既にお知らせしてありますが、在日米軍駐留経費(いわゆる「思いやり予算」)違憲訴訟・東京の控訴審判決が4月23日(月)に予定されています。
4月23日(月) 午後1時15分〜 東京高裁813号法廷(地下鉄霞ヶ関)
(数秒で終わる可能性がありますので、お早めに)
毎年7000億円近い税金が、水産高校の実習船を沈めた観光兼用の原潜や、遙か太平洋をまたいで中国近海まで挑発行動にでかけている米軍に対して支払われています。
原判決は、「憲法上、個々の国民は、国費の支出の在り方や当否については、その有する選挙権の行使ないしその他の政治的活動を通じて関与していくことが予定されているというべき」と言っていますが、この論理では、国会で多数をとればどのような支出でも可能となり、司法はそれを是正することができないことになります。民意とまったくかけ離れた現在の国会状況を見れば、この論理はまったく噴飯ものであり、司法の自殺行為としか思えません。
まともな審理を求めた控訴審は、第一回口頭弁論即結審というまったく「お笑い裁判所」としかいいようのないものでした。さて、裁判官は、どのような論理の判決を書くのでしょうか。裁判官の質が試されています。たまには原告をうならせる緻密な論理の判決を書いて欲しいと思いますが、まあ、日本の裁判官に求めるのはどだい無理だとは思いますが……。しかし、裁判官というのは情け無い職業だ。
裁判長 近藤 崇晴
裁判官 合田 かつ子
裁判官 宇田川 基
是非、皆さまお誘いの上、この三人の顔を見に来てください。
裁判の後、弁護士会館502号室で今後の相談会があります。
続いて、外務省に対して情報公開請求を行います。それほど期待はしていませんが、裁判所よりは使えるかも。使わない手はないですね。
ということで、裁判は一瞬で終わるかもしれませんが、その後いろいろあります。是非参加を。年に7000億円、許せますか?
・「思いやり予算」違憲訴訟・東京
http://www.jca.apc.org/omoiyari/
・電子政府の総合窓口
http://www.e-gov.go.jp/