Subject: [keystone 1] keystoneMLへようこそ
From: XC8H-NKD@j.asahi-net.or.jp (Nakada Hiroyasu)
Date: 28 Mar 1998 00:03:17 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
Lines: 51
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 1
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org


「keystoneML」へようこそ

いま、ひとつの場を届けます。

戦後、すでに半世紀が過ぎ、沖縄が返還されてからも四半世紀が過ぎました。
沖縄ではその傷跡も癒されることなく、また新たな犠牲を強いられようとし
ています。しかも、沖縄だけでなく、従軍慰安婦問題をはじめ、朝鮮、中国、
東南アジア諸国への加害の問題、広島、長崎の被爆等、ほとんど未解決のま
まに放置されているのが現実です。

1972年、沖縄の施政権返還によって政府・自民党は日米安保体制の強化
拡大を謀りました。同時に公用地法、地籍明確化法等を適用し、米軍用地の
継続的使用のための攻撃をかけてきました。しかし、これらの彌縫策では沖
縄問題を乗り切ることができなくなると、62年、相模原での執行を最後に
死法といわれていた米軍用地特措法を適用し、契約を拒否する地主への弾圧
と切り崩しを行なってきました。にもかかわらず、沖縄における出来事はほ
とんど報道されず、国民の目からは逸らされていました。

8万5千人の県民大会に象徴される大衆運動の高揚。知事の代理署名拒否。
期限切れを迎えた軍用地。95年〜97年は急速に沖縄問題が焦点になり、
マスコミにも大きくとりあげられてきました。

しかし、日本史の中で沖縄がクローズアップされる時は、日本の曲がり角だ
ともいわれます。沖縄問題を利用し、権力者なりの方向で解決していく、こ
れは歴史の常でありました。特措法すらも改悪し、それを突破口に、「組織
的犯罪防止法」、「有事立法」等、戦後史の新たな再編がなされようとして
います。新ガイドラインに基づく戦時国内体制の整備は着々と進行しつつあ
ります。いま、日本はまさに分水嶺にさしかかっているといえます。

このような混沌とした状況のなかで、「keystoneML」を開設します。逆流の
波打つなかで、私たちの一石は小さなものに過ぎません。しかし、参加者が
情報を交換し、忌憚ない意見をぶつけあい、活きた交流の場を目的意識的に
追求していくならば、必ずや大きなうねりになることと信じます。そこに、
インターネットやパソコン通信を私たち市民が活用する大きな目的があると
思います。

メーリングリストという新たな形態が、全国各地における運動の、より大き
な飛躍の一助になれば、と思います。

基地のない沖縄を、基地のない日本をわがものとする日のくることを信じて。

−−−−−     「沖縄を平和のキーストンに!」     −−−−−


「keystoneML」

仲田 博康
xc8h-nkd@asahi-net.or.jp


3月、4月、5月、6月、7月、


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