(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
--------------------------------------------------------------------------
Date: Sat, 12 May 2001 00:06:55 +0900
From: takeuchi <hi-takeuchi@dab.hi-ho.ne.jp>
Subject: [aml 21902] 5/25ジュゴン連続セミナーのご案内
皆さま
竹内@ジュゴン保護キャンペーンセンターです。
催し物の案内と行動の呼びかけです。よろしくお願いします。
*ジュゴン連続セミナー
「三工法が検討されている今こそ、環境アセスメントを」
日時−5月25日(金) 18時30分開場、19時開始
場所−南部労政会館(JR大崎駅5分、ゲートシティ大崎ウェストタワー2F、
3495-4915)
講演−原科幸彦さん(東京工業大学教授、国際影響評価学会日本支部代表)
絶滅の危機に瀕している沖縄のジュゴンについて、環境省は種の保存法の国内希少
種に指定し、保護区の設定など保護に乗り出す方針を固めました(5/4報道)。これ
まで環境省は希少種指定は難しいとの見解を繰り返してきましたが、IUCN総会決議と
以降のジュゴン保護を求める国内外の世論の高まりで、これまでの方針を転換し、つ
いにジュゴン保護のために動き出すことを決めました。早急に種の保存法に指定し、
保護区の設定を行うことが求められています。
一方で政府は普天間代替施設の基本計画策定を急いでいます。現在代替施設協議会
で三つの工法が検討されていますが、これを6月末までに一つに絞り、基本計画を策
定することを狙っています。4月16日に環境省と交渉しましたが、「三工法が提案
されている現段階で環境アセスメントを開始すべきでは」との私たちの要請に対し、
環境省は「環境影響評価になじまない」と否定しました。しかし環境アセスの指針で
ある環境庁告示第87号では、複数案の比較検討を行うことを事業者に求めています。
この環境省の態度は、環境アセスの理念を否定し、ジュゴン保護に背を向けることに
他なりません。環境省に「三工法が検討されている今こそ、環境アセスメントを」と
いう声を集中していくことが求められています。
こうした中で、環境アセス研究の第1人者の原科幸彦教授をお招きして、ジュゴン
連続セミナーを開催します。ジュゴン保護のために、政府に現段階で環境アセスを行
わせるために何ができるのかを学習し、具体的な討論をしたいと考えています。皆様
の参加をお待ちしています。
*今こそ、環境省に要請・抗議の集中を
・ハガキ・手紙−〒100-8975 東京都千代田区霞ヶ関1-2-2中央合同庁舎5号館
・FAXで −03-3591-5939
・Eメールで −MOE@env.go.jp
・抗議・要請内容の案
「普天間代替施設の三工法が検討されている今こそ、環境アセスメントを」
「ジュゴンの保護のために、直ちに環境アセスメントと具体的な保護策を」
「沖縄のジュゴン保護のIUCN決議と国際公約を実行し、直ちに環境アセスメ
ントを」
「環境アセスの理念を生かし、今こそ環境アセスメントを」
「環境の世紀である21世紀にふさわしいジュゴン保護のための環境アセスメント
を」
「地域住民・学者・研究者・NGOと連携して、環境アセスメントとジュゴンの
保護策を」
「工法を決定する前に、ジュゴンを保護するための環境アセスメントを」
これは一例です。全国の個人・団体から様々な形態で声を届けましょう。
竹内宏彦
hi-takeuchi@dab.hi-ho.ne.jp
ジュゴン保護キャンペーンセンター
http://love-dugong.net/campaign/