東郷と申します。
aml と keystone への投稿です。
04月23日の投稿([keystone 123])でお願いした
奄美・喜界島の象のオリ建設反対派地主への支援要請の件ですが、
複数の方から励ましのお便りを頂いた、心からの感謝を伝えて欲しい、と
地元(喜界島の豊かな自然と平和を守る町民会議事務局)から連絡が
ありました。
支援・激励の声を寄せて下さった皆さん、ありがとうございました。
相変わらず状況は厳しく、建設賛成・推進派からは、反対派地主のみならず、
態度を表明しない「中間派」の住民に対しても有形無形のプレッシャーが
かかっており、この問題について口を開くだけで地域社会から「排除」され
かねない雰囲気(中間派島民からの報告による)もあるようです。
註:現実には、賛成派・反対派の数に大きな差があるわけではありません。
また、表だって意見表明しているのは全て反対派で、賛成派からは
公式な意見表明が無いように見える、というのが現実です。
ただ、基地建設(=公共工事)に係る利益に直結した賛成派からは、
公にならない形で、大多数を占める中間派がこの問題に関心を持つ事
すら許さないような圧力があります。
皆が黙っているうちに、状況は基地建設に向けて進んでいる、とも
言えるわけです。
しかし、今までは「誰も関わってくれない、小さな島の中の問題だから」と
疲れ果てたような面のあった反対派も、支援・激励の声に勇気づけられて
いるようです。
また、先日(05月04日)地元紙(南海日日新聞)に、1945年に米軍が喜界島
上陸を計画していた、という記事が掲載されてから、
http://www.amami.or.jp./nankai/980508.htm#6
で元記事の抄録がご覧になれます。あるいは、
http://www.synapse.ne.jp.~bak/
には、作戦地図などの資料も掲載しています。
今まで黙っていた中間派住民の中にも、声をあげようとする方が出てきました。
これからも、諦めずに息の長い闘いを続けていきたい、と、喜界島の豊かな
自然と平和を守る町民会議では話しています。
今後も折に触れて現地の状況をお伝えしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
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東郷 伸一,鹿児島大学医学部リハビリテーション医学講座
bakuriko@med5.kufm.kagoshima-u.ac.jp
http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~rehabil/
大口 獏,旅の空から考える琉球弧・奄美・喜界,象のオリ
bak@po.synapse.ne.jp
http://www.synapse.ne.jp/~bak/
3月、4月、5月、6月、7月、