静岡県浜松市民の取り組みです。新聞社は、市民団体を「選別」するものらしく
報道が若干「捏造」されているようです。
「新しい歴史教科書をつくる会」の主導で編集された中学歴史・公民教科書に
ついて、浜松市の5つの市民団体が20日、同市教委の土屋勲教育長に対し、こ
の教科書を採択しないよう要望した。
要望したのは、「憲法を守る会」「県西部地区平和遺族会」「西遠地域連帯す
る労働組合会議」「社民党浜松支部」「浜松YWCA」の5団体。「つくる会」
の教科書について、史実に合わない個所が多く、中国や韓国などに対しべっ視的
な表現があるなどとして、「教科書として使用されるには不適切な点が多い」と
指摘している。
土屋教育長は「検定を通った教科書はどれも対等に検討するが、子どもたちに
とって最も学びやすいものを選びたい」と答えた。新年度の小中学校の教科書は
現在、県内11の地区ごとに検討中で、同市教委では7月5日の教育委員会で選
考するという。
(朝日静岡6月21日)
小中学校の教科書採択の参考資料として県教委が作成した「教科書調査研究報
告書」(小学校用、中学校用)が二十日から、県庁東館二階の県民サービスセン
ターや県内十三カ所の教科書センターで閲覧できるようになった。
報告書は、文部科学省の検定を通った小中学校の各教科の教科書すべてについ
て(1)学習指導要領の趣旨を生かした内容か(2)単元構成が系統的に組織さ
れているか(3)児童生徒の発達段階に適応しているか(4)表現が適切、正確
か、製本や装丁がしっかりしているか−の計四項目の観点で、教科書ごとに特長
や評価を個条書きにしている。
県教委や各学校の教職員らでつくる専門調査員が担当し、小学校用八百五十
部、中学校用五百部を各学校や市町村に配布した。
(中日静岡 6月21日)
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以下の申し入れを行いました。
対応した指導課副参事は「過去の日本の戦争についてまちがっていたと考える
か」の質問に対し「はっきりいえない。そのときの状況は理解していない」と答
えつづけ、過去の日本の戦争に対する評価をさけました。韓国人を前に「韓国の
植民地支配はまちがい」とやっといいました。「戦争はよくない」といいつつ日
本の過去の戦争については善悪を示そうとはしない市教委幹部。これについては
再度市教委の見解を求めることになりました。
NO!AWACSの会
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浜松市教育委員会御中
2001年6月20日
歴史歪曲NO!6.20要請行動
(浜松市民団体と韓国市民団体の共同申し入
れ)
歴史を歪曲し戦争を肯定する教科書の採択の中止をもとめる要請書
わたしたち浜松と韓国の市民団体は、浜松市教委が教科書採択にあたり、歪
曲された歴史記述のない日韓の友好を進める内容をもつ教科書を採択するようこ
こに申し入れます。
1 「あたらしい歴史教科書をつくる会」の扶桑社版教科書は内外から強く批判
されています。それはこの教科書が天皇制を賛美し、過去の植民地支配や侵略戦
争下での史実を隠蔽し、過去の戦争をアジア解放のためのものと美化し、国防義
務を強調し、現憲法の人権・平和・主権の理念を軽視しているからです。戦争を
肯定し、歴史を歪曲する教科書を子ども達に与えてはならないと考えます。
2 「つくる会」は教科書を教育委員会に無料で配布したり、6月に入り文部科
学省の意向を無視して市販をするなど常軌を逸した宣伝活動をすすめています。
浜松の河合楽器の会長らは「教育改善フォーラム」をよびかけ「つくる会」教科
書の採択運動をすすめています。「つくる会」は関係議員を通じて教育委員会の
権限を強化し現場 教師の採択への関与を排除しようとしています。「つくる
会」の主要人物高橋史朗氏は感性教育キャンペーンを通して県西部の教育委員会
と関係を深めてきました。
「つくる会」は採択を政治運動の形ですすめています。貴教育委員会がこのよう
な政治的圧力に屈することなく公正な採択を進めることを求めます。
3 すでに韓国民団・朝鮮総連の支部が共同して「つくる会」教科書の採択に反
対する要請を市教委におこなっています。本日わたしたち浜松市民は韓国の市民
運動の代表とともに市教委を訪問し韓国からの声を届けるとともに、浜松市民の
平和と友好への思いを市教委に訴えます。
韓国では「日本の教科書を正す国際キャンペーン」がはじめられ世界各地で歴
史歪曲への抗議の声があがっています。侵略や植民地支配の史実を後世に伝え戦
争犯罪の再発を防止することは教育の責務です。歴史事実の歪曲への被害者の抗
議は正当な権利であり、「内政干渉」ではありません。
自国の「誇り」ばかりを強調して、過去の史実を隠蔽するような教科書の使用
は、子どもたちに国際的な精神を育てません。浜松市は多くの外国人が居住して
います。
このような教科書の使用は偏狭な排外主義につながり、浜松市の掲げる共生の
意識を高めることになりません。
4 わたしたちは、現憲法の理念を軽視し過去の植民地支配と戦争を合理化する
教科書が検定で合格したことについて抗議の意思を持っています。最近、浜松基
地のAWACSが海外へ派兵され、基地の夜間飛行訓練が増加し騒音地域も広がって
います。
基地広報館では子どもに戦闘服を着せて撮影したり、戦闘機のシュミレーショ
ンをさせています。浜松のある中学では自衛隊への職場体験を実行しようとしま
した。このような状況からわたしたちはこの国が再び戦争への道を歩んでいるよ
うに思います。
さて、教科書問題の報道に接し、地元の高校生は次のように発言しています。
・未来この国がずっと民主国家である保障はない。2度と過ちを犯したくないか
ら歴史を学んでいる。悲惨なことがあったのだと知らなきゃいけない。
・中国や韓国の人たちはくやしいだろう。侵略されたことでの恐怖と悲しみを味
わった記憶はまだ鮮明ではないか。それを侵略した国が忘れてしまうなんて、く
やしすぎる、そう思っているのではないか。そういう感情を大切にしてあげてほ
しい。
・私は歴史を学ぶことが好きだ。その時代そこに生きた人々がどう思い、なにを
考え生き死んでいったのかが興味深いからだ。教科書には細かい事実を提示して
私たちに考える資料を与えてほしい。そこで考える力を、想像する力を得たい。
・731部隊による人体実験、従軍慰安婦など実際におこなわれたことを隠す行
為にたいして私は怒りさえ感じる。恥かしい行為だと思わないのか。都合の悪い
ことは隠して良いことだけ伝えていっても、日本が誇らしいなんてちっとも思わ
ない。
・いいことも悪いことも当時の考え方との一緒に学び、これからの社会をどう変
えていくべきか、当時はどんな点で間違っていたのかなど話し合っていくべきだ
と思う。
・歴史を正確に伝えることは過去に対する意識を強めるとともに、人間の心を育
てるのだと思う。あいまいなほど日本人の罪意識は薄れる。
・過去の事実は消せない。日本の過去を知りそれについて考えてほしい。悪事を
隠すなんて汚いやり方だと思う。削除すれば死んだ人のことも過去から消えてし
まうことになるのではないか。
・今私たちの教科書には南京大虐殺などが載っている。その記事を見て私たちは
日本はなんてひどいことをしたんだろう。戦争なんて2度としちゃいけないこと
だと思う。もし今の子どもたちが戦争の事実をしらないで戦争は別によいものだ
と思ったらどうなるだろう。また同じ繰り返しをしてしまうかもしれない。その
ために教科書には本当のことを書いてほしい。
・歴史教育は平和な世界をつくっていこうという高いこころざしを持つことにつ
ながると思う。
過去の歴史を歪曲し戦争を肯定する「つくる会」の教科書は、このような10
代の子どもたちの歴史への熱い思いを踏みつけるものである、とわたしたちは考
えます。
以上の要請内容について教科書採択関係者に正確に伝えるとともに、市民の平
和と友好を願うこころざしを充分に理解して、公正な教科書の採択をおこなうこ
とをもとめます。
(以上報告)
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政府が外交姿勢を明確にしないから、行政もうろうろ。改ざん勢力もいまいち攻
めに欠く。しかし、教科書採択は当面のねらいに過ぎない。教育委員会を手中に
収める取り組みは着実に進めている。油断禁物。
【東京】
歴史学研究会など日本史関係の21学会は20日「新しい歴史教科書をつくる
会」主導の中学歴史教科書について「生徒の歴史認識や国際認識の形成を阻害す
ることを憂慮する。初歩的な誤りの多い教科書が使用され、教育の質の低下を招
くことを恐れる」とする緊急アピールを発表した。
各学会の関係者が共同で東京都内で記者会見。東大の榎原雅治教授は「特定の
意図をもって書かれ、自分たちの主張と関係ない部分は手を抜いた粗雑なつくり
だ」と批判。
東京学芸大の木村茂光教授も「多くの誤りのある教科書を採択した教育委員会
は、不利益を受ける生徒に責任を負わなくてはならない」と警告した。
(共同6月19日)
【岡山県】
日米新ガイドラインや有事立法に反対している市民団体「とめよう戦争への道!
百万人署名運動・岡山県連絡会」(代表、野田隆三郎・岡山大教授)が20
日、県教委と岡山市教委に対して、「新しい歴史教科書をつくる会」が編集した
中学校の歴史・公民教科書を採択しないよう求める申し入れを行った。 申し入
れ書では、「つくる会」の教科書は歴史をわい曲し、侵略戦争を肯定・美化して
おり、国民主権、基本的人権の尊重、戦争放棄をうたった日本国憲法の精神に反
する憲法違反の教科書、と批判。教委として採択しないことに加えて、教科書の
採択作業に当たって教職員の意見を尊重し、独断的な採択をしないよう求めてい
る。また同会では他の県内市町村教委にも申し入れ書を郵送する。
(毎日6月21日 )
【鹿児島県】
市民団体・県平和委員会(杉野武彦代表理事)は20日、「新しい歴史教科書を
つくる会」主導で執筆された扶桑社版の中学社会の歴史・公民教科書について見
解を求める文書を、県教委の池田琢哉・教育委員長あてに提出した。 要請書
は、扶桑社版教科書を(1)日本の中国侵略や植民地政策を美化している(2)
明治憲法をアジアで最初の近代憲法とするなど誤りが多い(3)核兵器廃絶を現
実的でないとしている――などと批判、県教委の見解を求めている。平和委員会
は近く、同趣旨の要請書を県内の全市町村教委に送付し、教科書として採択しな
いよう求める。
(毎日年6月21日)
【大阪府】
在日コリアンの4団体が20日、府教委に対し、「新しい歴史教科書をつくる
会」主導の中学の教科書が学校現場で採択されないよう指導してほしいと要望し
た。在日韓国民主統一連合(韓統連)大阪本部など4団体。要望書は「つくる会
の教科書は皇国史観に基づき、過去の侵略と植民地支配を正当化している」と
し、歴史のわい曲に関する府教委の認識や対応を明らかにするよう求めている。
同本部の李鐵(イチョル)代表委員は「私たちが払う税金で教科書を買うの
に、その教科書が間違っている」と主張。府教委学事課は「教科書検定を通って
いるので、特定の教科書について、市町村教委に採択するなと言う立場にない」
と答えた。
(毎日6月21日)
大阪府教委は十九日までに、来春から使用される中学校の教科書を比較検討し
た選定資料を作成、市町村教委と国立・私立中学校に送った。公民では、大阪書
籍と扶桑社の教科書について「自由・権利と責任・義務の関係を広い視野から正
しく認識させる」という学習指導要領の目標に沿った評価が明記された。自由や
権利偏重の社会風潮が指摘されるなかで注目される。
大阪府の選定資料は、いずれの教科も(1)取り扱い内容(2)人権の取り扱い
(3)内容の程度(4)組織・配列(5)分量(6)創意工夫(7)指導要領の改善点への
対応など−について、各教科書を評価している。
公民では、「人権の取り扱い」中の項目で、「個人の尊厳と人権尊重の意義、
特に自由・権利と責任・義務の関係について」との観点が設けられ、大阪書籍は
「自由と権利、責任と義務の関係を踏まえて、社会の一員であるという自覚をも
たせるよう配慮」、扶桑社は「個人と社会の関わりについて、自由・権利と責
任・義務の関係をていねいに記述、生徒が主体的に考えていけるよう配慮」と評
価された。
全八社とも、さまざまな差別問題を取り上げて、人権意識や人権尊重に配慮し
ていると評価されたが、他の六社の評価では「義務」や「責任」に触れた記述は
なかった。
(産経6月20日)
【奈良県】
新学習指導要領に沿った教科書の内容について知識を深める「教科書を考える
集会」(子どもと教科書奈良ネット?{など主催)が19日夜、奈良市登大路町の県
教育会館であり、教育関係者や市民らが、教科書の内容について報告を聞き、意
見を交換した。
集会ではまず、各教科の新しい教科書の内容について現場の教師が解説。国語
で文学教材が減少していることや、学ぶ内容が簡単、稚拙になっている算数や図
工など、現在使用されている教科書からの変更点や問題点が説明された。
このあと、意見交換が行われ「説明を聞いていると子どもの認識度を無視した
内容になっていると感じた」「新しい教科書を使っての授業で学力低下を防ぐに
は学年を超えた授業も必要では」「教師1人ひとりが教科書の題材をどう使い、
指導するのかの部分も大切になってくる」といった意見が出された。
また、国際的な問題にも発展した中学校社会科での「新しい歴史」教科書につ
いても意見が続出。「全体にドラマチックで、表現力に長けている。だが、当時
の為政者の判断に重点が置かれ、起こったことの善悪の判断が欠けているので
は」「この教科書の内容に他社の検定が引きずられ、言葉足らずになっている項
目もあるように思う」などの感想が聞かれた。
会場には、小学校での新しい教科書も展示され、参加者は新しい教科書と指導
要領に関して認識を新たにしていた。
(奈良新聞6月21日)
【三重県】
桑名市の私立・学校法人津田学園中学校(寺元豊校長)が、中国、韓国などが
反発している「新しい歴史教科書をつくる会」(西尾幹二会長)のメンバーらが
執筆した中学の歴史と公民の教科書を来年度から採用する方針を決めたことにつ
いて、在日本大韓民国民団三重県地方本部は十九日、同校を訪れ、抗議文の受け
取りを求めたが、同校は拒否した。
同民団の姜勝熙(カン・スンヒィ)団長ら六人が、抗議文の受理と、採用に
至った経緯と歴史認識などの説明を求めた。同校が拒否したため、一行は同校の
敷地外で抗議文を読み上げた。
民団は同校の対応について、「同学園の津田勉理事長が県日韓親善協会の副会
長を務めており、日韓関係の推進者である津田学園としてはそっけない」と遺憾
の意を表明した。
同校は「教育の現場では、混乱するので対応できない。場所と時間を新たに設
定して、誠実に応対していくつもりだ」と説明した。
(伊勢新聞6月19日)
【群馬県】
二〇〇二年度に使用する小・中学校の教科書の選定で、県内九カ所の採択地区
協議会すべてに、委員として保護者が加わっていることが、二十一日までに分
かった。本県で同協議会に保護者が加わるのは初めて。県教委は今年三月末、教
科書採択の透明性を高めるため、各市町村教委に対して採択の適正な実施を指
導。
これまで、同協議会は各市町村の教育長と教育委員長のみで構成していたが、
教科書採択を開かれたものにするため、県教委が三月末の通知で、「委員に保護
者を入れることが望ましい」と示していた。また、以前は非公開だった教科書の
採択基準や委員名についても、選定期限の八月十五日以降、住民に積極的に公開
するよう指導している。
(上毛新聞6月22日)
【山梨県】
来春から小中学校で使用される教科書採択に向けて、山梨県内の六地域で設置
された採択協議会(審議会)のうち、甲府、中巨摩の二地区で初めて保護者代表
を委員に選んだことが二十一日、分かった。県内は峡東、峡南、峡北、都留、中
巨摩、甲府の計六地区で、中巨摩郡の十一町村と甲府市はこれまで共同採択を
行ってきたが、本年度から二つに分かれた。県教委は、学校関係者らで構成する
「県教科用図書選定審議会」から答申を受け、既に各協議会などに教科書を選ぶ
際の基準や参考資料を送付している。
中巨摩地区採択協議会の事務局を務める峡中教育事務所によると、同協議会は
八日に発足。これまでは教育関係者で構成していた委員(二十四人)に、初めて
保護者・地域代表二人を選んだ。同事務所は「世間で教科書採択に注目が集まっ
ているため、保護者も入れて意見を聞いた方が良いと判断した」と説明してい
る。
また甲府市教委によると、市教科用図書採択審議委員会(委員十人)のメン
バーにも、「教科書採択でより広く意見を聞きたい」として初めて保護者代表を
選んだという。
峡北地区では委員に保護者代表を選べるよう規約を改正したが、「今回は保護
者を委員に選ぶまでは踏み切らなかった」(峡北教育事務所)という。
(山梨日日6月22日)
【徳島】
二〇〇二年度から小中学校で使用される教科書の採択をめぐり、徳島県教委は
採択権を持つ市町村教委に、教科書調査員に委嘱された現場教師による採択教科
書の絞り込み禁止などを指導していることが、二十一日までに分かった。指導の
内容は「新しい歴史教科書をつくる会」県支部から県議会に出された請願にほぼ
沿っている。これに対し、つくる会主導の中学校歴史教科書の採用に反対する県
教職員組合などは、県教委の指導に反発している。
県教委が出した指導は<1>教科書採択に関し、すべての手続きが終わる八月
十五日以降、選定にかかわった委員の氏名や採択理由、審議内容などを公表する
<2>従来は教科書調査員に委嘱された現場教師が、事前に採択する教科書を絞
り込んだ上で市町村教委が決定していたが、その絞り込みを禁止し、すべての教
科書の特色を調査報告書に記載して提出する。
県教委は従来も、教科書採択の基本姿勢などは指導していた。県教委は「今回
の指導は『教科書の採択過程を公正で開かれたものにする』などとする文部科学
省の方針に従って出したもので、採択された請願の趣旨も踏まえた」としてい
る。
教科書採択をめぐっては、つくる会県支部が請願を昨年九月県議会に提出し、
採択された。
(徳島新聞6月22日)
【東京・多摩】
公立小中学校が来年度から使う教科書を教育委員会が選ぶ手続きで、多摩地域
のすべての地区が原則として、教諭らが好ましい教科書を選んで推薦する制度を
廃止していたことが、朝日新聞社の調査で分かった。一方で、教諭ら専門家だけ
でつくっていた調査機関に、保護者や市民代表を加える動きも広がっていた。現
場の教諭や市民団体からは「教科書を使う側の意見が反映されにくくなるので
は」と、懸念する声も出ている。
(朝日6月21日 http://mytown.asahi.com/tama/news01.asp?kiji=636)
【京都府】
「つくる会」の教科書不採択を申し入れ京都実行委など 「新しい歴史教科書を
つくる会」の教科書問題で、労組などでつくる「生活破壊と戦争への道を許す
な!京都実行委員会」は21日、来日中の韓国の労働運動家、劉徳相(ユドクサ
ン)さんらと、教科書の不採択を求める申し入れを京都市教委に行った。 同会
は「つくる会」の教科書不採択や、採択にあたり現場教員の意見を反映すること
などを求めている。
(毎日6月22日)
【群馬県】
「新しい歴史教科書をつくる会」による中学歴史教科書の採択をめぐる問題で、
採択に反対する全群馬教職員組合(全群教)などは21日、「『つくる会』教科
書を学校に持ちこませないぐんまの会」を結成した。今後、県内の各市町村教委
に同教科書を採択しないよう要請していくとともに、採択反対の署名活動を行っ
て行く。 同会は、弁護士や大学教授、高校教師など約50人の呼び掛けで発足
した。
(毎日6月22日)