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*- FACTIVE MES( 8):●分科会 戦争 平和 基地問題
*859 SDI00872 山崎 久隆
核実験>パキスタンも実験か?
( 8) 98/05/17 19:36 847へのコメント コメント数:1
午後7時のNHKニュースの、バーミンガムサミットの記者会見中継で、橋
本首相は首脳懇談会の席上、未確認情報としてパキスタンも核実験を行ったと
いう知らせが飛びこんだと発言。現在確認作業が行われているとのこと。
探知網があるので、実際にインド規模のものを実施していれば、かなり早く
確認できるし、パキスタンが公表するはずでもあるので、可能性として、失敗
実験であったかもしれない。
なお、インド核実験の映像が同じニュースで放送された。
YAMASAKI (SDI00872)
*862 RXE01213 桜吹雪
RE:核実験>パキスタンも実験か?
( 8) 98/05/17 23:50 859へのコメント
山崎 久隆 さん、こんにちは。
> 午後7時のNHKニュースの、バーミンガムサミットの記者会見中継で、橋
> 本首相は首脳懇談会の席上、未確認情報としてパキスタンも核実験を行ったと
> いう知らせが飛びこんだと発言。現在確認作業が行われているとのこと。
パキスタン側の声明では、核実験は否定されたと報道されました。
5/17付け「今日の出来事」(NTV)参照。
1998/05/17(Sun) 23:47 RXE01213 桜吹雪
*861 CXQ04025 WAKAX
核実験>パキスタン NOHC他 要請文
( 8) 98/05/17 23:43 847へのコメント
17日にもパキスタンが核実験か、という報道を受け、NOHCなどが実験を
実施しないようにパキスタン大使館へ要請に行きました。
許可をいただいたので要請文を紹介します。
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要請文
パキスタン・イスラム共和国首相 シャリフ殿
報道では、あなたたちパキスタン政府は早ければ17日にも核実験を実施す
ると、伝えている。もしそれが事実なら実験を中止してほしい。実験を強行す
れば、南アジアはおろか全世界の平和にとって危機的な状況を招くだろう。
たしかに今回のインドの核実験強行は愚かな行為であり、あなたがたがそれ
に恐れを感じて強く批判するのはよく理解できるが、ここで対抗的に核実験を
行えば、インドとの核開発・軍拡競争の泥沼にはまりこむばかりか、より広い
範囲の国・地域が核開発へ流れることを助長しかねない。そうなれば、インド
とパキスタンは世界を核の恐怖に陥れた主犯格として、不名誉な汚点を歴史上
に残すことになるかもしれない。
もちろん最も罪深くあくどいのはアメリカ合衆国をはじめとする核保有国で
あり、アメリカのクリントン大統領がインドを強く批判するなどは喜劇としか
思えない。あたかも大強盗がこそ泥に「物を盗むな」と説教を垂れているよう
なものだ。これらの国々が自らの核を放棄しなければ根本的な解決はありえな
い。日本政府も「唯一の被爆国」などときれいごとをのべているが、実際には
アメリカの核実験を容認し、積極的に核の傘の下に入ってでかい態度を取って
いる。この二枚舌外交を改めぬかぎり、その主張は説得力を持ちえない。
シャリフ首相ならびにパキスタン政府のみなさん。繰り返しになるが、再度
強く言いたい。どうか核実験を中止してほしい。あなたたちが核保有国の真似
や後追いをするのはどう考えても賢明なことではない。核の保有は、短期的に
はナショナリズム的な自己満足感を得ることができるかもしれないが、いわゆ
る安全保障は平和に役立つどころかむしろ、インドとの緊張を高め、環境を汚
染し、外交的に孤立し経済を圧迫するなどデメリットのほうがはるかに多い。
このままインドといがみ合い続ければ、いつまでも欧米や日本の食い物にさ
れ続けるだろう。パキスタンがやるべきことはもっと他にあるはずだ。独立以
来のインドとのわだかまりを平和的な対話によって取り除き、両国が協力して
南アジア地域の争いと貧困を解決することではないだろうか。
1998年5月16日
NOHCおよび核実験に反対する人々
03ー3976ー7986・044ー854ー1492
ピース・チェーン・リアクション
03ー5273ー5065
=====
WAKAX
*854 SDI00872 山崎 久隆
インド核実験>98/05/11と13付け国連声明
( 8) 98/05/16 09:26 831へのコメント
11日と13日の実験についての国連アナン事務総長の声明です。英文を機
械訳したものです。たぶん間違っているので(=^_^;=)対訳形式で原文も紹介し
ます。
11 May 1998
1998年5月11日
Press Release
プレスリリース
SG/SM/6555
SG/SM/6555
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SECRETARY-GENERAL EXPRESSES REGRET OVER ANNOUNCEMENT THAT
INDIA CONDUCTED
THREE UNDERGROUND NUCLEAR TESTS
事務総長はインドが3つの地下核実験を行ったと通告したことを残念に思う
19980511
19980511
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Following is a statement issued today by the Spokesman for Secretary-General
Kofi Annan:
今日、コフィ・アナン事務総長の報道官によって公表される声明である
The Secretary-General has learned with deep regret of the announcement
that
India had conducted three underground nuclear tests on Monday.
事務総長はインドが月曜日に、すでに3つの地下核実験を行っていたことを知り、
深く憂慮する。
He wishes to note that, for quite some time now, there has been a
de facto
moratorium on nuclear testing.
インドに気付いてもらいたい。核実験を行うことについて事実上のモラトリアムが
あった。
The moratorium and the successful conclusion of the Comprehensive
Nuclear
Test-Ban Treaty (CTBT) in September 1996 are seen
by the international
community as setting a norm with regard to nuclear non-proliferation.
モラトリアムと1996年9月の包括的核実験禁止条約の成功により、諸国家によ
って核拡散防止に関して基準を設定された。
While noting that India is not a signatory to the
CTBT, the Secretary-
General is nevertheless concerned that the latest testing
is inconsistent
with the pattern which has been firmly
endorsed by the international
community.
インドがCTBT署名者ではないことを指摘するのであれば、事務総長は最近の実験が
固く諸国家によって保証されたパターンと一致しないことを心配している。
He calls on all States for maximum restraint with a view
to facilitating
nuclear non- proliferation and nuclear disarmament.
彼は核拡散防止と核軍縮を進めるために、すべての国家に最大抑制を求める。
The Secretary-General strongly supports accelerated
measures of nuclear
disarmament, cessation of all nuclear tests by all States and
strengthening
of the nuclear non-proliferation regime.
事務総長は強く核軍縮、核拡散防止体制のすべての国家による支持を、そしてすべ
ての核実験の中止のために条約を支持する。
13 May 1998
1998年5月13日
Press Release
プレスリリース
SG/SM/6560
SG /SM/6560
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SECRETARY-GENERAL DEEPLY DISTURBED OVER TWO MORE NUCLEAR TESTS BY INDIA
事務総長はインドによるさらなる核実験を深く憂慮する
19980513
19980513
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The following statement was issued today by the Spokesman
for Secretary-
General Kofi Annan:
次の声明はコフィ・アナン事務総長の報道官によって今日公表された
The Secretary-General is deeply disturbed over the Government
of India's
announcement of two more nuclear tests conducted on 13
May following the
three tests that were carried out on 11 May.
事務総長は5月11日に実行された3つの実験と5月13日に行われた2つのさら
なる核実験についてのインド政府発表に深く心配している。
India has stated that this is expected to complete the
current series of
tests and has made a qualified offer to adhere to some of the
undertakings
of the Comprehensive Nuclear Test-Ban Treaty selectively.
インドはこれが一連の実験の完了と述べ、そして精選して、限定した包括的核実験
禁止条約への支持を申し出た。
The Secretary-General continues to look forward to the unequivocal
assurance
of India and all other States that the international community's
norm on
nuclear testing and non-proliferation would be adhered
to in order that
progress towards nuclear disarmament -- a common desire of all
States and
peoples -- can be achieved as soon as possible.
事務総長は、諸国家の核実験に関する基準と核拡散防止は、核軍縮 − すべての国
家と民族の普遍の願い − に向かっての進歩が、できるだけ早く成し遂げられること
ができるように、インドとすべての他の国家の明白な保証を期待し続ける。
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YAMASAKI (SDI00872)
*855 SDI00872 山崎 久隆
インド核実験>98/05/13グリーンピース声明
( 8) 98/05/16 09:27 831へのコメント
5月13日付のグリーンピース・インターナショナルの声明です。もっと綺麗な訳
があったらちょうだい (=^_^;=) あと事務局長の名前も教えて。
GREENPEACE URGES INDIA TO RENOUNCE ITS NUCLEAR OPTION AND SIGN THE
CTBT
グリーンピースはインドに、その核の選択を放棄して、そして CTBT に署名するよう
求める
13 May 1998
1998年5月13日
Amsterdam -- In a letter sent today to the Indian
Prime Minister, Atal
Behari Vajpaayee, Greenpeace International Executive Director
Thilo Bode
said India "must act urgently to repair the damage its testing programme
has
done this week".
アムステルダム − 今日インドのバジパイ首相、に送った手紙で、グリーンピース
・ インターナショナル事務局長 Thilo はインドが「今週行われた実験プログラムの
損害を修繕するために緊急に行動をしなくてはならない」と言った。
According to the environmental group, India risks facing the kind of
global
outrage that France had caused in 1995 with its resumption
of testing at
Moruroa.
環境グループは、あえてインドが、フランスがモルロワ核実験の再開で1995年
に起こした種類の世界規模の暴行に直面する。
The two further nuclear tests conducted today condemn India to international
isolation unless it moves rapidly to renounce the nuclear option.
今日行われた2つのそれ以上の核実験は、直ちに核選択を放棄しようとしないなら、
インドが国際的に孤立することを運命づける。
India's statement that these two tests marked the end of the planned
series
needed to be immediately followed by an agreement to sign, unconditionally,
the Comprehensive Test Ban Treaty (CTBT), and conduct no
further nuclear
tests.
インドの声明は、これらの2つのテストがすぐに、無条件に、包括的核実験禁止条
約に署名して、そしてそれ以上行わないという合意に従うために必要な計画的シリー
ズの終了をのために必要としている。
"Anything less than this will severely
undermine India's disarmament
credentials and undermine the international community's efforts
to achieve
nuclear disarmament," Bode added.
「これ以下の何ものも、インドの軍縮適格性を害し、そして核軍縮を成し遂げる諸
国家の努力をひどく害するものがあろうか」、と Bode が付け足した。
Greenpeace said that India must show the moral courage displayed
by South
Africa in 1991 and renounce the nuclear option, rather than putting
global
security at increased risk.
グリーンピースは、インドが精神的勇気を、1991年に南アフリカによって示さ
れたように見せて、そして、広域の安全保障の設置よりもむしろ増やされてしまった
リスクについては、核選択を放棄しなくてはならないと言った。
The international environmental organisation has,
from its foundation,
worked for a world wide ban on nuclear testing
and the elimination of
nuclear weapons by all countries and that remains resolutely
committed to
that goal.
国際的な環境組織は、その設立から、すべての国の核実験に対して世界規模の禁止
条約と、と核兵器の除去のための努力を続けてきた。そしてそれは断固としてそのゴ
ールに到達する決心でいる。
------------------------------------------------------------------------
FOR FURTHER INFORMATION PLEASE CONTACT:
それ以上のインフォメーションのために、どうか連絡を取ってください:
-Stephanie Mills, Greenpeace International, (London), + 44 171 865
8282 or +
44 410 13342 (mobile)
- Nity Jamarayan, Greenpeace International, (Delhi), +91 11 431 06
51 / 34
58
- Luisa Colasimone, Greenpeace Communications, (Amsterdam), +31 20
52 49 546
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YAMASAKI (SDI00872)
*860 CXQ04025 WAKAX
核実験>インド核実験 NOHC他 抗議文
( 8) 98/05/17 23:43 831へのコメント
NOHCなどのインドへの抗議文です。許可をいただいたので紹介します。
(改行位置を変更しました)
=====
抗議文
バジパイ首相殿
シン駐日インド大使殿
昨日(11日)午前3時45分(日本時間7時15分)、あなたたちインド
政府はラジャスタン州の砂漠地帯・ポカランで地下核実験を3回実施した。ま
さに「寝耳に水」の出来事で驚いている。インドに対してまでも抗議しなくて
はならないことを残念に思う。
これまであなたたちは、アメリカやロシアが未臨界(臨界前)核実験を続け
るなど核保有国が核廃絶のために具体的に何もしないどころかむしろ核を独占
しようとしていることを批判し、それを理由にNPTにもCTBTにも背を向
けてきた。この論理をそのまま率直に受け入れるならば、それはそれである程
度の説得力があった。まさに現在は、アメリカをはじめとする核保有国はNP
T・CTBTを盾に徹底した核独占を推し進め、核を使える兵器として改良し
世界を軍事的に支配しようとしている。そして日本政府などの「同盟国」もそ
れに追随し、核独占体制に手を貸している。私たちはそれを憂い、だからこそ
アメリカや日本政府に対して機会あるごとに抗議してきた。
今回あなたたちは核実験を強行したことで、自分たちの「正当性」を自ら放
棄したことになる。これまで国際的な舞台でインド政府は、核廃絶を具体的に
期限付きで進め、そのためにまず核保有国が自らの核を放棄しなければならな
い、といってきた。しかしこの核実験によりあなたたち自身がアメリカの立場
に、つまり核保有国の立場に大きく近寄ったことになり、これまで核保有国に
対していってきたことを自分自身に向けなければならなくなった。外的な脅威
を口実に核武装をするなど、アメリカと大して違わないではないか。
これまで表向きに公言してきたことは単なる建て前で、自らが核武装するた
めの時間稼ぎ・状況作りだったのか。確かにパキスタン・中国との関係や核保
有国の独善的な態度がここまでインドを追い詰めたという見方もできなくもな
いが、それで免罪できるようなものではない。これにより事態はより悪化し、
新たな火種が生まれる可能性が極めて強い。これでは核廃絶などとてもおぼつ
かない。
私たちは、限界があるとはいえ核廃絶を明言する国として心情的にはアメリ
カなどよりもインドに親近感を感じていた。状況が危機的であるときこそ、原
則を貫き通して平和を訴えるべきではないか。今、非同盟諸国の代表者たるイ
ンドがすべきことは、アメリカなどの軍事大国の愚行にはりあって軍備を増強
することではなく、むしろ自らが軍事力によるパワー・ポリティクスを捨て、
「北の富める国々」による経済的支配や軍事的介入をなくすために「南の貧し
い国々」をまとめるようなリーダーシップを発揮することではないか。パキス
タンといがみ合っている場合ではない。今ならまだ間に合う。すぐに政策を転
換し、平和外交を積極的に進めてほしい。
1998年5月12日
(連絡先)
NOHC 03ー3976ー7986/044ー854ー1492
ピース・チェーン・リアクション 03ー5273ー5065
ピースベリー・ジャム 03ー3264ー4195
=====
1998年5月14日
アタル・ビハリ・バジパイ 首相 殿
抗議文
貴国は、3回の核実験(日本時間5月11日)を行い世界中の非難の声の中、
再び翌日に、2回の地下核実験を強行した。これは、非核諸国の悲願である
核廃絶への協力を拒む行為であるばかりか、南アジアに新たな核開発競争を
生むことに繋がる。
私達は深く失望の意を表するとともに、さらにアジアを核の脅威に侵さな
いために、今後いかなる核実験も行わないことを約束し、一刻も早く政策を
転換し大国としての信用を回復するよう要請する。
また、貴国は実戦用の核兵器所有の疑いがあるが、核は後世に多大な負の
遺産となって残るものである。非暴力と非服従によって自由をかち取った素
晴らしい歴史を、このようなかたちで覆いかぶさんとするのか
さらに、アメリカが未臨界(臨界前)核実験を行っていることに反対して
CTBT加盟に賛同しなかったが、自ら核実験を行った以上、その時の発言
は偽りだったと言わざるを得ない。
繰り返し、これまでの行為を反省し、アジアをさらなる核戦争の脅威にお
としいれないよう強く要請する。
(連絡先)
NOHC
03ー3976ー7986/044ー854ー1492
03ー3316ー8163
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WAKAX
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3月、4月、5月、6月、7月、