Date: Thu, 3 May 2001 00:25:03 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 3845] [aml]オーバービさん憲法メッセージ
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 3845
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Date: Tue, 01 May 2001 04:07:36 +0900
 From: 和田 喜太郎 <YRX00535@nifty.ne.jp>
 Subject: [aml 21786] オーバービさん憲法メッセージ
 

◆恒例となりましたが、チャールズ・オーバービーさんの憲法記念日メッセージです。
日本事務局の勝守寛さんから訳文を送っていただきました。
「主権者であるすべての日本の市民の皆さん」あてのものですので、あらゆるところで
ひろげ、紹介して下さい。それがオーバービーさんの本意です。
原文が欲しいとか、その他のことは勝守さんに問い合わせて下さい。

◆ところで本日はメーデーですが関西各地は前倒しで28日にやりました。5月1日に
やるのは大阪と京都です。大阪では連合系が大阪城公園、全労連系が扇町公園、全労協
系が中之島公園となっています。5・3憲法集会(天神橋六丁目・住まい情報センター
ホール)のビラ配りに行こうと思っています。
 
◆話しは違いますが、浅田次郎の短編集『歩兵の本領』がでました。戦前の軍歌「歩兵
の本領」は今の自衛隊でも最もよく歌われている軍歌だそうです。フシは『聞け万国の
労働者・・・』というあのメーデー歌と同じです。そういえば軍歌と労働歌と勘違いす
る映画シーンが昔あったのを思い出します。
01/05/01  和田

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2001年憲法記念日に際し
主権者である日本の市民の皆さんへ

                          「第9条の会」創立者チャールズ・オーバーピー博士よリ
,
 今回の私のメッセージは、日本で第9条の存続と成長を求めて平和活動をしてきた人
々だけに向けたものでなく、主権者であるすべての日本の市民の皆さん、第9条につい
てあまり好意的でない人々も含め、すべての皆さんに向けたものです。
一体、第9条を死刑にしたり、暗殺することが、日本および地球という惑星全体の将来
にとって、最も有益なことかどうか真剣に考えてみましょう。

 私たちの最愛なる貴婦人のような「第9条さん」の54歳の誕生日、2001年5月
3日にあたり、「第9条さん」がこの地球上において益々健康で力強く輝くという希望
に満ちた期待を、あなた方とともに共有できればと心から願っています。
残念なことに米国と日本の政府は、第9条と呼ぶこの美しい「女性」の英知に対し、数
十年にわたり繰り返し辱めを与えてきましたが、最近になって遂に最終的な「死刑宣告
」を命じるようになりました。

 日本の市民の皆さん…憲法には、主権者はあなた方自身であると明記されています。
したがって、私たちの地球上で「第9条さん」に対する死刑を執行猶予できる能力を持
っているのは、日本市民のあなた方だけなのです。

 米国が提案し主導的立場で、オーウェルの小説のようなまやかしの言葉により、19
97年に発足した日米防衛協定ガイドラインの中に、貴婦人「第9条さん」に対する死
刑の命令が入っているのです。日本政府は、米国の国益と目的のための言いなりになっ
て、日本は米国が始める戦争協力することを認めるという法律を1999年5月の国会
で通しました。

 主権者である日本の市民の皆さん… あなたたちは本気で第9条を葬り去り、それに
よって自衛隊の若者たち、多数の民間人とあなた方の土地までも、米国の国益のための
戦争に微用される準備をしたいのですか。

 主権者である日本の市民の皆さんすべてに… 第9条の死刑執行を明らかに迫ってい
る文書をお知らせするため簡単に引用します。米国の軍事シンクタンクであるランド・
コーポレーションは2000年の終わりに、報告書を提出しました。表題は『なすべき
任務:大統領当選者に対する外交政策と国家安全に関する超党派的報告書』で、その3
8ページには、米国のアジア政策について次のように勧告しています。『……米国は、
日本が自国の領土を越えて防衛範囲を拡大し、米軍と共同作戦をする能力を獲得できる
ように、日本における憲法改定の努力を支持すべきである。』

 ブッシュ新政権はすでにこのランド報告における見解のような強いシグナルを送って
います。ブッシュ政権は、第9条のとくに終わりの美しい11語(英文で)『国の交戦
権はこれを認めない。』にひどく脅威を感じていると思います。もし他の国々が、国の
交戦権はこれを認めないということに賛成したら、米国は殺戮と破壊をうみだして繁栄
している兵器産業をどのように保持するでしょうか。

 主権者である日本の市民の皆さん… どうか十分慎重に考えて下さい。あなた方は本
当に第9条と呼ばれるこの美しい「貴婦人」を葬り去りたいのでしょうか。あなた方が
これに『ノー』と答えて、「第9条さん」が死刑になったり暗殺されるのを阻止するた
めの非暴力的な行動をとってくださるように懇願いたします。

                      2001.4.18   チャック・オーバービー(訳文責 勝守寛)

               *************************

                     第9条の会・日本事務局 TEL:0568-91-0698 FAX:0568-91-0827
                                            E-mail:hiroshik@quartz.ocn.ne.jp



 
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