山谷労働者福祉会館のなすびです。
喜納昌吉さんもパネラーになっているので、ご案内です。
昨年11月、僕達はフランスからクリストフ・アギトン氏を招き、当地での失業者運
動について話を聞きました。その中でも言及されていたのが、「アタック」(ATTAC=
市民のために金融取引に課税を求める団体)です。
今回、そのATTACの執行委員長ベルナール・カッセン氏が来日し、新自由主義グロ
ーバリゼーションに対するオルタナティブ運動について講演があります。しかも、討
論での日本側からのパネラーが、鎌田慧、松井やより、喜納昌吉。おいおい、どうし
てこれがアナウンスされていないんだ?
ということで、転載歓迎だそうです。
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【転載歓迎】
=== 東京日仏学院シンポジウムのお知らせ ===
― 社会的なグローバル化を求める市民の闘い ―
■■ フランスからベルナール・カッセン氏を迎えて、 ■■
■■ 鎌田慧氏、松井やより氏、喜納昌吉氏による討論会 ■■
日時:2001年5月10日(木) 19時より
場所:東京日仏学院
新宿区市ヶ谷船河原町15 電話: 03-5261-3927
(JR・地下鉄飯田橋駅より徒歩10分。外堀通りを新宿方面に直進、
ガソリンスタンドコスモ石油の手前の道を右折して約30m)
参加費:無料
■トビン税とATTACについて
1997年にフランスの月刊誌「ルモンド・ディプロマティーク」にイグナチオ・ラモ
ネが寄稿、「市民のために金融取引に課税を求めるNGOを地球規模で作る」ことを提
案。この文章に対して、市民団体、労組、雑誌などのジャーナリズムから多くの意見
が寄せられ、いずれもこのイニシャチブを支持するというものだった。こうして誕生
したのがATTACである。
ATTACとは、「市民のために金融取引に課税を求める団体」の略語であるが、文字
通り「アタック」つまり、新自由主義的なグローバリゼーションへの市民の「アタッ
ク」である。
1998年3月には、賛同団体、個人が「ルモンド・ディプロ」のイニシャチブで初め
て会合を持つ。目的はリベラリズムのヘゲモニーを断ち切ること、そのために目標を
定めたオルタナティブを提示することで合意した。目標は、金融取引に課税するトビ
ン税導入に定められた。これは、少なくとも経済的不安定と社会的不平等に制限を設
ける手段として提示できるオルタナティブであった。
トビン税とは、カナダのノーベル賞受賞者である経済学者トビンが提案したもので
、国境を越える金融取引への課税により、地球規模の不平等を解消していこうという
ものである。今日、私たちはどんな小さな買い物にも税金を払っているのに、金融商
品という莫大な金額の買い物が、全く課税されることなく、企業が多額の利益を得て
いることへの異議申し立てとして、トビン税を広める動きはフランスを越えて、特に
第三世界に支持者を拡大していった。
1998年6月には、綱領が定められ、執行委員長には、今回来日するベルナール・カ
ッセン(ルモンド・ディプロの編集長)が就任することになった。1998年12月には、
ATTAC加入者が5000人を超え、トビン税導入への賛同署名が11万人に達した。2000年
2月には、加入者が2万人を超え、その出身国は16カ国に増えた。2000年4月の段階
での加入者は21900人、うち個人が20979人、団体が921(うち労組が462、市民団体が
291)となっている。
今回は、日本ではまだ知られていないATTACとトビン税について、ベルナール・カ
ッセンが講演をし、日本でのATTACの可能性を探って、鎌田慧氏、松井やより氏、喜
納昌吉氏による討論を行います。皆さんの参加をお待ちしております。
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なすび <nasubi@jca.apc.org> 山谷労働者福祉会館 活動委員会
東京都台東区日本堤 1-25-11 電話・FAX:03-3876-7073
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