Date: Sun, 26 Apr 1998 23:46:31 +0900
Mime-Version: 1.0
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 138] [aml] anti-guideline CD
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 138
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Date: Sun, 26 Apr 1998 17:34:27 +0900 (JST)
 From: sososha@alpha-net.or.jp (Manji Ikuta)
 Subject: [aml 8350] anti-guideline CD
 

 So-Soの生田マンジです。(複数のMLでご覧になる方、御容赦ください。転載大歓迎!)
ガイドラインに伴う有事立法の動きが急ですが、
寿、李政美、国分寺エクスペリエンス、The NEWS,知念良吉、村山二朗など、
オルタナティブな音楽に関わる仲間と、「沖縄に基地はいらない!新ガイドラインは
いらない!」
をテーマにシングルCDを作りました。
4月29日の代々木の集会で、御披露できると思います。正式な発売日は6月1日ですが
、4・29に間に合う分だけでもプレス急がせています。是非聴いていただいて、遅
ればせながら、この局面で
何らかのインパクトを持てれば、と願っています。

   祈りと怒りを CDに!!
         基地もガイドラインもいらない

 ロックバンドSo-Soの生田卍です。僕が沖縄と安保を巡る状況ににむけてアピール
したいと思ったのは、昨年の早い時期でした。沖縄で暴行事件が起こり、特別措置法
が国会を通過するのを歯ぎしりしながら見ていたころです。ところが、具体化するこ
とがなかなかできずにおりました。正直に言えば、「もう、今では遅いかもしれない
」という、悲観主義にとらわれていたところもあったのです。しかし、やっぱりいて
も立ってもいられなくなったのは、イラクを攻撃するかもしれなかった兵力が、この
国から我が物顔で出発してゆくのが、本当に歯がゆくつらかったからです。
 2月1日、新ガイドライン反対の集会の場で会った寿の宮城よしみつ君にぜひ、な
んかやろうぜと声をかけました。よしみつ君が快諾してくれたのは言うまでもありま
せん。そこで、ひとつは、ガイドラインを徹底的におちょくった曲を、もう一つは、
五十年にわたる沖縄の痛みといのりを託する歌をつくり、寿とSo-So とで、仲間に声
をかけることにしました。
 大変うれしいことに、このわれわれの呼び掛けに、国分寺エクスペリエンス、知念
良吉、李政美、The NEWS、矢野敏広、村山二朗といった、オルタナティブ・シーンで
活躍する気鋭のミュージシャンが快く参加を表明してくれました。このメンツですか
ら、出来もきっと良いものになると確信していました。   さて、三月十三日にみ
んなで集まって「No!No!ガイドライン」という曲を一発録りすることになりました。
ハプニング続出、テーゲーでいい加減な進行にもかかわらず、みんなのエネルギーが
爆発して、実に楽しいテイクが出来上がりました。もう一曲の「海よ いちまでぃん
」は、名護の海の美しさをイメージしながら、基地の無い沖縄への祈りをこめた曲な
のですが、寿のなびぃののびやかなボーカルと、李政美さんの凛としたコーラスが、
作者の予想をこえた深い感動を作り出してくれました。さらに嬉しいおまけが付くこ
とになりました。全国を平和行脚しているあの、元海兵隊員アレン・ネルソンさんが
、この企画に賛同して、モノホンのブルースを一発吹き込んでくれたのです。短期間
にこんなに面白い展開になるなど、僕も宮城君も予想していませんでした。今はこの
CDが一日も早く皆さんの御手元に届くことを祈るだけです。ぜひ聴いてみてください。 
現在、予約受け付けています。

 シングルCD ;タイトル「海よいちまでぃん」
 (「海よ いちまでぃん」「No!No! ガイドライン」「I don't want nobody」)

 参加ミュージシャン;寿、So-So,国分寺エクスペリエンス、The NEWS、李政美、知
念良吉、村山二朗、アレン・ネルソン他)
 価格;1000円   正式発売:6月1日(実際にはプレス完了し次第お送りし
ます。)
 送料;一律200円 
 振込先;「ガイドラインCD」と明記の上、爽爽舎 00110ー7ー559582
(ゆうびん振替)

 問い合わせ;爽爽舎TEL and FAX 03ー3384ー0170 E-mail; sososha@al
pha-net.or.jp
 
コンピレーション・アルバム参加ミュージシャン

李 政美(イ・ヂョンミ)

 東京生まれの在日韓国人三世。清冽な歌声で聴くものを魅了する。「キム・ミンギ
を歌う」という作品で母国の偉大なシンガーソングライター、キム・ミンギの世界を
紹介した。昨年制作された初のCD「私はうたう」では、金子みすずの作品などにも挑
戦し、インディーズとしては驚異的な売り上げを記録。精力的にコンサート活動を行
う一方で、高校で韓国語や文化を教えている。

寿

 沖縄出身の宮城善光と、沖縄をこよなく愛するなびぃによるユニット。沖縄民謡が
素晴らしいのは言うまでもないが、シンプルで美しいメロディを持つオリジナルもた
まらない魅力に満ちている。圧倒的ななびぃの声と年間140回を越えるライブを通し
てますますそのファンを広げつつ、現在同時に二枚のアルバムを製作中。ブレイク間
近か?!!

国分寺エクスペリエンス

 東京学芸大学の学内バンドから発展したとても非教育的なロックバンド。日本のジ
ャニスの異名をとるボーカルのオチョコの歌声は自由でパワフル。その名の通り70
年代ロックをほうふつとさせるルーズで強靱なビートに乗って、現実とのせめぎあい
から生まれた誠実で赤裸々な歌詞が心を揺さぶる。すでに3枚のCDを発売。三多摩か
ら全国へファンの拡大を目指し、怒涛の毎週ライブを敢行中。

 The NEWS

 ロックの美学をそのまま絵にしたような女性ロックトリオで、根強い人気を誇る。
サウンドはシンプルでタフ。歌詞はストレートで挑発的だ。オキナワをテーマにした
「忘れられた島」など、早くから社会的な問題にたいしても大胆な切り込みを見せる
。3月28日には待望の新譜「からっぽの青」が発売された。

So-So

 大学院で哲学を専攻していた生田卍が、日本のU2を目指して結成。当初より「社会
派ロック」と見なされる。89年にリリースしたシングル「空が落ちてくる」が、反原
発の市民の間で支持され、全国原発ツアーを展開。その後フィリピンの美人シンガー
、デッサ・ケサダ嬢によってアジアへの目を開かれ、ほぼ毎年、フィリピン、香港な
どでもライブを行っている。昨年、NHK「素晴らしき地球の旅」で生田がフィリピンの
先住民の音楽を紹介するなど、ますますアジアへの関わりが深くなっている。セカン
ドCDの完成が近い。

知念良吉

 沖縄うまれのブルースシンガー。基地のフェンスの向こうから知念は自らの表現と
してブルースを選び取った。誠実で温かな人柄をうつしだすその表現には熱心なファ
ンも多く、ギター片手に全国を飛び回っている。心の深い所から生まれでる言葉を紡
いでいくような スタイルに聴くものは自然に引き込まれて行くのだ。
 

村山二朗

 篠笛の若手第一人者。鼓童を経て独立。現在は自らのユニット、レブン・カムイを
率いて、日本の伝統音楽とアイヌをはじめとするアジア先住民の音楽の大胆な融合に
挑んでいる。最近では、新井英一の「清河への道」でのエネルギッシュなソロで名を
馳せた。和楽器の持つ創造性を先端で切り開くその真摯な姿勢は海外でも高く評価さ
れている。
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  • 1998年
  • 3月4月、5月、6月、7月、

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