前田 朗@歴史の事実を視つめる会、です。
5月31日
3月の戦後補償グループ訪朝団の写真を含む写真パネル(伊藤孝司さん)ができ
ました。「週刊金曜日」に「平壌からの告発」として何度も報告してきたものの
集大成です。
各地で写真展を開催いただけますよう。
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全国各地で開催してください!
伊藤孝司写真展 平壌からの告発
かつて日本がおこなった朝鮮植民地支配で被害を受けた朝鮮民主主義人民共和
国の人たちの声を日本や国際社会はほとんど知りません。
私は1985年からの100回近くの海外取材で、日本による植民地支配とア
ジア太平洋戦争で被害を受けたアジアの人たち約500人の話を聞いてきまし
た。その中で、“空白”となっていたのが朝鮮民主主義人民共和国でした。
1992年に初めて訪朝し、それから今年まで5回訪れることができました。
日本軍によって性奴隷にされた女性(元日本軍「慰安婦」)・広島と長崎での被
爆者、「徴用」という名で強制連行された人、日本軍の軍人・軍属にされた人、
仏教徒として弾圧を受けた人など約40人をインタビュー。元日本軍「慰安婦」
たちが日本軍から受けた、目を覆いたくなるような体の傷にもカメラを向けまし
た。また、朝鮮半島の北端・咸鏡北道清津市まで行き、そこに今も残る日本海軍
「慰安所」などを外国人としてただ一人取材しています。
この5回の取材をまとめた写真パネルを制作しました。ぜひ各地で写真展を開
催してください。制作費がかかっているため使用料と往復送料の負担をお願いし
ます。
カラー25枚 36×53センチ木製パネル すべての写真に説明文
ブックレット『平壌からの告発』(風媒社、定価800円)を6月下旬に刊行
します。写真展会場で販売していただければ、手数料として2割をお支払いしま
す。また写真展開催に合わせ、伊藤が講演に行くこともできます。
問い合わせ・申し込み先 earth@jca.apc.org
伊藤孝司(いとう・たかし)略歴
1952年生まれ。フォトジャーナリストとして、アジアの民衆の視点から日
本の過去と現在を問い続けてきた。日本によるかつてのアジアへの侵略、日本企
業が現在おこなっているアジアでの大規模な環境破壊を取材し、雑誌・テレビで
発表している。著書に『破られた沈黙 アジアの「従軍慰安婦」たち』(風媒
社)、『アジアの戦争被害者たち 証言・日本の侵略』(草の根出版会)など多
数。6月28日〜7月10日に東京のドイフォトプラザ渋谷で、写真展「環境破
壊大国・日本」を開催する。