大阪市民の取り組みを紹介します
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「ピースおおさか」市民ネットワーク結成３周年集会
危険な教科書(「つくる会」教科書）徹底批判！
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「新しい歴史教科書をつくる会」編集の教科書が検定合格となり、「大東亜
戦争史観」「教育勅語賛美」の教科書が学校現場に持ち込まれようとしていま
す。まさに第二の墨塗り、新しい「少国民」をつくるための準備です。歴史を
歪曲し、戦争を肯定して“お国のために命を投げ出そう”と子どもたちを戦争
にかりだそうとする教科書です。皇国史観に貫かれた戦時下の国定教科書の復
刻版的な教科書を子どもたちに渡してはなりません。
韓国や中国などアジア諸国(民衆)から厳しい批判の声があがっています。一
部修正では何も変わりません。私たち「ピースおおさか」市民ネットワーク
は、大阪国際平和センター(ピースおおさか)の設置理念をふまえ、アジアの
人々と連携してこの教科書の問題を徹底批判します。日本の侵略を美化し神話
を歴史と混同させ、ジェンダー・フリーの視点のない「つくる会」公民・歴史
教科書を中学校に持ち込ませないために行動することを呼びかけます。
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●講演
−「つくる会」教科書を徹底批判する−
俵 義文さん(子どもと教科書全国ネット21・事務局長)
●報告
教育現場から
韓国での抗議行動(韓国テレビ放送から)
その他
●活動報告
「ピースおおさか」市民ネットワーク
7月14日(土） 午後2時〜4時30分(開場13時30分）
会場 大阪市立住まい情報センター(3階大ホール)
資料代：1000円
主催:「ピースおおさか」市民ネットワーク
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◇歴史教科書に「職賭し修正に全力」と韓国教育相
日本の歴史教科書問題に関連し、韓国の韓完相・副首相兼教育人的資源相は
１９日、国会の特別委員会で「閣僚の職をかける覚悟でわい曲部分の修正に全
力を尽くす」と述べた。韓国の再修正要求に対する日本政府からの回答がない
うえ、最も問題視する「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を採択する中
学が出始めたため、韓国はいら立ちを募らせている。
特別委では与党議員から「韓国の歴史教科書も事実がかなりわい曲されてい
るのではないか」との質問も出た。これに対し、韓教育相は「誤った部分があ
れば、反映させていかねばならない」と述べ、韓国の教科書の修正もやぶさか
ではないとの認識を示した。
（ 朝日6月19日）
◇「扶桑社教科書市販は独禁法違反」学者ら公取に申し立て
「新しい歴史教科書をつくる会」の主導でつくられた中学歴史・公民の教科
書を、扶桑社が市販したのは「不正な手段でほかの者の発行する教科書の使用
または選択を妨害する行為」に当たり、独占禁止法に違反するとして、高嶋伸
欣琉球大教授らが２５日、排除勧告を求めて公正取引委員会に申し立てた。
扶桑社、産経新聞社、「新しい歴史教科書をつくる会」を対象とした排除勧
告の申告は、今年１月以降４度目。
申告書によると、文部科学省が過当な販売競争を防ぐ理由で、採択関係者へ
の見本本の配布を１万部に限る通知を出しているにもかかわらず、扶桑社は市
販を始めた。１社の教科書だけが市販されれば、その教科書の良しあしだけの
意見が形成され、公正な判断を誤らせる。
産経新聞は、５月から連載した「教科書の通信簿」の記事などで読者にわい
曲した情報を伝え、他社本を不当に批判する記事を掲載することで他社本の採
択を妨害し、子会社である扶桑社の教科書の採択を有利にしようとした――な
どとしている。
これに対し、扶桑社は「申告の内容がわからないので、詳しいコメントはで
きないが、教科書の市販に関しては、法律に触れるものではないと確信してい
る」としている。
◇
産経新聞社広報部のコメント 産経新聞社は教科書を発行、発売している扶
桑社の親会社ではありません。教科書問題に対する産経新聞の立場は是々非々
であり、一連の記事は客観報道の範囲内で、誹謗（ひぼう）中傷にはあたらな
いと考えています。
（朝日6月25日）
◇「つくる会」の教科書不採択の指導を要望府教委に在日４団体 在日コリア
ンの４団体が２０日、府教委に対し、「新しい歴史教科書をつくる会」主導の
中学の教科書が学校現場で採択されないよう指導してほしいと要望した。 在
日韓国民主統一連合（韓統連）大阪本部など４団体。要望書は「つくる会の教
科書は皇国史観に基づき、過去の侵略と植民地支配を正当化している」とし、
歴史のわい曲に関する府教委の認識や対応を明らかにするよう求めている。
同本部の李鐵（イチョル）代表委員は「私たちが払う税金で教科書を買うの
に、その教科書が間違っている」と主張。府教委学事課は「教科書検定を通っ
ているので、特定の教科書について、市町村教委に採択するなと言う立場にな
い」と答えた。（ 毎日6月21日）
◇「新しい歴史教科書をつくる会」が主導した扶桑社の中学歴史教科書などの
採択に反対する「こんな教科書を許してはならない北摂市民学習会」が２７日
午後６時から、吹田市出口町の吹田市民会館で開かれる。 太平洋戦争を大東
亜戦争と表記し、アジアへの侵略を正当化したり、従軍慰安婦問題には触れて
いないなどの内容を批判している箕面ピースネットなどの市民団体が主催。
日本の戦争責任資料センターの上杉聰さんが「こんな教科書を使えばアジアの
友達との溝がどんどん深まる」のテーマで講演するほか、豊中市の中学校教員
からの報告や検定に合格した中学歴史教科書の展示会もある。資料代５００
円。
（毎日6月26日）