今晩は、上原と申します。
米兵犯罪の賠償金についてちょっと報告。
東京新聞の見出しは「国が賠償差額/3160万円支払う/沖縄米兵の女性殺
害」、沖縄タイムスの見出しは「米兵に殺害された遺族に差額補償/SACO合
意後の初適用」。東京では東京新聞以外は取り上げてない。
95年5月に米兵に殺害された女性保険外交員=当時(24)=の遺族に対し
3月27日に米政府が千二百四十八万円を、日本政府が三千百五十九万円をそれ
ぞれ支払った。米政府は三千四百八十万円余りの残高を今会計年度中に支払う予
定にしているという。那覇地裁の判決確定額は七千八百八十八万円。米兵による
事件・事故の被害について米国の支払いが確定判決額に満たない場合、日本政府
が差額を補てんすることをSACO(日米特別行動委員会)が規定している。犯
罪事件については初めての適用だが、事故については北谷町で母子三人が死亡し
たケースに支払いが行われている。
米兵の犯罪や事故については米国政府が責任をとるべきで、なぜ、日本政府が
米兵の犯罪の尻拭いをするのか。日本政府の金というのは、結局われわれの税金
ではないか。そんなことに私の税金を使うことは絶対許せない。
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上原成信(sei-u@jca.ax.apc.org)
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