Date: Tue, 5 May 1998 21:44:54 +0900
Mime-Version: 1.0
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 165] [aml] "Zenkoku FAX Tsushin" No.14 desu...
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 165
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Date: Mon, 4 May 1998 20:29:57 +0900 (JST)
 From: ogr@nsknet.or.jp (toshimaru Ogura)
 Subject: [aml 8431] "Zenkoku FAX Tsushin" No.14 desu...
 

小倉です。全国FAX通信最新号です。
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   '97ガイドライン安保・有事法に反対する
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●「'97新ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」の、ファクシミ
 リと郵送での購読料は半年間3千円です。
●この「電子版」は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
 開していますが、*是非カンパをお送りくださるよう*お願いいたします。
 下記の郵便振替口座をご利用ください。

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'97新ガイドライン安保・有事法に反対する 全国FAX通信【電子版】
No.14 1998年5月3日(月2回発行)

東京都千代田区三崎町3−1−1 近江ビル4階
TEL:03-5275-5989
FAX:03-3234-4118
Eメール:tokada@jca.ax.apc.org
購読料 3000円(半年間)
郵便振替 00110-4-408708 全国FAX通信
*〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
*全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
*バックナンバーは
http://www.jca.ax.apc.org/~toshi/NoG_News/NoG.index.html
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目次
●「沖縄の基地をなくせ! 有事立法をとめよう」緊急署名を拡大しよう!
●ていこうせん
●PKO法改悪反対キャンペーンに参加・賛同を!
●リーフレット紹介
  『くらしに入りこむ新ガイドライン−−戦争協力はごめんです』
●住民基本台帳法改「正」反対! 5・7院内集会、5・8緊急市民集会へ!
●沖縄から、本土から「基地撤去」の声を!
  ===沖縄「復帰」26周年 米軍用地使用反対!
     普天間基地早期無条件返還! ヘリ基地建設反対! 5・15集会
  ===韓国・沖縄を結ぶ集い
  ===命育む美ら海に海上ヘリ基地はいらない! 女たちの道ジュネー
     ★スケジュール(一部に前号の時点から変更あり)
  ===5・17普天間包囲行動
●大阪/東京 「思いやり予算」意見訴訟
  ===第3回口頭弁論(4月20日)報告-----大阪
  ===第1回公判と集会(5月26日)のご案内----東京
●反基地運動−−現場から(2)
  北富士演習場での米海兵隊演習終わる!
●沖縄ニュースクリップ 4/14〜4/28
●普天間基地包囲行動を成功させよう!−−新聞広告1500人キャンペーン
●響け平和の音色! 轟け民の声!
  おやまは緑・日出生台源流まつり at 竜門の滝
●ヘリポート基地にゆれる街を訪ねる旅 沖縄名護2泊3日ツアー
●戦争立法つぶそう4・29行動 代々木公園に1千人!
●AWACS見学会中止を求める要請書提出!
●新ガイドラインで日本キリスト教協議会(NCC)が緊急抗議声明
●新ガイドライン安保反対! 有事立法・戦争動員を許さない!
  横田基地デモ
●各地集会・行動予定(5/5〜5/30)
●Fax通信・事務局からのお知らせ

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●「沖縄の基地をなくせ! 有事立法をとめよう」緊急署名を拡大しよう!

 4月28日、橋本政府は周辺事態措置法案、自衛隊法改悪案、そして日米物品
役務相互提供協定(ACSA)の周辺有事への適用など、いわゆる「新ガイドラ
イン関連法案」を閣議決定し、ただちに国会に送った。同日、来日したオルブ
ライト米国務長官と小淵外相は、この改定ACSAに調印した。
 いよいよ戦争協力法=戦時立法が具体化された。この法案の内容については、
この間何度もFax通信などで紹介してきたことなので詳細には立ち入らない
が、地域を特定しない米軍の戦争行動への全面的「後方支援」、自衛隊による
米兵の捜索・救難、船舶への「臨検」などの事実上の戦闘行動を法的に規定す
るものであるとともに、自治体などに空港、港湾の提供、負傷米兵の収容など
の戦争協力を「要請」という名目で、実際には義務づけるものとなっている。
 しかも、この「周辺事態」の認定と、戦争遂行のための「基本計画」の実行
にあたっては国会の承認を必要とせず、米軍の判断が基準となり、閣議はそれ
を追認するだけなのである。「包括的メカニズム」とか「調整メカニズム」と
いう戦争計画の作成、実施のシステムは人々の目から隠されたままである。
 しかし、今回の通常国会では、橋本政権にとって当面の経済危機乗り切り策
のための課題が山積しており、新ガイドライン関連法案の国会会期中での成立
は、ほぼ無理という可能性が大きい。訪米した山崎拓自民党政調会長も、現地
で米政府当局者に対して、今国会中の成立は困難と語っている。おそらく、衆
院で継続審議にした上で、秋の臨時国会で成立を期するということになるだろ
う。参院まで持っていけば、7月参院選で院の構成が変わるために、廃案とい
うことになってしまうからである。
 そうすることによって、米政府に対しては国会に提出したということで顔を
たて、与党の社民党に対しても一気に与党離脱に向かわざるをえなくさせるよ
うな事態を避けるという配慮があるのかもしれない。
 したがって、国会審議のヤマ場は先送りされることになり、この5月から夏
の期間を、改めて新ガイドライン・有事法制化に反対する運動を拡大する機会
としていく必要がある。
 そのために、4月初めからスタートした「沖縄の基地をなくせ!有事立法を
とめよう!」緊急署名を大いに活用して下さい。この署名は、とりあえずの「緊
急署名」として出発したが、ニュースの発行、連絡、会計などの事務局体制を
整備し、数カ月の運動計画をあらためて立てることにしている。
 東京でも、4月初旬から4・29行動の宣伝と合わせて、街頭での署名活動を
続けている。4月下旬からは、全国から署名が続々と送られてくるようになっ
ている。取りあえず緊急の必要にあてるために始めた署名であるが、ぜひとも
街頭、地域、職場などで今回の新ガイドライン関連法案の危険な本質を訴え、
署名の拡大をお願いしたい。代々木公園で行われた「戦争立法をとめよう!4
・29行動」でも、署名用紙を持ちかえってくれた方がかなりの数にのぼった。
 賛同団体・個人も募集しているので、ぜひ賛同金(団体3000円、個人1000円)
を寄せてください。
 ●東京都千代田区三崎町3−1−18 近江ビル4F 市民のひろば気付
  「沖縄の基地をなくせ!有事立法をとめよう!」緊急署名
 ●振替口座 00110-1-31750
  加入者名 緊急署名
  当面(第2次)の署名集約日は5月20日です。

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●ていこうせん
 従軍慰安婦にたいする国家賠償立法義務をきびしく指摘した今回の「関釜裁
判」の判決に、例の藤岡信勝センセイが「これは国家解体の第一歩だ」(『毎
日新聞』28日)とコメントしているのには、おもわず吹き出したね。同じ右派
の谷沢永一からは「売名家」とののしられ、同じ会の西尾幹二からは「私は自
由主義史観なんてぜんぜん信じちゃいない」と三下り半を突きつけられ、その
あげくに今回の判決ですこしばかり逆上したのか。しかし藤岡さんよ、日本国
家は民主主義においても品位においても、正義という点でも、とっくに解体し
ているのです。解体させたのは君たちだ。アメリカの都合だけでいつでも戦争
に引っ張り込まれるこの国が、まともな国家かね。「健全なナショナリスト」
ならとっくに日本は滅びたと言うだろうよ。(く)

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●PKO法改悪反対キャンペーンに参加・賛同を!

 私たちは、今国会に上程されているPKO法改悪案に、次のような理由から
反対しています。
 1.武器使用の判断を上官命令とすることは、憲法の禁じている武力行使に
  あたること、
 2.法案の内容は、日本が参加するPKO活動における、停戦合意や中立の
  原則を段階的に崩してこうとするものであること、
 3.法案は、ガイドライン立法(周辺事態法案など)と密接に関係しており、
  自衛隊が米軍などの多国籍軍の中で/あるいはそれとの協力関係の中で、
  本格的に活動するための道を開くものであること、
 4.こうした動きの底に流れる「軍事力による危機管理」という構想はあや
  まりであり、逆に、市民の側から「紛争の平和的解決」の構想を提案する
  必要があること、などです。
 PKO法改悪案は、住民基本台帳法と共に、今国会での成立の可能性があり
ます。今後、全力で法案の成立を阻止する運動(議面行動も含めて)を作って
ゆく必要があります。上記の趣旨のリーフレットの配布も同時に行っています。
ぜひ、キャンペーンの賛同者・賛同団体に名前を連ねてください。
 ●賛同金 一口個人1000円、団体2000円
 ●郵便振替 00190-0-608393
  加入者名 ピース・チェーン・リアクション
 ●賛同者・団体には、行動や会議のお知らせをします。リーフレットの配布
にもご協力下さい。
 【呼びかけ】川崎哲、国連・憲法問題研究会、派兵チェック編集委員会、ピ
  ース・チェーン・リアクション、ピースネット・ニュース、山田一彦
 【連絡先】ピースネット・ニュース(電話:03-3813-6490 Fax:03-5684-
  5870 E-mail:peacenet@jca.ax.apc.org)

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●リーフレット紹介
  『くらしに入りこむ新ガイドライン−−戦争協力はごめんです』
◎編集・発行*NO! レイプ NO! ベース女たちの会/1998年5月1日発行/A
3判四ツ折、2色刷/頒価100円(大量購入は値引き有り)/問い合わせ電話:
03-3402-3238(婦人民主クラブ)、電話:03-3816-1862(日本婦人会議)
◎新ガイドライン・有事立法への動きは、私たちの働き方、暮らし方、日常の
ありようをどう変えようとしているのか。図表を含め、わかりやすく作った緊
急リーフレットです。学習会等にぜひご活用ください。

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●住民基本台帳法改「正」反対!
  5・7院内集会、5・8緊急市民集会へ!

 3月10日に国会に上程された国民総背番号制を狙う住基法の改「正」案につ
いて、どうやら連休明けの5月8日の衆議院本会議で法案説明および各党の代
表質問が行われ、以降地方行政委員会で実質審議に入る模様である。
 未だ国会情勢は混沌としているが、成立の可能性は十分にある。今国会は重
要法案が目白押しであるため、なかなかこの課題が影に隠れてしまっているが、
様々な規制が法案においてなされているとはいえ、コードとカードによる日常
的な監視体制の構築は、これまでの国民管理の質を転換させると言っても過言
ではない。盗聴法の狙いが、実際の犯罪捜査よりも市民運動や労働運動の情報
収集にあるとすれば、まさに情報の収集とその一元管理という点において、住
基法の改「正」と連動しているのである。治安立法、有事体制づくりを許さな
いという観点からも是非とも住基法の改「正」案の成立を阻止しよう。
当面、下記の集会が予定されているのでご参加を!
(戸籍と天皇制研究会 宮崎俊郎)

1.緊急院内集会/5月7日(木)3時〜5時/衆議院第一議員会館第1会議
室/内容:(1)経過報告、(2)日弁連からの報告、(4)改正案批判(自
治体現場からの分析、検討)、(5)背番号社会はもうすぐだ(カードシステ
ムの実験の実情報告)、(5)国会議員からの発言/主催:PIJ(プライバ
シー・インターナショナル・ジャパン)、プライバシー・アクション、総背番
号制度導入反対共同アピールをすすめる会(連絡先:03-5269-0943)

2.緊急市民集会/5月8日(金)7時30分〜9時/豊島区立勤労福祉会館/
内容:国会情勢、法案批判のポイント、行動提起など/参加費:500円/主催:
院内集会と同じ

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●沖縄から、本土から「基地撤去」の声を!

===沖縄「復帰」26周年 米軍用地使用反対!===
===普天間基地早期無条件返還!===
===ヘリ基地建設反対! 5・15集会===
日時:5月15日18:30〜集会、19:30〜防衛施設庁抗議・要請デモ
場所:桧町公園(六本木駅下車防衛庁裏)
発言:有銘政夫(反戦地主・違憲共闘議長)
主催:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(030-910-4140)
[集会にさきだって16:00から防衛施設庁抗議行動があります。
  15:45に防衛庁前(地下鉄六本木駅下車)に集合]

===韓国・沖縄を結ぶ集い===
日時:5月16日(土)午後6時
場所:沖縄青年館
発言:新崎盛暉(一坪反戦地主会)、池原秀明(反戦地主会)、朴銀柱(米軍
  犯罪根絶のための運動本部幹事)、海勢頭豊(「魂」実行委員会)その他
主催:反戦地主会、一坪反戦地主会

===命育む美ら海に海上ヘリ基地はいらない!===
===女たちの道ジュネー===
スケジュール(前号と変更あり)
*5月8日(金)橋本首相、米大使館への直接行動
*5月9日(土)14:00〜16:00 有楽町マリオン前リレートーク・パフォーマ
  ンス/16:00〜17:00 銀座・道ジュネー/18:00〜交流会・シニアワーク東
  京(飯田橋・エドモントホテル隣)
*5月10日(日)10:00より JR線原宿駅表参道口にて行動予定
主催:「基地はいらない!女たちの大行動」実行委員会
問い合わせ:098-864-1539(スペース結 高里鈴代)
*本紙前号で高里氏の電話番号が間違っていました。おわびして訂正いたしま
 す。

===5・17普天間包囲行動===
午後2時〜、普天間基地周辺14キロメートル
主催・問い合わせ:5・17普天間基地包囲行動実行委員会
  那覇市松尾1−19−22 電話:098-869-0241、ファックス:098-869-0243

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●大阪/東京 「思いやり予算」意見訴訟

===第3回口頭弁論報告-----大阪===
 4月20日、第3回裁判では原告陳述を入れることができず、とても残念でし
たが、約80名近くの傍聴者で変わることのない熱気を感じさせました。今回は
前回に続き、第5準備書面が提出され、梅山弁護士により約30分の陳述があり
ました。第5準備書面は前回提出の第4準備書面に引き続き、納税者訴訟の門
戸開放のための論拠の展開です。本件請求の民法709条の請求以外に、予備的請
求として、国家賠償法1条に基づく損害賠償請求を追加しました。
*行政主体(法人)の行なった過失については、公権力の行使に当たった公務
員、使用者特定の必要がある、とあるがすでにその必要はないとする幾つかの
判例がある。/*国側の主張の前提には、そもそも国は悪いことをするはずが
ないという「国家無答責論」があるが、それは絶対主義的天皇制国家原則の明
治憲法下の発想であり、現憲法上容認されるものではない。/*違憲、違法な
「在日米軍駐留経費」支出による「財産権」の侵害について、そもそも現憲法
下における納税義務の根拠、税金の使途、支出における納税者の法的に保護さ
れる利益とは……といった内容でした。
*次回:7月6日 11:00〜 大阪地裁202法廷にて

===第1回公判のご案内----東京===
 3月17日東京地方裁判所へ提出した「思いやり」予算違憲訴訟第1回公判の
日程が決まりました。いよいよ始まりです! この第1回公判では、原告2名
による意見陳述を予定しています。発言者を勇気づけ後押しするために、また、
裁判を中身のあるものにし、大きなアピールの場とするためにできるだけたく
さんの傍聴者にて法廷をうめたいと思います。ぜひご参加下さい!
*日時:5月26日(火)13:00〜13:20
*場所:東京地方裁判所第713法廷
*意見陳述:島袋陽子(命どぅ宝ネットワーク)
      武藤一羊(ピープルズプラン研究所)
*集合:東京地裁・高裁合同庁舎ロビーに12:30に集合して下さい(地下鉄霞ヶ
  関駅下車)。なるべく事前に事務局までご連絡下さい。

★公判報告集会★
 5月26日(火)18:30〜 日本キリスト教会館(東西線早稲田駅)にて

*連絡先:米軍への「思いやり予算」を返せ!訴訟(東京)事務局
 (電話:03-5275-5989)

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●反基地運動−−現場から(2)
  北富士演習場での米海兵隊演習終わる!

 北富士演習場で4月8日から行われていた沖縄県道104号線越え155ミリりゅ
う弾砲実弾演習の本土移転演習本年度分最初の演習が21日終了した。沖縄米海
兵隊の155ミリりゅう弾砲専門部隊である第12連隊第3大隊によるもので、17日
間の演習予定を10日間の実弾射撃を消化したとして3日早く終了した。
 昨年7月の1回目との大きな違いは、演習予定期間を17日間と7日間も多く
とったこと、通常演習として同海兵隊第7連隊第1大隊も期間中に演習したこ
と、東富士演習場でも同海兵隊がジェット機の訓練を含む演習をし、この期間
中北富士・東富士両演習所を米海兵隊が同時使用していたこと、そして何より
もいまだかつてなかったこととして、東富士のキャンプ・フジから北富士への
移動に演習場内軍用道路ではなく、国道138号線と東富士五湖道路(有料道路)
を使用したことなどが挙げられる。市民グループの監視では発射弾数は889発
で、昨年の550発から大幅に増えている。それでも山梨県や地元は、実弾演習が
10日間だったとして昨年並と強弁し受け入れている。10日間で地元に新たに年
4億円が出るのだから悪くないというのだ。
 忍草母の会は、8日に村内で集会を開き、演習場正門前までのデモを実施、
19日には演習場内で集会、富士吉田市内をデモ行進し、北富士演習場の米軍に
よる入会地(演習場)無断使用反対と「敵は山梨県 撃つは天野建」の大ノボ
リを立て、県による忍草入会地・桧丸尾の立木強奪を許さないと訴えた。
(田辺欽也)

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●沖縄ニュースクリップ 4/14〜4/28

【4月14日】下地幹郎衆院議員(沖縄県選出・自民)がワシントンで米国防総
省キャンベル副次官補らと会談し、キャンプ・シュワブ内移転を要望。同副次
官補は検討の意向も見せたが、県外移設は不可能と述べた。
【4月16日】沖縄県が昨年11月に行ったSACO関連施設従業員意向調査を受
け、今後の課題を検討してきた意向調査委員会の報告書がまとまった、と沖縄
タイムス。報告書は、基地従業員には基地返還の動向が見え難く、失業や離職
などの不安に悩んでいると指摘している。
【4月17日】沖縄県収用委員会が米軍4施設、13筆の地籍不明地について強制
収用却下の方針を固めた、と沖縄タイムス。▼4月11日からの三重大学による
ジュゴン分布調査が終了。調査中に計10回、ジュゴンを確認した。
【4月20日】新石垣空港問題で沖縄県が新石垣空港建設対策協議会を開き、「宮
良・牧中地区」を適地と判断。
【4月21日】鈴木宗男沖縄開発庁長官、沖縄県が新石垣空港「宮良・牧中地区」
案への反対を言明。
【4月22日】簡易な手続き・無料で使用できた米軍の那覇港湾施設(那覇軍港)
の一時使用申請窓口が半年前に米軍から日本側に移り、申請から許可までに数
カ月かかり有料となった。このため、綱打ちや大型イベント開催に支障をきた
すとの危惧が出ている、と琉球新報。
【4月25日】古川貞二郎官房副長官らとの意見交換を終え帰任した宮平洋副知
事は、政府側が最新鋭の垂直離着陸機MV−22オスプレイの海上基地配備の可
能性を認め、海上基地が実現しない場合は普天間基地に同型機が配備されると
の見通しを示していたことを明らかにした。
【4月26日】今年1月6日、那覇空港から関西空港に向かう日本航空旅客機に、
米軍から小火器類と弾薬など約60キロの輸送が依頼されていたことが分かった、
と沖縄タイムス。貨物の中身や法規定などの確認に時間がかかり、結果的に運
搬されなかった。▼沖縄市と具志川市の市長選挙の投・開票。沖縄市は新人の
仲宗根正和氏、具志川市でも新人の知念恒男氏が当選。大田革新県政は中部の
中核都市で2人の首長を失った。▼実弾砲撃訓練移転先の宮城県・王城寺原演
習場の周辺住民が集団移転を決めたことで、金武町の吉田勝広町長は「本土で
できる補償が、なぜ沖縄でできなかったか」と不快感を表明。
【4月27日】元従軍慰安婦らをめぐる国家賠償請求訴訟で山口地裁下関支部が
国の責任を認める判決。▼米軍基地所在の地方自治体で構成する渉外関係主要
都道県知事連絡協議会が、橋本首相らに対し「周辺事態措置法案」制定へ向け、
関係自治体から意見聴取し意向尊重を求める緊急要請。▼親泊康晴那覇市長が
「周辺事態措置法」案に関連、那覇港の軍事利用は容認できないと発言。
【4月28日】周辺事態(有事)措置法案と自衛隊法改正案の閣議決定、国会提
出。小渕恵三外相が、オルブライト米国務長官と「日米物品・役務相互提供協
定」の改正協定(有事版ACSA)に署名。▼比嘉鉄也前名護市長が海上ヘリ
基地建設受け入れを表明したことに反対する市民504人が、比嘉氏と名護市に計
504万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が那覇地裁で開かれた。

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●普天間基地包囲行動を成功させよう!−−新聞広告1500人キャンペーン

 「5・17普天間基地の無条件返還を求める県民大包囲行動実行委員会」では、
5月17日(日)の基地包囲行動のための新聞広告への募金協力を呼びかけてい
る。
*掲載紙:琉球新報、沖縄タイムス
*掲載日:5月15日
*募金:個人:1口2000円
*締切:5月11日(金)
*送金方法:銀行振込の場合
  「労働金庫 県庁支店 普通2358175
    名義:普天間基地包囲行動実行委員会 実行委員長 佐久川政一」
  ほか
*銀行振込後、事務局にFAX又は電話で氏名を報告してください
*連絡先:同実行委(電話:098-869-0241、FAX:098-869-0243)

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●響け平和の音色! 轟け民の声!
  おやまは緑・日出生台源流まつり at 竜門の滝

 沖縄で普天間基地の無条件返還と海兵隊の削減を求めて「人間の鎖」行動が
行われる5月17日に、日出生台演習場を抱える大分県九重町の竜門の滝でアメ
リカの海兵隊撤退を求める「まつり」が企画されている。
*日時:5月17日(日)12時〜15時
*場所:九重町・竜門の滝(大分県)
*入場無料
*雨天時は玖珠中央公民館(電話:09737-2-0601)
*出し物:源流太鼓(湯布院町)、久留島太鼓(玖珠町)、沖縄のエイサー、
 紙芝居、野外写真展など
*各種出店あり
*主催:日出生台源流まつり実行委員会(電話:0977-85-5003)

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●ヘリポート基地にゆれる街を訪ねる旅 沖縄名護2泊3日ツアー

 名護ヘリポート基地に反対する会では名護での交流ツアーの参加者を募集し
ている。
*日程:6月19日(金)〜21日(日)
*代金:12000円(航空運賃は含まず)
*申し込み締切:6月3日(水)
*問い合わせ・連絡先電話:030-913-6353

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●戦争立法つぶそう4・29行動 代々木公園に1千人!

 56団体と個人304名からの賛同を得、快晴の東京・代々木公園で「戦争立法つ
ぶそう!4・29行動」が行われた。参加者は1千人。会場には出店がならび、
反天皇制集会の仲間150名もデモで合流した。
 太田武二さんの基調報告、浜松からNO!AWACSの会の訴え、「基地は
いらない!女たちの大行動」実行委からのアピール、そして元海兵隊員のアレ
ン・ネルソンさんの訴えと歌、また多くのバンド演奏などが続いた。
 プログラム中盤のデモ行進には、山手教会でガイドライン反対集会を行って
いた120名のキリスト者の人たちもキャンドルを手に参加した。
 デモは再び会場に戻り、矢田部理参院議員(新社会党)、保坂展人衆院議員
(社民党)からの国会報告、内田雅敏弁護士から「思いやり予算」違憲訴訟提
訴の報告。最後は喜納昌吉&チャンプルーズの演奏。多くの参加者が踊り、最
高の盛り上りをみせた。

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●AWACS見学会中止を求める要請書提出!
 4月25日に浜松商工会議所が、西部防衛協会を通じてAWACSの見学会を
企画した。「NO!AWACSの会」では、「商工会議所が、産業軍需化の道
を歩むことなく、平和的産業都市作りに尽力されることを願う」として、見学
会中止の要請書を提出した。

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●新ガイドラインでNCCが緊急抗議声明

 4月29日に日本キリスト教協議会(NCC)平和・核問題委員会が呼びかけ
た「STOP!新ガイドライン=戦争マニュアル 平和を求める集会・礼拝」
が東京の山手教会で行われた。そして同日、NCC総幹事とNCC平和・核問
題委員会委員長名で橋本首相宛に、周辺事態法案、自衛隊法改正案、日米物品
役務相互提供協定案の閣議決定に強く抗議し、即時撤回を求める緊急抗議声明
が出された。
 またNCC平和・核問題委員会では、5月31日(日)午後3時からの「NO!
NO!日米軍事同盟 5・31ヨコスカ集会」(場所は横須賀臨海公園)を呼び
かけている。集会と礼拝後に「非核市民宣言運動ヨコスカ」の月例デモにも参
加予定。この集会の賛同団体・個人も募集中。詳細はNCC平和・核問題委員
会(電話:03-3203-0372)まで問い合わせを。

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●新ガイドライン安保反対! 有事立法・戦争動員を許さない!
  横田基地デモ

 5月2日に「新ガイドラインに反対する三多摩連絡会」が呼びかけた横田基
地へのデモが行われた。警官たちのうっとうしい警備をものともせず、基地の
ゲート前で米大統領と在日米軍司令官宛の申し入れ書を手渡した。参加者は60
名。
 横田基地の長いフェンス沿いのデモでは、参加してくださった元海兵隊員ア
レン・ネルソンさんが英語で基地内の兵士や家族たちに呼びかけを行った。「命
令を受けたら君たちは戦争に行くだろう。そして君たちは死ぬかもしれない。
けれど戦争で平和を実現することはできない。今こそ平和にチャンスを与えよ
う」という彼の呼びかけは、基地の周囲に建ち並ぶ商店の派手な看板の英語よ
りも、この横田基地に真に相応しいものだった。

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●各地集会・行動予定(5/5〜5/30)

5月5日(火・休)海をこえひびきあう心 【第1部韓国】時間*13:00〜16
:30 【第2部沖縄】時間*17:30〜20:00/ビデオ上映と講演、コンサート
等/場所*文京シビックセンター(丸の内線後楽園駅ほか)/1回券1300円、
通し券2200円(学割有)/連絡先*小川町シネクラブ(03-3818-2328)
5月9日(土)〜8月9日 '98平和祈念行脚 【出発集会】時間*5月9日9:
30〜/場所*第五福竜丸展示館前(JRほか新木場駅10分)/各自治体・基地
などを回りながら広島・長崎まで行脚します/連絡先*日本山妙法寺(03-3461-
9363)
5月10日(日)ちびっ子・ヤング大会(厚木基地の自衛隊基地公開)反対行動 
集合*午前10時・小田急江の島線桜ヶ丘駅改札口/同大会の出入口(厚木基
地旧東門)で情宣、自衛隊に申し入れ/主催*厚木基地を考える会(0467-77-
5706 矢野、ほか)
5月11日(月)とめろ!盗聴法 警察国家への道を許さない5/11市民集会 時
間*18:00〜/場所*日本教育会館(都営新宿線ほか神保町駅)/500円/主催
*日本民主法律家協会(03-3567-9740)ほか
5月17日(日)新ガイドラインQ&A ここが問題・AWACSと有事立法 
時間*13:30〜/場所*浜松市教育文化会館/講演*浅井基文/主催*NO!
AWACSの会(FAX:053-422-4810)
■沖縄普天間基地人間の鎖包囲行動に連帯する行動 時間*11:45〜/場所*
岩国米軍基地正面ゲート前/内容*情宣と抗議行動など/連絡先*ピースリン
ク広島・呉・岩国(040-652-7772 三木)
5月21日(木)第2回労働者講座「新ガイドラインと反戦運動」 時間*18:
30〜/場所*文京区民センター/主催*反安保労働者講座準備会/講師*池田
五律/連絡先*同講座準備会(03-3814-1694)
5月22日(金)全国から国会へ−−盗聴法・組対法を葬れ! 時間*18:00〜
/場所*星稜会館(地下鉄永田町駅)/集会後に国会デモ/主催*組対法に反
対する全国ネットワーク(03-3202-0544)
5月28日(木)闇からの告発 裁かれる細菌戦 時間*18:30〜/場所*名古
屋市女性会館(名城線東別院駅)/被害者の証言/1000円/主催*細菌戦の実
相を明らかにする会・あいち(052-881-3573)
5月29日(金)『周辺事態法(仮)』に異議あり! 時間*18:30〜/場所*
文京シビックセンター(丸の内線・後楽園駅)/講師*天野恵一/700円/主催
*国連・憲法問題研究会(03-3264-4195)
5月30日(土)反天連連続公開講座「文化天皇制」とイギリス王室 時間*17:
30〜/場所*文京区民センター(三田線春日駅)/講師*浅見克彦ほか/800円
/主催*反天連(03-3368-3110)
■第6次ゴラン派兵反対!小平集会とデモ 時間*13:00〜/場所*小平市中
央公民館(西武多摩湖線一橋学園駅下車)/講演*宗像基/主催*ゴラン派兵
に反対する三多摩行動(042-525-9036)

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●Fax通信・事務局からのお知らせ

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Toshimaru Ogura
toshi@jca.ax.apc.org
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