環状線森ノ宮駅)
参加費:800円(ピースおおさか入場料含む)
主催:同つどい実行委員会(0726-43-1533 江菅)
後援:ピースおおさか
●安保・新ガイドラインをつぶせ
戦争への道=有事立法に反対しよう!
6・14大坂城公園ピースウォーク
時間:6:30集合
場所:大坂城公園教育塔前ひろば
アピール:浅井基文、市民平和訴訟・PKO訴訟原告ほか
主催:「戦争への道=有事法制定に反対しよう!」実行委員会
連絡先:06-364-0123(中北法律事務所)、06-575-3131(ユニオンネットワーク)
【東京/防衛庁へ抗議デモ!】
●安保・新ガイドラインをつぶせ! 6・14防衛庁抗議行動
時間:13時集合 15時デモ出発
会場:恵比寿公園(山手線・日比谷線恵比寿駅西口5分)
発言:照屋秀伝(沖縄反戦地主会会長)ほか
主催:同実行委員会
連絡先:03-3368-3110(落合BOX)、03-3814-1694(連帯社)
【横須賀・見て考えて作るワークショップ】
●6・14ワークショップ−−新ガイドラインと周辺事態法案に異議あり!
新ガイドライン紙芝居を見た後、グループになってガイドラインクイズを作り
ます。その後は新ガイドライン反対の替え歌作り。サポーターと一緒に考えましょ
う。
時間:13:00〜16:00
場所:横須賀市総合福祉会館(京浜急行汐入駅)
参加費:300円
主催:非核市民宣言運動・ヨコスカ(0468-25-0157)
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【抗議と監視を!】6月20日〜8月2日/陸上自衛隊北方機動演習
防衛庁は5月29日、6月20日〜8月2日の日程で行う陸上自衛隊の北方機動演
習で、海上自衛隊の新型輸送艦「おおすみ」(8900トン)を釧路、室蘭港に入港
させることを決めた。室蘭港では7月5日、陸自第7師団(千歳)の戦車を使い、
初の車両積載訓練を行う。
計画では、北方機動演習には陸自第3師団(兵庫県伊丹市)の隊員約3千人が
参加。「おおすみ」は隊員約200人と車両約50台を愛知・蒲郡港などから北海道に
輸送する。道内では、7月2、3日に十勝管内大樹町の浜大樹海岸で、米海軍と
同じ型の揚陸艇を使った隊員と車両の上隊訓練を実施。4日に釧路港に入港。22
日に再び釧路港で隊員らを乗せ愛知に戻る計画。(5月30日 北海道新聞)
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沖縄ニュースクリップ 5/15〜5/30
【5月15日】衆院本会議が国連PKO協力法改正案を可決。▼大田・沖縄県知事
が、米国政府関係者らに米軍基地問題の解決を訴えるため出発した(30日に帰
国)。
【5月16日】防衛庁の佐藤謙防衛局長が訪韓。韓国国防省の金仁鐘政策補佐官と
会談し、先に閣議決定した新ガイドライン関連法案について説明した。▼「韓
国・沖縄を結ぶ集い」が那覇市で開かれ、約300人が参加。
【5月17日】1995年以来2度目の普天間基地包囲行動。約1万6千人が参加。続
いて「5・15平和とくらしを守る県民総決起大会」も開かれた。
【5月18日】政府が、インドネシアの邦人救出に備えるためとして、空自小牧基
地のC130輸送機2機をシンガポールに派遣した。翌日早朝、さらに4機が出発。
【5月19日】インドネシアからの邦人避難に備えるためとして、海上保安庁の巡
視船「みずほ」が那覇港を出港。別の巡視船「えちご」は21日に那覇港から出港。
▼米軍用地の強制使用手続きで沖縄県収用委員会が、嘉手納飛行場など4施設内
にある地籍不明地13筆を却下した。今回で4度目となる裁決だが、却下裁決は初
めて。
【5月22日】「嘉手納基地爆音訴訟」の控訴審判決が福岡高裁那覇支部で。夜間
飛行差し止めは認めなかったものの、精神的被害の賠償対象者を拡大した。
【5月24日】海上保安庁の巡視船「みずほ」がシンガポール港に到着。▼防衛施
設庁が、SACO最終合意で返還予定の在日米軍施設・区域の返還によって影響
を受ける従業員の雇用に関する調査結果をまとめた、と沖縄タイムス。大多数の
従業員が継続雇用を希望という。
【5月25日】米軍基地内で働きたいと希望する人が若者を中心に増加傾向にある、
と沖縄タイムス。背景には若年層の高失業率があるという。▼新石垣空港の宮良
牧中への建設に反対する住民らが、宮良集落入り口で総決起大会を開いた。約
100人が参加。
【5月26日】沖縄弁護士会の定期総会。「米軍人等による被害補償制度の確立を
求める決議」を採択。
【5月27日】シンガポール港で待機していた海上保安庁の巡視船2隻が、撤収指
示に基づき日本へ向け出航。また、シンガポールのパヤレバ空軍基地に19日から
待機していた空自衛隊の輸送機6機も撤収を開始。▼政府が名護市に建設予定の
海上ヘリ基地は、開発中の垂直離着陸機V22オスプレイを36機、ヘリコプターを
含め計79機が運用可能な施設であることが分かった。
【5月28日】島口武彦那覇防衛施設局長が、沖縄県収用委員会が出した裁決に対
し「却下だけでなく、使用期間を含め不服審査請求を検討している」と述べた。
建設大臣への不服審査請求は裁決から30日以内。
【5月29日】沖縄県統計課が発表した県内の4月の完全失業率は、7.8%。1976年
5月以来22年ぶりの高率。
【5月30日】嘉手納基地で在沖米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)によるパラ
シュート降下訓練。159人が降下した。ゲリラに占拠された空港の奪還を想定した
訓練とみられる。同基地でのパラシュート降下訓練は復帰後初めて。沖縄市議会
は前日に抗議文を採択。
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新ガイドライン反対in長崎
「5・15沖縄連帯デー地区集会」が5月12日に大村市、同15日に長崎市で開か
れた。主催は長崎県平和労働センターと各地区労。両集会は、4月25日に佐世保
市で開かれたエンプラ闘争30周年記念集会とも連動して設定された。周辺有事で
の軍事利用が想定される港湾・空港を抱えた3市で相次いで集会が開かれたこと
になる。
大村、長崎の両集会で私は、「連帯のあいさつ」として、(1)県民投票・市
民投票といった地域単位での運動が有効になりつつあり、長崎県内でもそれを追
及すべきこと、(2)新ガイドライン関連法案を参議院選挙での一大争点とすべ
きということ、の2点を強調した。
市民運動としては、緊急署名に取り組んでいるほか、周辺事態法案について2
回の学習会を持った。さらに8月9日の中心課題としても取り組んでいくつもり
で構想を練りつつある。
(舟越耿一/ピースバス長崎)
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5・15集会と対防衛庁行動
1972年5月15日の返還から26年、構造的な沖縄差別をハネ返す闘いを開始しよ
う−−と、「米軍用地の強制使用反対! 普天間基地の早期無条件返還! ヘリ基
地反対!」をスローガンに、一坪反戦地主会関東ブロック主催の集会とデモが檜
町公園で行われた。参加者約200人。
午後4時から、防衛施設庁への申し入れ行動が約20人の参加で行われた。この
日の朝日新聞が「海上ヘリ基地は機能強化をもくろんだものと書かれた米国防総
省文書を沖縄県が入手」と報道。防衛施設庁側は「普天間基地の機能を移設する
だけ」とごまかしたため、申し入れ行動参加者は政府・施設庁への不信感がます
ます拡大した。
沖縄からかけつけた有銘政夫さん(嘉手納基地内の反戦地主)は、普天間返還
を決定するに至った政府側のスタンスをまず批判。「大田知事が返還要求したか
ら」だけならば、普天間が市街地のど真ん中にある危険性すら認識していないの
ではないか−−52など激しく追及した。施設庁側はその点が極めてあいまいで、
「ヘリ基地はあらたに作るのではない」と繰り返しただけ。公開審理で「審理に
なじまない」と逃げの発言を連発したことについても「(5年前の)前回審理で
収用委員会が言ったので」などと、意味不明の釈明をするありさまであった。
午後6時30分からの集会では、沖縄から参加した有銘政夫さんが発言、不誠実
な政府・防衛施設局への反戦地主の闘いの歴史的重さを強調。次に、PKO法改
悪などに対して国会で懸命の奮闘を続けている矢田部理・参議院議員秘書の筑紫
さんが国会報告。また、5月9・10日の道ジュネーに参加した林田さんが、沖
縄・辺野古を中心に東京へやってきた124人の女性たちの行動を報告。この「東京
の道ジュネー」を企画したジャンヌ会の真志喜トミさんから届いた「協力へのお
礼」も紹介された。
集会後は、シュプレヒコールを防衛庁めがけて行い、防衛庁の正門前で萩・防
衛施設庁長官あての集会決議を読み上げ、決議文を手渡して青葉公園までデモ行
進した。
(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
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インドネシアへの自衛隊機派遣に抗議!
「不戦へのネットワーク」(名古屋)では、空自小牧基地からの自衛隊機のイ
ンドネシア派遣に対して抗議し、即時撤収を求める申し入れを行った。
同基地司令宛の申し入れ文では、(1)今回の自衛隊機派遣が、周辺事態法・
自衛隊法「改正」の先取りと既成事実化であること、(2)2万人近い人々の輸
送であるならば自衛隊機での速やかな輸送は不可能であること、(3)拳銃を所
持した自衛隊員を同乗させた派遣は、「紛争」地域への日本の軍事力を行使した
介入と受け止められる危険性が極めて高く、また戦後補償や加害責任をあいまい
にしたままの日本に対する反日感情を激化させるおそれもあること、(4)早急
になされなければならないのは、インドネシア民衆の生活の安定のための支援と
援助であること、などを指摘したうえで、自衛隊機撤収と同時に、今後小牧基地
から自衛隊機を一切海外に派遣しないこと−−を求めている。
ゴラン高原UNDOFに派兵されている自衛隊への年2回の物資輸送も、この
小牧基地からのC130輸送機によって行われ続けている。そのような観点からも、
小牧基地に対する取り組みは重要だ。
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沖縄に連帯! 対岩国基地要請行動
5月17日、在日米軍岩国基地に対して要請を行うための行動に参加しました。
沖縄での人間の鎖に連帯した行動で、広島周辺の市民団体が共同で取り組んだも
の。要請内容は中国山地での低空飛行訓練を行わないことや、基地の返還など。
事前に要請内容を基地側に送り、要請に行くと通告してあったにもかかわらず、
基地の前は警備の人が大勢おり正面ゲートの守衛室にも近づけない状態でした。
米軍基地には市民の要請を受け取る意思が全く無いことが明らかだったので、そ
のまま正面ゲート前で岩国基地に対する抗議の行動を行いました。参加者は約15
人、横断幕もいっぱいあり、しめ太鼓や三線もあったので、ずいぶん威勢のいい
行動となりました。その後岩国駅前で新ガイドライン関連法案の廃案を求める署
名集めをし、100人を越える署名が集まりました。
(河手尚也/広島平和と生活を結ぶつどい)
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各地集会・行動予定(6/6〜6/26)
6月6日(土)ヘリポート基地を許さないつどい 時間*18:00〜/場所*労働
スクエア東京(八丁堀駅)/お話*真喜志好一、新倉修/700円/主催*名護ヘリ
ポート基地に反対する会(030-913-6353)
■原子力空母の何が問題か 時間*10:00〜/場所*べるくよこすか(京浜急行
横須賀中央駅)/お話*高木仁三郎(原子力資料情報室)/午後軍港クルーズあ
り/主催*「いのくら」基地部会
■こんなにあぶない新ガイドライン 時間*13:30〜/場所*長野市勤労者女性
会館しなのき/講師*武藤一羊(国際問題評論家)/500円/託児あり(要予約)
/主催*やめよう「新ガイドライン」の会(準)/共催*信州自由学校(026-
243-2759)
■新ガイドライン−−有事立法学習会 時間*18:30〜/場所*サンフォルテ
(富山県女性総合センター)/講師*天野恵一/1000円/主催*新ガイドライン
を考える会/連絡先*0764-92-7808(小倉)ほか
6月9日(火) PKO法改悪反対!国会請願デモ 時間*18:45集合 19:00
デモ出発/集合場所*社会文化会館前(地下鉄永田町駅3分)/主催*PKO法
改悪反対キャンペーン/連絡先*03-3813-6490(ピースネット・ニュース)
6月14日(日) ワークショップ 新ガイドラインと周辺事態法案に異議あり!
時間*13:00〜/場所*横須賀市総合福祉会館(京浜急行汐入駅)/新ガイド
ライン紙芝居、クイズ作り、替え歌作りなど様々/300円/主催*非核市民宣言運
動ヨコスカ(0468-25-0157)
■平和と戦争を考える講演のつどい 時間*14:00〜/場所*ピースおおさか
(地下鉄・JR環状線森ノ宮駅)/講師*浅井基文(明治学院大学)/800円/主
催*同つどい実行委員会(0726-43-1533 江菅)
■安保・新ガイドラインをつぶせ6・14大阪城公園ピースウォーク 時間*16:
30集合/場所*大阪城公園教育塔前広場/アピール*浅井基文ほか/主催*「戦
争への道=有事法制定に反対しよう!」実行委/連絡先*06-364-0123(中北法律
事務所)他
6月17日(水) 新ガイドラインと自治体を考える会結成記念講演会 新ガイド
ラインで自治体はどうなる!? 時間*18:30〜/場所*たんぽぽ舎(総武線ほ
か水道橋駅3分)/講師*坂本文子(目黒区議)/主催*同会(準)(現代思想
社気付)
6月26日(金) 金曜連続講座 憲法から有事法制を検証する 時間*18:30〜
/場所*文京区民センター(三田線春日駅・JR水道橋駅)/講師*山内敏弘
(一橋大学教授)/700円/主催*金曜連続講座運営委員会(03-3221-4668)
■地域に有事体制づくり反対の共闘を! 諸運動交流集会 時間*18:30〜/場
所*ECOとしま(山手線ほか池袋駅)/主催*組織的犯罪対策法制定阻止!有
事立法反対!北部集会実行委/連絡先*03-3931-9615(東水労・芝崎)他
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介もしていきたいと考えています。(事務局)
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