前田 朗@歴史の事実を視つめる会、です。
5月16日
<新刊紹介>
ベヴェリー・アレン(鳥居千代香訳)『ユーゴスラヴィア 民族浄化のためのレ
イプ』(つげ書房新社)
定価1700円+税
<目次>
はじめに
第1章 アイデンティティ
私自身について/M/生き残った人、世話をする人、学者、ジャーナリスト、そ
の他/宗教的・「民族的」アイデンティティ/地理的・政治的要因のアイデンテ
ィティ/都市居住者と農村居住者/ジェンダー
第2章 浄化・ジェノサイド(大量虐殺)
戦争、侵略/セルビア科学・芸術アカデミー「秘密の覚え書き」/浄化・ジェノ
サイド(大量虐殺)の始まり/独立と侵略・戦争の年代記/民族虐殺と民族浄化
レイプを命じるセルビア文書/証言/民族大量虐殺レイプ/レイプ・死の強制収
容所/民族大量虐殺レイプと「レイプ・死の強制収容所」についての考察/残虐
行為にさらにスキャンダル/拷問の内側/チェトニクのナイフ崇拝/血まみれの
シーツ
第3章 民族浄化のためのレイプ
日本語版に寄せて――今日の状況
訳者あとがき
<著者>
ベヴェリー・アレン。スウエーデン出身のアメリカ国民の子として生れる。コロ
ンビア大学修士課程修了。州立カリフォルニア大学で博士号取得。カリフォルニ
ア、スタンフォード、コーネル大学を経て、現在はイタリアのシラキュース大学
教授。旧ユーゴスラヴィア国際法廷顧問。比較文化研究、人権、国際法、現代ヨ
ーロッパと国境を超えた文化・文学の分野で活躍する。